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本日は日本建築士会連合会の会議に出席するために、粉雪が舞う京都に出張してきました。
会議が始まる前に、そういえば行ったことのない場所に行ってみようと思い立ち、二条城へ。
ここ、世界遺産に登録されてたんですね(笑)
二の丸御殿の回廊式に連なる平面構成は、まさに武家社会における拝謁や生活の様式を、空間ヒエラルキーに置き換えた形式そのもの。
よく考えるとそれを支える多くの人々のサービス部門がなかったけれど、それはもう取り壊されちゃったのかな。
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会議では京都大学の高田光雄先生による基調講演「京都の景観から考える地域のまちづくり」を拝聴。
京町屋の定義である、まち=いえの集合、いえ=まちの要素を再確認した上で、現代のマンション紛争や景観政策、まちづくりのプロセスをデザインするシナリオアプローチの手法など、興味深いお話が盛りだくさん。
なかでも特に心に残ったのが、異なる価値観や利害を持つ人々とプロジェクトにあたるときの心構え。価値調整型のアプローチではなく、価値共有型としたほうが将来像を語れるということ。意思決定を早く決めすぎず、いろいろな選択肢を残して最低限のことだけを決めることの大切さ。
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地域のまちづくりの問題に対し、活動主体の取り組みを外部から専門的に支援する、支援主体としての建築家にかかる期待と役割を深く痛感し、襟を正す思いに。
まちづくりのことを離れても、社会でいろいろなことに役立つような、深く考えさせられることが多かったなあ。
夜は高瀬川沿いの料亭へ。
素敵なお庭を眺めながら全国から来た多くの人と意見を交わし、おいしくお酒をいただきました(笑)