2014年
12月
28日
日
師走なので
師走なので、東京に個展を見に来ました。
年末には東京駅も話題を振りまいてくれました。
開業100周年記念スイカで大わらわだったとか。
発売前にデザインした社員の方の記事を新聞で読んでいたので、こんなことになって苦笑いだったでしょう。
デザイナー冥利に尽きますよね。
私は普段電子マネーは全く使わないけれど、1枚くらい持っていてもいいなと思いました。
個展を見に行く前の感覚って、好きです。
自分の感性の鞘当てをするようでもあり、世の中の気分をつかもうとするようなところもあり。ちなみに私は自分の世界に入ると無口になる人なので、一人がベストです。
外苑前のワタリウム美術館で磯崎新展、北参道のGAギャラリーで設計のプロセス展を見てきました。
磯崎さんの建築以外の活動、あの時代の他の分野の表現者たちがみんな磯崎さんのところに集まっていた感じ。キレがありました。
設計のプロセス展は現在進行中の模型がガンガン置かれているスタイル。
うますぎないボロボロの模型が、まだまだ試行錯誤しながら動いていることを物語っていました。
館内写真撮影ができないのが残念ですが、興味のある方はのぞいてみてください。
その後は忘年会のため横浜に。
いや~、便利になりましたね~、北参道から副都心線と東横直結で横浜まで30分!
神宮前の辺りを一人でウロウロするのが好きだった自分としては、学生時代にこうなっていたらな~と。
まあまた来ます。
それでは皆さん、良いお年を!!
2014年
12月
16日
火
宅地建物取引主任者講習
今日は朝から一日、宅建主任者の更新講習でした。
自分の仕事は建築家なので直接不動産の売買を手掛けるわけではないですが、実務知識を補完してクライアントに良いサービスを提供するためにすごく役立っています。
弁護士による判例を用いたトラブルの説明はすごく勉強になりました。
隣人関係、賃貸退去時の現状復旧、契約解除や違約金など、誰もが直面する問題たち。
思ったのは、マイナス側の情報こそお客さんに徹底して伝えることの重要さ!
当たり前といえばそうなんだけど、不動産業者にとってはそれで客が手を引いちゃうと思って深く言わない人もいる。だけどそれは建築も同じで、現実をしっかり受け止めなければいけない職業なんだからそれではいけない。
マイナスも含めたすべての情報があれば、より客観的に判断できるし、新しい方法も考えてみるきっかけにもなる。書面にも残せば、双方何かあった時の証拠にもなってリスクヘッジの役に立つ。
いかにフェアになれるか、ダルガリータにならないように気をつけるかがポイントです。
他にも諸々あったんだけど、最後の税理士による税制の講義を聞いていて、なんだか本当に税金を徴収されるようデザインされているんだな~と感じてしまいました(笑)
特例とか経過措置とか色々あるんだけど、それでもなんとか効率よく税を徴収しようという意志が強すぎ。選挙が終わって法案が通りやすくなるって税理士は喜んでいたけど、やっぱり相続税とか固定資産税とか日本特有の生活者を直撃する部分をもっと何とかしなきゃ。
取引に関わる税だってもっと安くすれば、もっと活気がでるはず。人口に対し建物が余り始めているんだから、一人が2軒持てる社会をつくったっていいはず!
「女性が子供を産めて働いて活躍できる社会」てスローガン。
分かりきった話なんだけど税金を払ってくれる役割の人を増やしたいってイメージがよぎってしまう。
そこまでギチギチに歯車つくろうなんて寂しいな。
明るくおおらかな部分もある世の中で在りたいよね。
2014年
12月
15日
月
選挙
昨日は選挙でしたね。
皆さん投票しましたか?
選挙会場の近所の高校に行くと、寒い体育館で市の職員がストーブも焚かずに受付作業をしていました。
ご苦労さまです。ミスがあれば責められるし、遅ければ怒られて、人力で大変です。
結果は自民党の圧勝でした。
静岡は元々保守王国とはいえ、前々回の選挙では民主一色になったり。
元々ものづくり産業が多いので、労組の力も結構あるのかなと思ったり。
選挙速報を見ながら、候補者の経歴を眺めてあれこれ考えるのが実は好きです。
そんな中、3区(中遠)と6区(伊豆)で自民と民主がデッドヒート。
同世代対決、王国に挑戦のがっぷりよっつの戦いが繰り広げられていました。
自分も候補者と同じ年代。政治家なんかよくやるな~という人もいますが、
やっぱり人生かけて戦っている姿は刺激になります。
そういえば今になって思うと、車で運転していると信号待ちするような場所や減速する場所には必ず政治家のポスターが貼ってあった気がする。ひとたび伊豆に行こうものなら、お目当ての用事以外に何人もの情報を摺りこんで帰ってきて。
選挙参謀の目線からすれば、こういうところで脳に刻み込ませてからその道が集まるところで街頭演説を仕掛けたりするのでしょうが、同じく対立候補のポスターも堂々と張っているお蕎麦屋さんなんかみていると笑ってしまいます。
自分の事務所を持ち、経営者のはしくれになって、子供を育ててみて、
やっぱり意識が変わりました。
人には欲望があるから、潤ったって格差はなくなりません。
上から下に富の分配が起こる前に、上でしっかり貯め込みます。
復興需要で職人がつかまらないというけれど、いままで千円で下請けに作ってもらっていた部品を、景気がいいから来月から二千円で作ってよとはなりません。経済とは利益を追求するもの。
人を救うには別に倫理が必要です。
今は本当に社会の過渡期だから、新しい折り合いの付け方をつくらなければなりません。
お年寄りと出産子育て。死に向かう者と生まれてくる者を一緒に考えることはできません。
福祉福祉と連呼する人には、丁寧さと同時に人間の傲慢さも見つめて欲しい。
自分の権利を主張し、しがらみから逃れ、好きな時間の確保と行動に邁進する人生。好きで作って産んだ子供なのに、育てる段になったら支えてくれないとのたまう人々。そりゃ支えられないだろうな、好かれてないもん。支えることを強要される側にとったら、それこそ新しいしがらみ。
その前に君たちは周りのために自ら何をしたのか、全部が全部社会のせいというなら甘ちゃんすぎる気がする。本当に大変な人々は確かにいるけど、支えてファシズムが蔓延するのは違うと思う。
求めるなら貢献する。当たり前なことを忘れないでいたい。
自分の家を自分で守る、職場を守る、国を守る。そんなことは当たり前なのに、今だに平和ボケが甚だしい。アルジェリアの人質事件で国際諜報の舞台にまともに立てない事が赤裸々になったのに、特定秘密保護法にグダグダ言ってる政党がいる(これは別に自由)。
忘れてはいけないのは、どんな世界であれ最前線の現場は常に厳しい凌ぎ合いだということ。後ろから銃で撃つような真似をされたらとてもやっていけないのです。会社を代表して取引の交渉に向かう営業マンを、他の社員が裏切っていたらどうなるでしょう?普通は背任罪で捕まります。
自分たちの息のかかった奴らが逮捕される目にあいそうだから、無知な国民に対し治安維持法の再現などと煽ってる人達には共感できません。
小笠原のさんご。そもそも小笠原諸島って世界自然遺産ですよね。あの海も含めて、世界の人類のための大切な遺産なんですよ。中国への対応があのレベルってどうなんでしょう?逆に日本の建築業者の一団が、外壁材として高く売れるからって言って万里の長城の石を取りまくったらどうなりますか?相当なことがおきますよ。もちろん日本人はしませんけど。
まだまだ甘く、まだまだ緩い。それでも厳しい社会の中で、人間達は生きていく。
実績があっても、ダメそうな人はバンバン落ちる時代になりました。
新しく議員になった方々、本気で頑張ってください。
ひとつひとつ整理して考えてください。
は~、なんか書いちゃった。
2014年
11月
22日
土
JIA東海設計競技二次審査
今日は東海設計競技の二次審査が名古屋大学ES総合館で行われました。
いつもみんなが遠くからご苦労様と言ってくれるんですが、実際は静岡から名大まで一時間半。
全国で考えれば近いもんです。
名古屋大学はここ最近ノーベル賞が続いた勢いなのか、構内にはどんどん新しい建物ができ続けています。
ちなみに建物のガラス張りの部分はノーベル賞ギャラリー。そして前の道はノーベル賞通り。
こんな通り、世界でもそうそうありません(笑)
さて審査はというと・・・。
いや~、やはりライブの公開審査は違いますね~。
直に話を聞いてみると以外に評価が伸びなかったり、逆に代役で来ていたのに見事一般の部で金賞に輝いたり。
まさに生き物の白熱した3時間でした。
個人的には横国の後輩が学生の部で金賞になり
嬉しかったです。
皆さん本当にご苦労様でした。
2014年
11月
16日
日
高校サッカー選手権
とうとうこの季節がやってまいりました。毎年毎年ソワソワする11月半ばといえば・・・
そう!選手権の静岡県大会決勝です!!
高校の友達を朝一で誘って東京から呼びつけて(笑)、やって来ました静岡スタジアムエコパ。
我が母校の藤枝東が連覇をかけてここまで上がってきました。
対するは宿敵、静岡学園。
何度も何度も飽きるほど戦うこの両校。なんとか勝って欲しいと願い15分遅れで駆け足ゲートイン!
お~やってるやってる~。良かったまだ0-0だ。
しかしエコパ相変わらずデカイ。高校サッカーにはもったいないかと思いきや、手前のメインスタンド側はすでにギッシリ。キョロキョロ見上げながらなんとか藤枝東正面に席を確保し、さあ観戦!
2階席が空いてると油断するなかれ!応援の声がガンガン響いて凄い!!(笑)
反対スタンドのこっちの方までビンビン伝わってきます。
今も変わらずあんなに一生懸命応援してくれてるんだと思うと嬉しくなります。
今や紳士淑女となったOB、OGの皆さんも首に紫色のタオルマフラーを巻いてたくさん観戦していました。試合も見ているんだけれど、あの生徒たちの姿を見ながら自分のことを見つめ直しているんだろうな・・・。
そのためにも頼む勝ってくれ~!!
と椅子に座りながらもグリグリ反応して動いてしまう自分の足。
試合の展開は静学が前半に1点先取。そしてそこから藤枝東が押しまくったり、奪われたり、激突したり、もはやがっぷりよっつの死闘の有り様。
そうなんです。準決勝までは自分たちのサッカーをなんて言ってられるけど、決勝ともなると最後は本当に勝利への突き抜けた執念のみ!
その強さで反応の早さ、出足の早さ、体中に電気が走っているような動きのキレが決まると言っても過言ではありません。
しかし静学も体の使い方がウマイ!
東も組織で守って足技封じて追いかけて。
決定機を掴むもボールが足元に収まらず、なかなか締まったシュートが打てずに、
終了間近のゴールも認められず・・・
ピーーーー!
負けた~~!!ぐわ~!
やばい、なんか泣きそう・・・。
頑張っても頑張っても届かない事があるっていうシーンを久々にまざまざと見た感じだ。
あ~。
でも、でも、でもでも、いい試合だった。
やりきってたと・・・思う、こればっかりはしょうがない。
だから立ち上がれ!全国での静岡学園の勝利を願おう!
と、もっともらしく書いてみたけど、本当は傷つき敗残兵のような気持ちの男二人。
帰り道、何か温かいもの食べて心と体を温めようと、
藤枝に戻って「あさはら」でラーメンをズルズルすする(涙)
はあ・・・、うまい。
癒される。
昭和三十年代から続く店の昔ながらの雰囲気にしばし無言で時が流れ・・・。
良かった。おばちゃん、ありがとう。
で、その後同じく地元の居酒屋へ。
気分を変えてしっぽり飲もうと思ったら、周りみんなサッカーの話ばっかり!(笑)
「あんたたちOB?何、見に行ってきたの~?ご愁傷様。」
から始まり、言いたい放題言われてグッサグサ来たかと思えば、
後から入ってくる客の全員が全員、
ガラガラ、「ダメだっけな~!」
ガラガラ、「負けだ負けだ~!」
ガラガラ、「バカ弱え~!」
・・・もうね、苦笑い。なんだこの街!!
まあ、それだけ愛されてるっていうことでしょうか・・・。
これはこれでいいもんだ。
逆に開き直って感傷も吹き飛んだ(笑)
毎年毎年の楽しみ。こういう気持ちを持てるっていうことに感謝。
卒業生で本当に良かったな~と感じた一日でした。
2014年
11月
11日
火
卒業制作審査会
今日は教えているデザイン学校の卒業制作審査会に審査員として出席してきました。
4時間ぶっ通しでしたが、楽しかったです。
2.7mの立方体を三つ組み合わせたインテリア空間を提案するという課題。
前期の授業から数ヶ月ですが、成長する子は成長しますね。逆にワンアイデアの子は相変わらずだったりもしますが、悩んだ分だけ密度の濃い提案になっているのは嬉しかったです。
みんなお疲れ様、頑張ったね~。
2014年
11月
05日
水
伊豆半島
やっと風邪が治りまして、声が出るようになりました。
とは言っても朝晩の冷え込みがきつくなってきたので、まだまだ油断大敵です。
最近仕事で伊豆に行くことが多いのですが、静岡からだと車で2時間から3時間、時には3時間半・・・、
ほんと別の国のような気がします。これなら埼玉や千葉にも行けちゃいますからね。
新東名や伊豆縦貫道を使えども、ひとたび半島に入れば野を超え山を越え、峠道をクネクネグリグリと。
標識を頼りにずっと頑張って走っているけど、やっぱり疲れるんでしょうね。戻ってくるとドッと重力を感じてしまいます。
昔の韮山が伊豆の国市、修善寺が伊豆市。さらに先には東伊豆町や南伊豆町、途中の道路標識には中伊豆もあってイズイズイズイズみんな伊豆が大好き。最初は混乱してたけど、最近は峠や尾根筋が分かってきて半島が小さな大陸のように感じてきたりもします。
ちょっと超えればいきなり海が見えてきたり、温かいと思っていたら急に高くなって涼しく(寒く)なったり。地政学的に考えても太平洋ベルトから独立している伊豆半島。今でも関東近県から訪れる人は多いけど、住んでいる人はどこに意識を置いて生活しているのかなと興味は尽きません。
ただ惜しむらくは食事する時の伊豆価格がもう少しリーズナブルになってくれれば・・・助かります(笑)
2014年
10月
31日
金
季節の変わり目
寒くなったり暑くなったり、変な天気が続くせいか風邪を引いてしまったようです。
熱がないのが幸いですが、びっくりするぐらい変な声になってしまい・・・、
電話をしていてももはや別人なんじゃないかってくらい声帯ブレてます(笑)
静岡は大道芸ワールドカップが雨の中始まっています。お堀を歩きながら帰ってくると、
遠くのほうでざわざわと。
雨でまだ少しさみしいけど、晴れて盛り上がってもらいたいですね。
体調悪いくせにブログを書こうと向き合ってみたけど、
なんだかとりとめなくなりそうなので、こんな日は早く休むとします。
皆さんも体調管理にはお気をつけて。
2014年
10月
19日
日
朝比奈大龍勢
昨日は藤枝市岡部町の朝比奈地区で行われた朝比奈大龍勢に行ってきました。
二年に一度の開催を心待ちに、普段とは考えられないくらいの人で大賑わいです!
地域の人や親戚、友達や会社の同僚を招いたり、同窓会をしたり。
ゆるく、ゆるく、演歌のBGMが本当に似合う素晴らし~雰囲気♫
私が初めて来たのはもう10年前ですが、段々若い人が増えてきたような気もします。
会場では、同じく朝比奈を愛する龍の娘さんとも偶然再会!
日経新聞や朝日新聞にも取り上げられていたように、しっかりTシャツとお菓子を販売してPR。
私も買いました!
農業を基本とした朝比奈の風土が残って、観光や活性化に結びついていけばいいね~と、しばし歓談。
こんなに集まってくるんだもんね。
何とかしたいよね。
朝比奈を車で通ると、殿のあたりにこんな櫓が立っているのを見たことがある人も多いはず。
そう、これが龍勢の発射台です。
10m位の棒の先に火薬をつけた龍勢を櫓に垂直に立てかけ、地上の離れたところから導火線で点火します。(下の方で人々が作業中です)
そしてシュー!という音と煙が一気に駆け上がり、発射!(発射の瞬間の写真は逃しました(汗))
あさひな~おお~りゅ~~う~せ~~~~~い。
さ~でました~りゅう~のたま~!でました~、でました~!と口上もノリノリです!!
この日のために準備してきた人達。感慨もひとしおでしょうか。
ゆらりゆらりと舞う落下傘を見つめながら、地域のこと、家族のこと、これがいつまで続くかなど、
いろんな思いがよぎって来ます。
今夜は皆でしっぽり飲んで、また来年、頑張ろう。
二年に一度というサイクルのお陰で、調度良い張り合いを持って日々が過ごせる。
とっても羨ましいお祭りです。
2014年
10月
12日
日
JIA東海設計競技一次審査
昨日はJIA東海設計競技のコンペ委員として、一次審査会の会場である名古屋市立大学芸術工学部に行ってきました。
特定秘密保護住宅という課題に対し、一般の部に28作品、学生の部に33作品が集まりました。
まあ私の場合今回審査員として参加するわけではないので、お気楽と言っては変ですが、その分客観的に眺めることができました。
一応写真係です(笑)
会場には、建築を学ぶ学生の皆さんも多数見学に来てくれました。
どんなところに注目するか、考え方や表現の評価をどう位置づけるか。審査委員たちの白熱した議論に耳を傾けていました。
だいたい良さそうな作品はすぐに目につくんですが、あとちょっとの作品に対し評価が分かれていくという感じですね。
とりあえず立ちっぱなしだったので、足の裏がパンパンになりました(泣)
ところで大学前のバス停が道路の真ん中にあるスタイルだったんですが、こういうのって一般的なんでしょうか?
初めてで驚きました。降りたら真横をビュンビュン車が走っていくので、柵があるとはいえちょっと怖かったです(汗)
二次審査は11月22日、名古屋大学です。
活発な公開審査になることを期待しています。
興味のある方はぜひ来てください!
2014年
9月
24日
水
勝沼
先週、山梨の勝沼にぶどう狩りに行ってきました。
上の写真の緑の部分は全部ぶどう畑です。
今がシーズン真っ盛り。大地から熱気を感じます!
とても甘くて冷やして食べるとさらに美味しいぶどう達。
特にロザリオビアンコ、甲斐路は最高でした。
しかし食べ放題って難しいですね~。
そんなにお腹に入りません・・・。
段々、ただ口に入れる機械になってくる自分(笑)
B-1グルメのモツ煮も美味しかったです。
皆さんも是非どうぞ。
2014年
9月
17日
水
夢に向かって
今日は勉強会に参加して、素敵な方に出会いました。
まずは、
静岡の野菜・果物と世界のスパイスを使った瓶詰め屋さん、
しずおか✕セカイ✕ツナグLier の武馬千恵さん。
お洒落なジャムガールとして各種イベントでも販売され活躍中です!
皆さん是非イベントにも遊びに行ってください。
とっても美味しそうですよ~。
もう一方は
ナチュラルビューティーを目指す女性のためのサロン、
salon Alice の鈴木尚子さん。
オールハンドのリンパトリートメントはとっても気持ちよさそうです。
20代30代の内からやると、その後の健康に効果大だとか。
さらにお手製のナチュラルビューティースイーツのクオリティーがすごい!
これは女性の方は鷲掴みにされちゃうんじゃないでしょうか。
どちらも是非夢をサポートしてあげたい前向きな方々。
私も頑張らねば!!
2014年
9月
11日
木
ナインハーフ
最近、ナインハーフという映画を見ました。
今から30年くらい前に製作された、ニューヨークを舞台にした映画です。
画廊に勤める女が謎の男と出会い、だんだん倒錯した愛の形となり、最後は女がついていけなくなり去る
というストーリーですが(ネタバレはもう時効かな)、カメラワークがとても秀逸でモダンでした。
ミッキー・ロークの甘くザラッとした雰囲気に、離婚したばかりのキム・ベイシンガーがのめり込んでいく様子を、
街のいろいろな雰囲気を上手く使ったピクチャーフレームにキッチリはめ込んで紡いでいく手法です。
街角と路地裏、水辺と高層マンション。表と裏、昼と夜、賑わいと孤独・・・。
名前は知っていたのに何で今まで見なかったのかな。
タイミングってやつですかね。
そういえばこの頃製作されたニューヨークを舞台にした映画といえば、ウォール街が有名ですね。
マイケル・ダグラス。チャーリー・シーン。オリバー・ストーン監督が描く、若い野心と冷酷な欲望の世界。
これはもう強烈な印象があり、思春期を迎えた八木少年の心はものの見事に鷲掴みにされたものです。
実際その後ニューヨークに行った時に証券取引所まで行っちゃいましたから(笑)
今思えば、携帯電話やSNSなどのコミュニケーションツールが発達してない時の映画のほうが、
ロケ場所の選択や目線の追い方がデリケートで、心理描写のメタファーが工夫されていたのかもしれない。
つながりすぎない方がミステリアスな想像力が湧きますしね。
みんなといっしょになりきれない自分としては、こちらの方が好きですね。
2014年
9月
08日
月
仕事のスタンス
今日はちょっと真面目な話。
最近ホームページのレイアウトや内容を少し整理しました。
事務所開設から3年がたちましたので、自分の仕事に対する考え方伝え方を
見つめなおそうと思いまして・・・。
昔のブログの改行が若干ずれてしまいましたが、それはまあいいにします(笑)
日々少しずつ更新作業をやりながら、改めて大事だな~と再確認したことは、
良い建築を生み出すためには良い仕事が必要で、
良い仕事をするためには良い関係が必要だということ。
そして良い関係とは、お互いが客観的に公正な関係ということです。
誰かだけが一方的に得をするのではない、三方良しの精神です。
私もこの仕事に携わり、建築の世界で十数年。いろいろなことを見てきました。
共感できる人もいれば、首をかしげることもありました。営利や利害、保身の前では、
人は驚くほど貪欲で、傲慢で、弱くなるもの。無理しても長続きはしません。
カッコイイことの前に、とても大事な当たり前のこと。
「フェアであること」
ずっと自分の中にあります。
まだまだ小さな事務所ではありますが、このことを念頭に皆様と仕事に取り組んでいきたいと思います。
2014年
9月
05日
金
POST CARD
雨が降ったり止んだりしてると思ったら、さっきから
晴れ間が出てきて急に蒸し暑くなってきました。
それが影響したのかどうか分かりませんが、ポストカードを作っていたら、急にプリンターの給紙できなくなり、完全に作業が止まってしまいました。
うん、これどうしよう・・・って感じです(笑)
もう何をやってもだめなので、しばらく電源を切って死んだふり作戦をしてみることにします。
さて今日は太田造園さんが遊びに来てくれました。
作りこまない緑、というこだわり。共感です。
2014年
9月
01日
月
夏の終わりと秋の始め
昨日は8月最後の日。
家族と南伊豆の弓ヶ浜に行ってきました。
自分にとっては仕事で通った懐かしの土地。
新鮮な魚介類も喜んでくれて良かったです。
空気も爽やかで、雲もなんだか秋の雲。
服を着たままどんどん沖に向かってしまう息子に、
「そのまま行ったらカリフォルニアまで行っちゃうぞ!」
と言ったけど、よく考えたらニュージーランドの方向でした。
そして今日は9月1日防災の日。
息子の小学校では引き渡し訓練が行われ、迎えに行ったら
地域の他の学校もみんな一斉にやるもんだから大混雑。
警察は殺気立ってるし、人も車も行列でした(笑)
この日を境に夏と秋が力ずくで切り替る。
日本のすごさを毎年感じます。
2014年
8月
27日
水
ロゴマーク
図面枠に遊びで事務所のロゴを考えてみました。
木を表す象形文字と家屋を表す象形文字の立面図。
漢字の由来となる最も原始的で普遍的な意匠です。
よく他で目にするように頭文字のアルファベットを使うと、自分の場合はYとN。ニューヨーク・ヤンキース?
さすがにメジャーすぎて筆記体でも変でした(笑)
苗字に八本も木があるんだから、何か木が使えたらいいなぁ~と思ったり、縁起の良い八の末広がり感がどこかで出たらと思ったりして。お試しです。
ところで驚いたんですが、名古屋の市章も◯に八!
やれやれ・・・、文字一つ使うのもヒヤヒヤです(泣)
2014年
8月
23日
土
JIA静岡デザインフェア
今日は浜松の静岡文化芸術大学で行われた日本建築家協会JIA静岡デザインフェアに参加してきました。
午前中は天竜杉材を使った空間ワークショップ。
木の空間に縮尺を変えた人間を置いてみてスケール遊びをしました。
左は私が作ったものですが、小人にとっては大空間、ヒトにとっては住宅吹抜けレベル、巨人にとっては目の高さとまったく印象が異なります。
最初はドームをつくろうとしたんだけれど、大崩壊を経て木造コロッセオに変更(笑)
ついつい熱中しちゃってあっという間の時間でした。
2014年
8月
19日
火
ポートフォリオ
ポートフォリオをまとめていたら、お盆が終わってしまった・・・。
今までのプロジェクトを一連の流れで眺めてみると、
改めて自分の感覚が客観的に見えてきました。
ただこの作業、一気にやると本当に大変。
本当に必要なことを抽出して表現する行為って
もう一度設計の海を泳ぎ切るようなものなので。
いつでも人に見せられるよう、なるべく側に持っています。
こちらはATELIER.Fのページ。
基本シンプルに見開きです。
2014年
8月
07日
木
ATELIER.F
WorksにATELIER.Fを追加しました。
この計画に着手したのが2年半前。この2ヶ月でギュッといきました。
模型も全部出来上がった後で、画材屋さんから注文していたボードが届きましたと電話が来ました。
一応、取りに行きます(笑)
2014年
7月
13日
日
軽井沢建築ツアー4
軽井沢本通りを挟んで、ギャラリー桜の木にやって来ました。
1.5階程度の高さの可愛らしい建物。この開口部のデザイン、一時期建築学生達がこぞって真似していたことも・・・。2007年完成、設計は中村拓志さんです。
この建物を見たかった理由は、小部屋をたくさん設け、壁を極力薄くした木造であるということ。そして開口部が連続しておもしろいパースペクティブを体感できる。で、あろうと以前雑誌を読んでから思っていたから。
築7年ともなると、木の外壁も塗装拭き取り仕上げを施しておいても焼けてうっすらグレーになってきます。
でもこれ、自然なことなので私は全然ありだと思っています。
もし木の素地で仕上げた場合で、ホコリが付着して汚れたと思った方は試しにデッキブラシでこすって見て下さい。驚くほど落ちますから。所詮自然の世界で自然素材を使って起きたこと、気にしすぎないのが自然です。
スタッフの方にお話を伺うと、「生活の中の美術」をコンセプトにしており、それなら様々なシーンで提案できるようにと小部屋をたくさんつなげたプランが中村さんから出てきたとか。
小部屋の仕上げも、それぞれ違っています。
木の壁に和紙を貼った部屋もあれば、パンティストッキングのようなガーゼを貼った部屋もあり・・・。
中村さん自身で言っていたガーリーさがあちこちと。
ちなみに右の写真の上の小窓4つは空調吹き出し口。
設備が見えちゃうと雰囲気ぶち壊しですからね。可愛くこだわってます。とは言っても、小部屋が多くタレ壁で仕切られちゃうのでなかなか空調の効きが悪いのが悩みの種だとか。
でも皆さんこの建物をすごく気に入っているようで、こっちも見て下さいこっちもとノリノリ。チャーミングな人なんです。
建築を好きな人を見ると嬉しくなっちゃいますね。
いつか自分のお客さんが絵を欲しいって行ったら、ここに連れて来ちゃおうかな(笑)
ま~、しっかしよく降る雨ですな~。
標高の高い軽井沢、寒くなってきちゃいました・・・。
なんか暖かいもの食べたい!お腹に入れたい!
確か担々麺があったはず!
という願望とおぼろげな記憶を頼りに、星野エリアのハルニレテラスへ。2009年完成。設計は東利恵さんです。
近年ではランドスケープ専門のオンサイト計画事務所と組んだり、リゾート運営の達人として星野リゾートさんの事業も大きく飛躍しました。今では全国展開ですが、発祥はこの地で100年前に開いた「星野温泉」が元祖とのこと。
さて川沿いの緑道を通り「森に浮かぶ小さな都市広場」へ。連続するデッキに面し、いくつかの棟がランダムに配置されています。
私もお店を探してブラブラと・・・。コーヒーにパン、家具にセレクトショップとひと通りのおしゃれショップ。
そしてお目当ての担々麺はというと・・・、は~温まる。うまし。
さて、落ち着いたところでまだ少しだけ時間がある。
せっかくだからとテラスのお店に頼んで送迎バスを呼んでもらって、すぐそばのホテルブレストンコートへ。
そう、お目当ては石の教会です。
ちょうど今現在挙式が行われているとのことで、見えるとこだけ、可能な限りの見学。でもなんとか見させてくれようとするところ、ここのスタッフの方ってエライなあと思います。普通にべもないとこ多いですからね。
さて、アプローチから石造り。
凄い、気の遠くなるような石積み・・・。
これはいったい、いつ?誰が?ってかどうやって?
もしや戦前とかに土着的宗教かなんかで大人数でなかば奴隷的にやらされたのでは・・・、なんて変なイメージがよぎるほど唖然とする工作物。そもそも教会の構造はコンクリートということでいいんでしょうか。
で、調べてみました。
なんと完成は1988年バブル真っ盛りじゃないですか!でもこの時代に超オーガニック建築・・・?
いやこんな景気のいい時代だからこそ、これだけ手間とお金がかかることをやれたというべきか(笑)
設計はアメリカのカリフォルニアの建築家、ケンドリック・ケロッグ氏。UCバークレーなどで建築を学び、自然との調和や地形の特徴を活かした作品を生み出しているそうですが・・・、もうね、軽井沢の土地から生えてるみたい。
土地の起伏をそのまま利用しているから、移動重心も低いです。外観上基本全て石ですから、思ったより威圧感のようなものも感じます。一般の人の中では、もしかしたら好き嫌いが別れるかもしれません。
ただ、これはこれで有り。
だって建築をやってるカップルで遠くからわざわざここに来て結婚式を挙げる人たくさんいますからね。
残念ながら中は地下から階段を覗くことが精一杯。
一階は次回のお楽しみとなりました。
さて、今回のツアー記事はこれで終了です。一ヶ月もお付き合い下さりありがとうございました。
これ以外に見たものもありますが、タリアセンとか私の趣味に合わないものは割愛します(笑)
今度は千住博美術館なんかも見たいですね。
ところで。
私はこうして自分が見た建築の感想なんかもブログに書いていますが、建築家の中には、自分の作品以外は歴史的なものやよほどのものじゃなければ登場させないという人もいます。
作り手として気持ちも分かるし、営業戦略上目移りされても困るのでしょう。
ですが私は昔、演劇をやっていた頃、よく見に来てくれた人に「八木君の作品以外に、他におすすめの演劇とかある?」と聞かれたことがあり、その時は「なんだ失礼な!」とカチンと来たけれど、後になってから、そうかこの目を通しての評価を純粋に知りたいということか、と思い至ったことがあります。
なので、もちろん自分の作品を思う存分語れれば一番ですが、見たもの感じたものについても、出来る限りこだわらず、オープンな気持ちで書いていこうと思っています。
自分の勉強でもありますが、せっかく好きな建築なんですから、共有してもらえたら嬉しいですしね。
そんなスタンス、この機会にちょっとだけお伝えさせていただきました。
今後共どうぞよろしくお願いします。
2014年
7月
07日
月
軽井沢建築ツアー3
二日目の朝、ホテルの8階の部屋からパチリ。なぜか宿泊は北軽井沢(群馬県)、観光は軽井沢(長野県)。
昨夕は浅間山の溶岩がゴロゴロしている鬼押出しを横目に、一応軽井沢と呼ばれるエリアを走ってきました。
寝ぼけ眼に外を見てみたら、見渡すかぎりの原生林・・・。
軽井沢って大自然(田舎)なんですね。
さあ、この旅行記もやっと二日目(笑)
今日も生憎の雨ですが、張り切っていきたいと思います。
まずは聖パウロカトリック教会。写真も雨に煙ります、ご容赦下さい!
設計はアントニン・レーモンドです。
1935年、英国人のワード神父によって設立されました。
傾斜の強い三角屋根と大きな尖塔が特徴的なこの建物、なんとなく東欧の建物をイメージさせるな~と思っていたらそれもそのはず、レーモンドはチェコ出身。プラハで建築を学んでアメリカに渡ったんでした。
ちなみにレーモンドの師匠は巨匠フランク・ロイド・ライト。
第一次大戦後に帝国ホテル建設の為にライトと共に来日します。
その後日本で独立し、多くのモダニズム建築を残しました。
私も大学時代に設計の授業で、レーモンドの不二家ビルを改修する提案をしたことがあるので親近感があります。
ついでに言うと、このレーモンドに師事したのが吉村順三で、吉村順三に師事したのが昨日お会いした益子義弘先生。
こんなところに連綿と続く建築家の系譜があるのでした。
といっても本人たちにとってはこの系譜が必ずしもいいことばかりでなかったりもするようで・・・。
レーモンドに関して言えば、ライトの影響があまりにも大きすぎてそれから抜け出すのに苦労したとか。
自身の境地を開いてからはモダニズム建築の最先端を走るようになりますが、どことなく伺わせるものも時に会ったり。
日本の様式との出会いも大きかったと思います。木造や、市松模様も大好きですしね。
さて、お次は脇田美術館にやってきました。
といってもアールの建物が目的ではありません。
お目当てはその横にちら見しているこの建物。
柱で建物が宙に浮いている、吉村順三が設計した脇田山荘です。
1970年、西洋画家・脇田和のために建てられたこのアトリエ付住居は、コンクリートによって木造の居住部分が地面から持ち上げられ、庭のコブシの木を扇の要として「く」の字プランが30m余りに渡って伸びています。
抽象画を描く画家ですから、こうして世間から少し切り離した感覚も必要だったのかもしれませんね。
中庭より
さきほど美術館の建物本体お目当てではないように書いてしまいましたが、もちろん美術館もいいです(笑)
大前提で脇田先生の絵はなかなかいいです。というかかなり。私、おもわず作品集を買っちゃいましたから。
なんだろう、熱があるというのかな。それもシルキーな泥が60度位の温度であるような感じ。
東京芸大の版画科で教鞭をとっていたということですから、同じく東京芸大の教授だった吉村さんとの縁はそのあたりでしょうか。とてもダンディーな方です。
ただ今回残念だったのは、山荘の木の外壁が薄いグレーで塗装されていたこと。後で出来た隣の美術館に合わせたんでしょうか・・・?
まあしょうがないといえばしょうがないんですが、作品集を見ると、竣工当時は杉板の素朴な味わいが雪景色に映えてとても綺麗でした。
旧軽銀座の俗っぽいところには目もくれず、お次は近くのとあるギャラリーへ・・・。
2014年
7月
03日
木
軽井沢建築ツアー2
ツアー1日目の午後、雨の中、軽井沢の三笠に到着。東京藝術大学名誉教授の益子義弘先生が設計した三笠の山荘を見学させていただきました。益子先生のご厚意で、現地でご自身による解説までして下さいました。
この山荘は元々企業の保養所として、グループや家族、仲間内で気軽に利用できるような施設として計画されました。
緩い勾配にカエデの大樹が茂るエリアには、テラスを廻らした長い平屋建ての建物がゆったりと横たわり、北側の高低差のあるエリアには、半地下を持つ立体的な建物が配置されています。
木立が生い茂る広い敷地の中で、大きな一棟とせずあえて二棟に分けることで、利用形態と環境に配慮した施設になっていますね。
雨の中ですが、二棟の距離感がとても気持ちいい状態であることはすぐ分かりました。
立面的にも、壁面が木々の間にそびえ立つこと無く、出来る限り軒を落として屋根がそっとかかっているように配慮したとのこと。
各棟共にロフトを設けた、8寸勾配の屋根が秀逸でした。
この作品を初めて拝見して一番最初に思ったことは色気があるということです。
もちろんそれはいやらしさとかいうものではなくて、上品で女性的な、落ち着いた中で感じる優しさや華やぎのような感じです。ちょっとべた褒めでしょうか(笑)
でも、大好きになりました。正直に。
目に入るシーンが連続して動画として美しいのです。
軽井沢の気候条件として、冬はとても寒く、また夏は意外と湿気も多く蚊だって出ます。
風除室を設けたり、障子や戸フスマ、熱効率を上げるための大きすぎない広間や暖炉、コンパクトな寝室に湿気対策の空気循環など、芸大の先生だからといって変にこだわること無く、極めて合理的に空間をさばきながらも、木や漆喰、石という自然素材でここまでできるのかと本当に勉強になりました。
造り付け家具の設え、階段のディテール、手作り照明など、ひとつひとつの要素を紡ぐことの大切さを感じました。
益子先生の人柄も本当に素敵で、この夜は遅くまで一緒に飲み語らってしまいました(笑)
2014年
7月
02日
水
草薙現場見学
今日は日本建築家協会JIA静岡で現場見学会。草薙総合運動場体育館です。構造ができ、これから板金で覆われていくところでした。
鹿島の現場所長さんから守秘義務についてお願いされましたので、あくまで外観から皆が目にできるとこだけ、出版を含め既に世の中に公開されている情報だけアップします(笑)
この建物は延床面積は13,500㎡で、地上部分がコンクリート造、下屋根は木造と鉄骨造、上屋根は鉄骨造という混構造の免震建物です。
設計は建築家の内藤廣氏。2011年の東日本大震災の頃に行われたプロポーザルで設計者となりました。
右の模型写真、ちょっと登呂遺跡を彷彿させますね。
できてからの偶然らしいのですが、もともとはプロポにあたりお正月にこたつで考えていて、ヤクルトの蓋から着想を得たスケッチが始まりだったとか・・・。
それから現在に至るまでそのフォルムがそのまま実現してるんだからすごいと所長さんは唸ってました。
静岡県は構造設計泣かせの県で(笑)、耐震設計に求められる地域係数が1.2と全国最高。
そのうえ公共体育館として重要度係数1.25が掛けられるので、全国の通常の建物の1.5倍の耐震強度が求められます。
なので構造設計では相当の苦労があり、最終的には木造部が載る楕円状リングのRC造とその下のRC造とを切り離す中間免震で解けたそうです。
木造も、決して無理はさせずに鉛直力だけを負担させ、大スパンで鉄を使うべきところは合理的に鉄を使っていました。256本の天竜杉集成材が頑張って上屋根を受けてくれています。
これからアリーナの天井は木造ルーバーで覆われ、壁の集成材と共に全てを木で包んだ空間になるようです。
来年春の完成を楽しみに待ちましょう!
2014年
7月
01日
火
フェイスブックのこと
今日の午前中にフェイスブックを閉鎖しました。
わざわざ改めて報告することでもないとは思いますが、急に消えたと思われた方もいるかもしれないので、この場を借りて一応ご報告です。言いにくい話なんですけどね・・・、ごめんなさい。
私の場合いろいろな場で実際に会った人と後からFBで友達になることが多く、昔の友人とも再会できたり良い面もあったのですが、その一方で怪しいことも結構あったりして、次第に距離を置くようになってしまいました。
まあ仕方がないと言えばそうなんですが、SNSって難しいですね・・・。スタイルも自分には合いませんでした。
更に最近、皆さんの中にも経験のある方がいるかもしれませんが、振り込め詐欺の釣りメールが続いたりしていて、情報管理にモヤモヤする日々を送っていたので、表示非表示の差こそあれ、これ以上個人情報の宝庫を放置し続けることはできないなと思い整理しました。
逆に迷惑をかけていたかもしれませんしね。
今は、清々しい気分です。
速報的な発信はあまり得意ではありませんが、自分なりに考えたことをちゃんと編集してから表現していきたいと思いますので、今後共このブログをよろしくお願いします。
2014年
7月
01日
火
第二課題講評
今日はデザイン学校の今期最後の授業として、第二課題の講評を行いました。
課題のタイトルは「夏の家」です。木立に囲まれた敷地に別荘を計画してもらいました。
ただ課題をやるにあたってはちょっと一工夫・・・。
前回の課題をやった結果、まだまだ空間のスケールを把握する取っ掛かりの感覚が掴めないという弱点が露わになったので、今回は、四畳半と同じ2.7m✕2.7mのスパンを縦横4スパンずつつなげたグリッドフレームをベースに考えてもらうことにしました。
構造的な骨格としても認識しながら空間スケールを掴んでもらいます。ただし柱を抜いたり、梁を取ったりすることは御法度で。
こう聞くと一見不自由そうに感じるかもしれませんが、家具の配置や、床、壁、柱、天井などの空間を構成する要素の配置次第で十分に豊かな空間が作れます。
世界観を持ったデリケートな調整が必要とされる作業を要求されるので、問い詰めれば奥深い課題ともいえます。
そして今日、最終的にできたものはというと・・・。
ま~、千差万別。
平屋ベースにガラスを多用してまとめたものもあれば、半屋外にしたり水を引いたり、2階建て、3階建てになっていったりと、ワールド全開です。どうやらいいライバル心もできているみたいで(笑)
今回は製作の工程や取り組みの意味を要所要所で何度も確認しながら進めてきたので、締切の方はほぼ大丈夫でした。と、偉そうに書いてみたけど、まあこればっかりはこっちが言ったからどうこうではないんでしょうね。やっぱり生徒のモチベーションが上がってきたことに尽きるのかな。
最初は苦しかったかもしれないけど、段々自分から工夫して、お互いに意見しあって切磋琢磨して、次の日の朝の人の作品にドキッとして自分もブラッシュアップしなきゃってプレッシャーを感じ今日も居残る・・・。
今も昔も変わらない、デザインの学生にとって思い出に残る日々なんでしょうね。
この学年の生徒たちに私が関わることはもう少ないだろうけど、応援してるよ。がんばれ!
2014年
6月
29日
日
富士山こどもの国
6月最後の休日、子供に水遊びをせがまれたので富士山こどもの国の水の国へやってきました。
園内はとっても広大なので、街の駅から列車に乗って水の国へ。天気も良く風も気持ちいいです。
初めて皆でカヌーにも乗れました。下の子が動いてちょっと危なかったけど(笑)、水の上を滑るように動く感覚って本当に安らぎますね~。
静かに、ス~っと・・・。
うってかわって左の遊び場は動!
円盤状のお皿が何枚も重なった水盤にハマったのか、子供は何度も何度もよじ登り、ワニさんしたり堰き止めたりと大忙し。
なぜこうも興奮するのか・・・。
水だけじゃないんだろうな。この造形が心を掴むんだろう。水路にちょっと嵌めこまれた石。決してピシっと完成されているわけじゃない感覚。
子供がグッと興奮してしまう感覚の世界の中には必ず何かヒントがあると、相変わらず実験のような目で見つめてしまう父でした(笑)
2014年
6月
19日
木
13歳のハローワーク
先日、作家・村上龍氏の著書「13歳のハローワーク」の公式サイトを運営している株式会社トップアスリートさんから、高校生を対象にしたマイナビ進学FESTA2014で社会人アドバイザーをしてもらえないかとの依頼があり、今日の午後やってきました。突然で驚きましたが、まあ私で役に立つならということで。
ツインメッセで午後半日やったんですが、来場者は1500人くらいでしょうか。
高校1年生の段階で来る子もいれば、もう少し上で切実に人生を考えている子もいたりして、子供ながらに様々です。
相談を受けながら思ったのは、自分が高校生の頃はこんなイベントなかったし、進路と言っても高校の進路指導室の本をパラパラ見たり赤本だったりで、具体的な職業選択のための情報が圧倒的に不足していたなということ。
進路(進学)選択と職業選択って微妙に違いますしね。若いなりに野生の勘で決めるしかないところもありました。
だいたい理系だから建築に進んだ訳じゃなく、理系として若干ズレてる自分が目指せるのは建築しかなかったというのが本音でしたしね(笑)
仕事の内容以外に職業を選んだきっかけや道のりなどターニングポイントの話をしてほしいとの事だったので、ちょっと自分の半生を振り返りながら話す感じになったのですが、自分のケースが果たして参考になるのか心配で「こんなんでいい?」となんども高校生に聞いてしまいました(笑)
でも悩んでいる若者を見ると、なんだか親身になっちゃうんです。これがまた。
なにはともあれ君を応援している人が世の中で今日一人増えたんだ!
ガンバレ!!
13歳のハローワークに掲載された先輩インタビューはこちらです
http://www.13hw.com/interview_pro/list.html
2014年
6月
11日
水
軽井沢建築ツアー1
6月5日~6日に、JIA(日本建築家協会)静岡地域会の「新緑をめぐる軽井沢建築ツアー」に参加してきました。
実は初めて訪れる地ということもあり、世に言う軽井沢とはどんなところかと楽しみにしていました。
残念ながら雨の二日間になってしまいましたが、良い建築に触れ、良い人と出会い、有意義な時間を過ごしました。
色々あるので一息にはいきませんが、何回かに分けて報告させていただきたいと思います。
まずは1日目、静岡から軽井沢に向かって北上する途中に寄った、八ヶ岳高原音楽堂です。
この建築は標高1565mの八ヶ岳東麓の地、長野県佐久郡南牧村に1988年の夏に誕生しました。
設計は吉村順三、アドバイザーに世界的ピアニストのスヴァトスラフ・リヒテル氏と作曲家の武満徹氏を迎え、音楽好きの別荘地のオーナー達の期待を一心に受け、本格的な音楽交流の場として建てられました。
八ヶ岳高原海ノ口自然郷の木立の間を抜けていくと、ぱっと土地が開け、八ヶ岳の稜線をイメージさせる六角形の大屋根が姿を表します。
地上1階地下1階、構造は主体が鉄筋コンクリート造で小屋組が木造となっています。
延床面積は1275㎡、ホールの面積は418㎡で最大250名の人数が収容可能です。
コンクリートの柱を建物の外に出し、そこに大屋根の軒を掛ける構成になっているので、内部空間には大きな柱がなく、非常にすっきりとしています。
逆に外部から立面的に見ると、ともすれば単調になりがちな大きな屋根を、この柱がリズミカルに支えるアクセントの役割を果たしていることが分かります。
ホワイエは建具や開口部の高さを全て合わせ、その上にぐるりと一周水平に見切りを設けてあるので、とてもスッキリとした印象です。
木板張りの天井も、面が複雑に折れ曲がっているので単調さを感じさせません。
ちなみにこの音楽堂で使われている代表的な木材は、カラマツ、米マツ、チーク、ツガ。折りたたみの椅子も、このために開発されました。
六角形を組み合わせた幾何学的な平面に対し、各所で木を丁寧にデザインし続けることで、統一感のある清々しい空間が生まれています。
人と人が集うホールとしてちょうど良いスケールとはこのことかと思いました。音楽を楽しむことはもちろんですが、結婚式をあげる二人にとっても、大切な人達に囲まれた温かい時間を共有できそうです。
周囲の木製建具廻りにもいろいろな工夫があって、全開口した時に建具枠が全て隠れるようになっていたり、残響時間を調整するために壁の仕上げ木を裏返してフェルト面を出すことができるようになっていたり・・・。
天井から釣られた手作りの照明器具も、大きさといいデザインといい素敵でした。
キャットウォークに登ったり、控室や楽屋など色々と見てきましたが、例え施工上ざっくりと木を張ってあっても、その構成自体がしっかりデザインされているので、結論的にはまったく粗さを感じさせない建築でした。
やはりこのあたりの感覚、吉村先生さすがです。
木の可能性を十分に感じ取り私の心も静かに燃えてきたところで、次は軽井沢に向かいます!!
2014年
6月
01日
日
屋根の上
猛暑です(汗)
今日は妻の実家の屋根に上り、軒樋のチェック。
屋根のすぐそばにヒノキが生えているから、ある部分だけいつも落ち葉で詰まってしまい・・・。
軒樋に保護ネットを乗せるか、思い切って木を切るか、ちょっと検討です。
庭も小屋を一つ取壊したら少し広くなったようで。
蔵の方まで一体的に少し手入れをしていきましょうと、秘密プロジェクトが動き出すかも?というところ。
さてその後はじゃがいも掘りです!
新じゃがですね~。
大好きです!!
息子はおじいちゃんと
よっこらしょ、どっこいしょ。
種芋の周りにぼこぼこジャガイモがなっています。
土の中から出てくるミミズや虫にも大興奮(笑)
そうそう、虫が一番舌が肥えてるからね~。
みんなで過ごしたいい時間でした。
そうそう、少し前にシャープペンのことを書きましたが、エススリーは使っていたらなぜか手首が痛くなってしまいました。
軽さに慣れていないのもありますが、書く時にプラスチックの筒から感じる独特の硬さがあるのかもと思い再検討。
伊東屋のヘルベチカシリーズの0.5mmシャープペンが頭をよぎり、いそいそとお店に向かい確認。
製図用ではないけれど、書く時に軸の奥でしっくりくるものを感じる・・・。ん、いい!購入です。
元々このシリーズの2mm芯シャープペンはチェック用に使っていましたがこれで2本目になりました。
そして0.7mmのシャープペンも、だんだんステッドラーの925-25に戻りつつある・・・。
持つとこ痛いって言ってたのに、やっぱりなんか線が違う。
そう、求めているのは目に見えない奥の感覚なんです。適度な重さと質感。痛くなければなおのこと。
あ~だこ~だ言いながら毎晩落書き続ける日々。
もはや妻は呆れてます・・・(笑)
2014年
5月
20日
火
第一課題講評
今日はデザイン学校の第一課題の講評を行いました。
高台に建てる祖父母と小学生の子供のための住宅です。
テーマとしては時世を含んでますが、とりあえず最初の課題なのでシンプルに周辺環境の条件を与えて、
個人の感性を見せてもらいたいというのが目的でした。
が、やはりまだ不慣れなのか当初は建物が大きすぎたり、ストーリーに引きづられすぎたり・・・(笑)
それでも自分なりのコンセプトと形を見つけ、決めていこうと悪戦苦闘の日々。
そして迎えた今日。残念ながら誰一人納期に間に合うよう提出することはできませんでした。
指定した図面仕様も勝手に解釈して変える始末・・・。
オレそんなことしろって言ってないよ?
お説教です(怒)
社会に出たら通用しません。相手にもしてもらえません。目の前で数千万円の仕事が逃げていきます。
来年から社会人になる子達なので、この点だけは厳しく言います。
当たり前の事を当たり前にやる。当たり前が何か分からなければ、言われたことを素直にやってみる。
作品を見てくれる人(お客さん)にデザイナーとして敬意を持って、厳しく律してもらいたいと思います。
この仕事は手抜きが視覚的に見えてしまう仕事、昨日までの自分の努力を裏切らずに頑張ろうよ。
講評の方は、とりあえず全員にプレゼンしてもらい全員でペン2本ずつ持って投票。
自分の作品の前に並んだ本数の意味を、帰り道に考えてくれるといいんだけど。
提出は泣きの延長ということで来週の授業始めまで。
私の採点はそれからです(笑)
頼むぜみんな!!
第二課題が始まるぞ~。
2014年
5月
17日
土
運動会
今日は息子が通う小学校の運動会でした。
自分が子供の頃と違って最近は春やるところも多いんですね。
始まったばかりのクラスが団結できているのかどうか、初めて校内に足を踏み入れ様子見です。
応援合戦に徒競走、大玉ころがしに玉入れと、クラスみんなで団結して取り組んでいました。
教育実習の先生たちも手伝ってくれてました。
さてうちの息子はどうかといえば・・・。
色んな意味で伸び伸びやっていました(笑)
朝一から取っ組み合いのケンカをし、競技中にはグラウンドの真ん中で大バトルして何度も女子に連行され、リレーの時にはコースの上で一人ぐるぐる回ってひっくり返っている。
息子よ、自由すぎだろ・・・。
おかげでなぜか私が母に説教されてしまった・・・。
あ~あ、このところお堀の周りを一緒にジョギングして備えてきたのにな~。
まあ、しょうがないか。
それに不思議とまた仲良くなっている子供たち。
こんなもんの時間を積み重ねて大きくなっていくのかな。
とりあえず元気。それだけは分かった一日でした。
2014年
5月
13日
火
アヤメ
妻が実家の石垣のそばに生えていたアヤメを飾りました。すっとしたタテの姿が美しい花です。
こういうものを見ているときれいな字を書きたくなります。
といっても筆で上手に書けるわけでもないんですが、それでも職業柄手を使って字や線を書くことは多いので、自分の手に合った文房具の追求には余念がありません。
特に製図用シャープペンシルは超重要で、もはや自分の手が描いているのかペンが描いているのか、ケチるわけにはまいりませんと、いろいろな遍歴を経てまいりました。
自分の場合、例え高価や有名なモノでもグリップ部分が痛かったり滑ったりするのが嫌でよく悩みました。中指のタコの皮が剥けそうになったり、変な持ち方になっちゃったり。
最終的には、ペン全体としては軸の途中に段差がない形態で、グリップが金属やラバーでなくプラスチックでギザギザしすぎてないものがないかなぁと思っていたら、先日とうとう発見しました!というか前からあったみたい!(笑)
PILOTのS3(エススリー)。0.7を購入しあまりにいいので翌日0.5も購入。しかも300円、いったい今迄なんだったんだという感じですが、ぺんてるのサインペン同様余計なものを省けばこうなるのかもしれません。
いそいそと書くことを探すこの頃です(笑)
2014年
5月
11日
日
照明探し
今日は照明の御相談。
改装を重ねた築100年の古民家のダイニングの照明を交換したいということで、一緒に検討しました。
松材の立派な梁があったり、囲炉裏付きダイニングテーブルがあったりと歴史を感じる一方で、住まいての現在の生活スタイルを考えて、逆にモダンなものの方がいいのではないかと思い、駿河区丸子のクラフトコンサートにご案内しました。
このお店では北欧の家具や照明を取り扱っており展示販売しています。来るだけでも癒やされるので、時々お邪魔しちゃうくらい(笑)。建物もちょうど古民家ですし、百聞は一見にしかずですからね。
要望としては、現在吹き抜け空間の天井についている照明を、交換のことも考えて下におろしたいとのこと。
ただ地震の時に揺れたりしないか心配もあるようで、ペンダント照明の特性を説明させてもらいました。
まず、天井や梁の素材と照明の灯具が別素材の場合、吊るすことで素材同士の縁を切ったほうが、空間として調和しやすいです。木の大梁から下ろす場合などがそうですね。
また下方向の光以外に、水平や上方向の光も入っていると、明るさとともに気分的にも抜けができます。
テーブルが大きい場合、大きな照明を一つ吊るすのも良いですが、小さめのものを連続して並べると空間にリズムができて人々の親和性も高まります。
灯具の大きさについては吊る高さにもよりますが、上の写真程度の場合、人の頭の大きさ程度に留めると違和感がなく空間が納まります。
ダイニングの照明はある意味一点ものです。廊下や他の室内照明ほどたくさん設けるわけでもないので、許されるなら少し贅沢してもいいかもしれませんね。
それによって、美しく、暖かく楽しい食事の風景が生まれるのであれば、生活の張り合いも違ってきますしね。
今日はデンマークのルイスポールセン社の照明を中心に見ながら検討してみました。家に戻ってじっくりとイメージしてもらえたらと思います。
なお、ここには世界的な家具デザイナーのハンス・J・ウェグナーが手掛けるカール・ハンセン&サン社の家具もたくさんあります。日本の住空間にも合うものがたくさんあります。
新緑の季節、是非散歩がてら足を運んでみてはいかがでしょうか。
2014年
4月
22日
火
本日の授業
今年度もデザイン学校での授業が始まっています。
学校側からは住宅設計を教えて下さいとの依頼。
2年間のカリキュラムでは生徒たちに全てを教えこむことは大変な面もありますが、
建築を通して未来のつくり方を感じてもらえたらいいなと思っています。
去年までは午前の授業だったけど、今年から午後の授業になりました。
授業が終わった後にお昼御飯でなくなったからか、わりと生徒が聞きに来る。
それはそれで嬉しいので個別に対応していたら、気づけば授業1コマ分の時間・・・。
もちろん報酬は無しです(笑)
学びたいっていうのはいいことだ。役に立つならできる限り答えてあげたいな~と、
暗くなった浜松の街を歩いて帰りました。
教える場で、同時にいつも思います。
「水飲み場に連れていってあげることはできるけど、水を飲ませることはできない」
きっかけを与えてあげながら、待ちながら、まだまだ先は長そうです。
次に会うのはGW明け。みんなガンバレ!
2014年
4月
08日
火
入学式
今日は息子の小学校の入学式でした。
といっても私は仕事のため校門まで。
後は妻にまかせました。
こうしてみると早いもの。
半年前に買ったランドセルも日の目を見て、
スーツ姿も新鮮です。
受付では6年生の相棒さんが迎えてくれました。
これからいろいろお世話をしてくれるとのこと。
ありがたい話です。
まずはしっかり通うこと。
そのうち追々慣れてくるさ、と言って別れて
夜帰ったら、革靴が砂で真っ白になっている。
早速校庭で遊びまわって帰ってきたとか・・・。
それで良し!がんばれよ!
2014年
4月
06日
日
葛西臨海水族園
春休み最後の週末は、東京都が運営する葛西臨海水族園に行ってきました。
1989年の開園で設計は谷口吉生です。25年前というと時はバブルの頃ですが決して華美ではありません。
建物のエントランスに至るアプローチはシンプルで非常に気持ちよく、ドームの周囲の水盤の青さが、背後に広がる東京湾とひとつになっていくように見えます。
この辺りの抑制されたモダニズムの味付けが、谷口さんの真骨頂なんでしょう。
時が経ってもまったく色褪せません。
イルカのショーが行われるでもなく、大きなジンベエザメがいるでもないけれど、シンプルな動線で世界の魚たちを展示する内部はちょうどよい大きさです。
よく考えたらペンギン以外にアシカやトド、オットセイなどの海獣類はいなかった。
だけどここにはなんといってもクロマグロの回遊水槽がドカンとあります!
2m近いマグロって、近くで見るとすごい迫力。
そして泳ぐスピードの早いこと!ビクビクしてます。
楽しい一日。次回は展望レストハウスを目指します。
2014年
3月
30日
日
静岡洋館めぐり3
洋館めぐりの最後は、静岡英和女学院礼拝堂へ。
特別に卒業生のオルガニストである福井香さんのパイプオルガンコンサートも開いていただきました。
小柄な彼女からは想像もできないような大迫力で深い音色。
失礼ですがこの体でこの装置を操るということにスケールギャップも感じてしまいましたが、
ちょっとした湿度で音質も変わるようで、チューニングも念入りでした。
福井さんはフェリス女学院に進んで更に研鑽を積んだようですが、この道を進むにはこの巨大な装置があるところに行くしかありませんね。素晴らしい時間でした。
残念ながらヴォーリズが設計した旧校舎は太平洋戦争の空襲で焼けてしまい残っていません。
昔の写真を見せていただきましたが、残っていたら歴史的文化財になったであろう建築でした。
現在の礼拝堂は、ヴォーリズの死後に一粒社ヴォーリズ建築事務所のお弟子さんたちが設計したものです。
学校と設計事務所との長い長いお付き合いですね。
ところでなぜ一粒社というと・・・。
アメリカ生まれのヴォーリスの奥さんが日本の一柳(ひとつやなぎ)子爵のご令嬢でして、日米対立が激化し戦争が近づく中でヴォーリズは日本を離れず帰化することを選択。
一柳米来留(ひとつやなぎめれる)と名乗り、ヴォーリズ建築事務所も一柳建築事務所と改称しました。
戦時体制の影響で2年後には事務所を解散することになりますが、1961年に一粒社ヴォーリズ建築事務所として事務所を設立。柳と粒をりゅうの読みでかけたんですかね。勝手な憶測です(笑)
いずれにせよ建物に歴史があるように、それに関わった建築家の人生にも様々なドラマがありました。
正規の建築教育を受けなかったヴォーリズでしたが、彼の人生で起こる全てのことを受け入れながら自分らしく歩み続けることで、本当の建築家になっていったのでしょう。
洋館めぐりの記事はこれで終わりです。
関係者の方々のご厚意、建築をおもう心に御礼申し上げます。
2014年
3月
30日
日
静岡洋館めぐり2
2月15日の前回の続きです。
さてお昼に到着したのは西草深にあるミス・カニンハム(旧英和女学院宣教師館)です。
実は以前この建物から徒歩1分の距離に住んでいたのですがこうして訪れるのは初めて。
いったい何の建物だろうとは思っていたんですけどね。
この建物もウィリアム・メレル・ヴォーリズの設計で1950年に建てられました。彼の戦後期住宅の貴重な作品です。
外光をたっぷり取り入れるために連窓的に配置した木製建具ファサードが特徴的な外観です。
数年前までは住む人がいなく放置され荒れていた建物ですが、英和女学院の卒業生のご夫妻が縁あってここに住まわれることになり、本日はご厚意で見学させていただきました。
ゆくゆくはここをもてなしの場として整えて、いろいろなイベントにも使っていきたいとか・・・。
温かいご主人の人柄と奥様の思いが実り、きっと実現すると思います。
そういえばこのダイニングルームの天井、梁が天井面から半分出ているのはマッケンジー邸と同じ設えですね。
ご夫妻が手をかけて下さっていることもありますが、16帖ほどの空間は15人の人間が席についても、大きすぎず
小さすぎずちょうどよい大きさ。居心地の良い空間です。
こちらは東南に配置された厨房。
とっても明るいので、さあ料理やるぞ~!って気になります。
料理をつくるということは前向きな行為ですから、テンションを上げるのに明るさはとっても大切ですね。
で、何で本職っぽい人達がいるかというと・・・。
実は今日は、鷹匠のPaulというレストランのケータリングサービスでランチを作っていただきました。
とっても美味しかったです。
料理の写真も撮ればよかったのですが、気づいたら食べてました。
すみません、いつもこうなので私のブログに料理写真はほぼありません(笑)
こちらは最初の写真の裏側で、一応エントランス側になります。
奥のドアが玄関なんですが、一転してシンプルというか簡素な雰囲気です。
気取らずに石畳のアプローチをトントントンって歩いていく感じ。
この辺りは昔からの屋敷町なんですが、門を抜けると洋館ならではの雰囲気が漂っていました。
英和女学院は1887年に静岡メソジスト教会の牧師や県令たちの手により、私立の静岡女学校として開校。
初代校長がカナダ人のミス・M・J・カニングハムでした。
まだ草鞋履きの人が多かった時代に、良家のお嬢様たちは髪を長く下ろして洋服を着、革靴を履いて人力車で通ったようです。
さあ最後は英和女学院の礼拝堂に向かいます。
2014年
3月
23日
日
myfc
前回の投稿から、とんでもなく間が空いてしまった・・・。
こんなことは初めてとはいえ、すみません。
なんだかいろいろありまして・・・。どっと押し寄せ過ぎ(泣)
で、やっと休みということで三連休の最後にサッカー観戦。
生まれ故郷のサッカーチーム、藤枝myfcの試合に家族で来てみました。
芝生席にレジャーシートを敷いてほぼピクニック気分です。
ああ、陽光っていいですね~(笑)
試合はというと、対戦相手の琉球FCに前半完璧に抑えられ、しかもアマチュアのような凡ミスだらけで後ろのおじさんたちに高校サッカーのほうがマシだと言われる始末。
息子はというと琉球の音頭にノリ始め・・・(オイ!)
もうどっちだっていいや~と空を眺めながら沖縄のチームが藤枝に来ていることに感慨ひとしお。
これがJ3というやつでしょうかね~。
ただひとつ気になったのは藤枝のサポーターの少なさ!!ゴール裏に5人だけ!
ホームなのに、クラブ結成してから何年?
選手やスタッフがガラッと変わっているようだけど、なんだかファンが根付いている流れが感じられないな~。
前からこのチームで気になってたけど、総監督とか・・・、中途半端に大物ぶった形で人連れてきて大きく見せようとしないで、自分たちのスタイルでコツコツやっていけばいいのに。
裏でチャチャを入れるうるさい人がいるのかな~と、思ってしまいますね。
自分はこういうのウンザリですが(笑)
試合は後半持ち直し、なんとか2-2に追いついて引き分けでした。
そうそう、情熱を見せましょう。情熱を。
2014年
2月
15日
土
静岡洋館めぐり1
日本列島は大雪でてんやわんやの週末ですが、静岡市は雪もなく。
JIA静岡で市内の建築と文化を訪ねる洋館めぐりツアーを企画し参加してきました。
まずは、米国人建築家ウィリアム・メレル・ヴォーリズが設計し、昭和15年に竣工した「旧マッケンジー邸」にお邪魔。
駿河湾が一望できる海岸沿いに建てられたスパニッシュ様式の住宅です。
「わが家が、他のどこよりも居心地のよい、愉快なところだと気がつけば、わざわざいろんなところに行くはずもなく、従って道楽もしません、堕落もしません」
明治末期から昭和にかけて1400を越える建築の設計を手がけ、教会やミッションスクール、百貨店の設計で有名になったヴォーリズですが、彼が最も情熱を注ぎ重視したのは実は住宅でした。
お茶の貿易商として忙しい日々を送りながらも喘息の持病があるマッケンジー氏のために、温暖で風通しのよいこの場所に「人を温かくもてなせる家」をつくりました。
厨房にはアメリカ製の調理道具、大理石の配膳台、タイマー付きオーブンや冷蔵庫まで。もちろん電気式。
当時の日本では夢の様な設備ですが、ヴォーリズは健康や衛生に強い関心を持っていたので、従来の日本家屋のように暗くジメジメした厨房でなく、直射日光が差す明るい場所に厨房を設け、設備も可能な限り整えたのでした。
ちなみにリップクリームや医薬品で有名な近江兄弟社(滋賀県八幡)もヴォーリズが創業してます。
もともとは英語教師として来日、その後宣教師になり、建築家になり実業家になり・・・。
自分の思想を現実にする道を突っ走ってますね。いいことです。
そうそう、ヴォーリズとマッケンジー氏には天体観測という共通の趣味もありました。
外観写真の塔の先端は天体観測の部屋になっています。目の前は遮るもののない海ですから、夜空いっぱいに光り輝く星たちを見れたことでしょう。こんな共通点も、異国の地で生きる二人にとって、つながりを確かにしてくれるかけがえのないものだったのかもしれません。
当時、静岡市の安西一帯には日本茶の輸出に関わる外国人が多く居住していました。
静岡茶という日本茶の大産地を背景に、目の前には日本茶輸出の7割を占める国際貿易港の清水港。
全国一のお茶の集散地ともなったこの地に横浜や神戸から外国商社がこぞって集まり、茶工場を構え莫大な利益を得ていました。
そしてそんな彼らの存在を受け皿に英語教師や教会関係者などが集まり始め、次第に外国人同士のネットワークができてきたのでした。
ウィリアム・メリル・ヴォーリズ。彼もその中で出会った一人でした。
つづく
2014年
2月
11日
火
ストローハウス
今日は、「静岡市こどもクリエイティブタウン ま・あ・る」でJIAのワークショップを行いました。
小学生を対象に、ストローとクリップを使ってストローハウスづくりに挑戦!
建築家という職業の紹介をし、講師として子供達の製作のお手伝いです。
ストローのフレームをつくりながら、建物が安定していく仕組みに気づいてもらうのが狙いのこの企画
見本を前にクリップでの止め方、コツを聞きながら子供達も興味津々です・・・。
面が四角だけだとグニャグニャだから、三角形に分割して、安定させて・・・。う~ん・・・。
木造の耐力壁を作るときに柱と梁で囲まれたフレームに筋交いをかけることと同じ原理。
それをどう応用させていくか、低学年の子供達は親と一緒に悪戦苦闘しつつだんだん夢中に。
じゃ~ん!!
三角のフレームを増殖させこんな造形が出来ました~。
個人差もあるけど、この子は気づきが早くてどんどん一人で進みました。お父さんも隣で見てるだけ。
後ろのほうでは子供のコンセプトを実現すべく、建築家達も動員して大手術が行われていたり・・・(笑)
午後からはうちの家族も参加。幼稚園児だけど挑戦です!
イメージとつくり方を伝え妻も参加。さあどんどんやってみよう~。
ん~?
クリップでがジャラジャラと・・・。
気づけばイタズラ脱線してる(笑)
コラッ、おチビ~。
できた~!!
四角いボックスの上に、三角フレームを組み合わせた特殊な?(笑)12面体が乗りました~!
高学年の子供達は、原理さえ分かれば見本なんてほとんど見ないから大したものです。
このワークショップ、今後いろいろなところでやってみてもいいかもしれません。
みなさんお疲れ様でした。楽しかったね!
2014年
1月
31日
金
写真撮影
専門学校の生徒募集用パンフレットの掲載写真をお願いされたので、写真撮影をして、ついでにホームページのプロフィール写真も替えることにしました。
カメラマンはもちろん妻です。
もう手慣れたもので10分で終了。ノリの世界です。
今回はなるべくナチュラルに動きのある感じを目指し屋内撮影。
先週の雪山でだいぶ焼けた気もしますがへっちゃらです。
と言っても今迄を知らない人は比較のしようもないと思うので、
ちょっと変な気分ですが記念に並べてみます。
確かこの時は事務所立ち上げでバタバタしていた夏の暑い頃で、
駿府城公園の林の中で妻に撮ってもらいました。
これも気に入ってたんですが、斜めからのカットを白黒にしたので、ちょっと決まった感じになりすぎてたかもしれません。
普段からこの表情によく誤解?されるんですが、実際の自分はそんなにシュッと生きてません(笑)
笑うと笑いジワがいっぱい出ますし、行ってきますと言って出た後によく忘れ物を取りに来る人です。
傘はかならずどこかに置いてきちゃうくせに、言うべきことはどんな相手にもハッキリ言うので、周りから宇宙人のように思われたりすることもあります。
って書いちゃうと自分で営業妨害してる気もしますが、それも自分。
設計者としての個性と捉えます!(笑)
何れにせよ、大人としてよく年を重ねていきたいと思っています。
2014年
1月
30日
木
新しい場所
先週、日本建築家協会JIA静岡地域会の役員の方から電話がかかってきて、
次期JIA東海設計競技の運営委員を依頼されました。
今年で第30回を迎えたこのコンペは、主に大学生や大学院生を対象とした全国的なアイデアコンペ。
5年毎に設定したシリーズテーマをベースに、毎年切り口となるテーマを設定しています。
ちなみに第26~30回のシリーズテーマは「風土を見る」で、今年の切り口は「きのこのような家」。
正直ここ最近は高校生相手のコンペにうんざりしていたので、また学生かぁ・・・と思う向きもあったのですが、
教えている専門学校とも違うだろうし、今年度で建築士会の役が切れることもあり受けてみることにしました。
で、早速今日が第一回コンペ委員会。JIA東海支部事務局のある名古屋に行ってきました。
場所は中区役所の近くの昭和ビル。ちなみにここには建築関係の団体が多く入居していて、この4年間
建築士会東海北陸ブロック協議会の会議場所に使っていた愛知県建築士会の事務局も入っています。
というかJIAの横。なので目新しさゼロ(笑)
さて他の運営委員さんはというと、既に皆さん顔見知りのようで(というか新入りは私だけで・・・)、
昔このコンペで入賞していたり、大学や教育現場で教えていたりと、何かしら関わりがある方が多いようでした。
年齢的には40代が中心、いって50歳というところでしょうか。JIAの委員会としては若手なので少し新鮮です。
というのは、職業柄どうしても組織の平均年齢は高くなり、特に静岡は二回りも三回りも上の人ばかり・・・。
なんか・・・、う~ん、という気持ち、やっぱりありますからね(笑)
会議ではコンペの方針やどうやって魅力的なコンペにするか、どうして多数の応募を募るかなど、
どのコンペも直面する課題に対し話し合いましたが、いろんなコンペがあるけど右往左往せず、東海らしく
今まで通りの流れでやろうということになりました。
気さくな雰囲気ながらも、時に鋭く時に思考し、小気味よく流れていく時間。
しばらくは様子を見ながらのお手伝いですが、今までいた部屋の壁一枚反対側に、
新しい場所ができていきそうです。
2014年
1月
24日
金
雪山プロジェクト
1月21日朝7時過ぎ、井川から10トンダンプ5台の雪が幼稚園に届きました。雪山プロジェクトのスタートです!
夏に役員たちと飲みながらなんかやろうと言い出したこの企画。井川観光協会のご協力を得て無償で雪をプレゼントしてもらいました。
さっそくお父さん達で雪山づくり。
なんとなくこんな感じ。
ダンプからの下ろし方でほとんど決まってしまったところもあるけど(笑)、手前が未就園児用の小さな山。
平場を挟んで奥がH1500のそり遊び用の大きな山。
運動場の砂と混ざって汚くならないように、下にはブルーシートを敷き、周りには芝生のゴムマット。
まあまあいいんじゃないでしょうかと、園児達の視線を受けながら静かに始まりを待ちます。
みんなじっと見ています。
さあ始まった~!!となったらみんないっせいに雪の中へ!大人も子供も大興奮です。
こんなものつくったり。
おチビだって遊んじゃう。
先生達だって楽しそう!小さい子は一緒にそり遊び~。
イベントは3日間続き大盛況!
そして私は会長として毎日参加!
朝一で表面の固くなった氷の部分をスコップで砕き、雪合戦の標的になり、かまくらづくりの穴掘りおじさんとしてこき使われ・・・。
楽しかったですよ!!(泣)(笑)
でもね、こんなことそうそうできないと思うんです。雪の降らない静岡のまちなかにドカッと雪を運んできて、近所の小学生や中学生も学校が終わった後でたくさん遊びに来たりすることなんて。
なにより、楽しそうな子供たちを見守る父母の姿を見て、やって良かったと思いました。
それに、だんだん朝の氷砕きのお手伝いに今まで関わらなかったお母さん達がたくさん来てくれるようになったり・・・、親同士汗だくになって作業しながら信頼関係芽生えたり・・・。
嬉しいおまけもいっぱいあってジーンとしちゃいました。みんな本当にご苦労様でした。ありがとう。
2014年
1月
21日
火
終了制作審査会
今日はデザイン学校の1年生の終了制作審査会でした。
普段教えているのは2年生だけど、1年時の終わりにどのくらいの
力がついているか確かめたかったので参加させていただきました。
プロダクト、住宅、店舗を各4人が選択。
どんなものかと思っていたら・・・、
思いのほか、イイ!
っていうか2年生よりいいくらい(笑)
プレゼンも思考の絞り込みに工夫したところが見えて、
指導した先生方に頭が下がります。
2年生との違いを感じた一番の理由は、皆がモチーフをしっかり現実世界から探してきていること。
建築は現実を変えることだから当たり前といえば当たり前なんだけど、最近はアニメーションや
ゲームのバーチャル空間、個人的趣味の世界に関心が偏る子もいて、提案における社会性の
弱さを懸念していたので、ちょっとホッとしました。
また、口で言っていることと作品として出てきているものが近い気がしました。
いい意味で素直に格闘したのかもしれません。
大変だったとは思いますが、自分が進化していくことを実感するのがとても楽しい時期。
次に会えるのを楽しみにしたいと思います。
2014年
1月
06日
月
2014年スタート
あけましておめでとうございます。
八木事務所も今日から仕事始めです。
初日の仕事は、事務処理・・・。ええ、これも大事。
一年間始める環境を整えています。
富士宮の浅間大社に初詣に行った際に引いたおみくじは33番の小吉。
なぜか妻も同じ番号同じ内容(笑)
争い事は人にまかせて、諸事控えめにということで・・・。
去年は役が多くて自分のことがなかなかできず大変だったけど、
今年はコツコツと自分のことを頑張ろうと思います。
本年もどうぞよろしくお願いします。
そして、どんな小さなことでもお気軽に声をかけて下さい。
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