お見舞い

今日は母方の祖父のお見舞いに清水へ。

ちょうど従兄弟も産まれた子供を連れて東京から帰ってきてるというので、何か手土産をと探しつつ、

県立美術館の近くのパン屋さん、プティタプティへ寄りました。

 

実はこのお店、以前うちの事務所の名刺を置いてもらったことも有り、オーナーの川中さんにはお世話になっていたのですが、ここ最近は通えずじまい(汗)

そうするとなんだか逆に行きづらくなっちゃったりしてたのですが・・・

 

スタッフさん:「いらっしゃいませ~」

自分            :「こんにちは~」

(ああ、相変わらず完成度高い。美味しそ~。)

 

ん?レジ後ろの窓から視線が・・・。

ドキドキ。そしてなぜかコソコソ(笑)

 

 「ゴルゴンゾーラにはちみつかかってるのと、イチジクのデニッシュ、

クロワッサンとオレンジの乗ったやつ。あと季節野菜のこれも美味しそ~」

 

見てしまったら止まらない!だってもうここのパンは料理だもん!!

と、興奮してたら、あ・・・。

 

川中さん:「こんちわ!」ペコリ

自分    :「あ、こんちわ(照)」ペコリ

川中さん:「最近はやっぱ駆け込み需要とかあるんですか~?」

自分    :「あ、消費税。え、どうでしょうね、僕のとこは事務所だからあれですけどでもよく聞きますね~」

 

って動揺してしどろもどろ。オイオイ、今やってる仕事もそれがらみでしょ(笑)

 

書くまでもないまったく普通の会話なんだけど、なんか嬉しかった。

ありがとうございます。また通わせてもらいます!!

 

そして清水へ

お見舞いしたおじいちゃんはイスに座ったままずっと寝ていた。95歳、老衰だ。

おばあちゃんと話をし、おばさんにお寿司をごちそうになる。いとこの子も元気でいい子だった。

 

帰りがけおじいちゃんが目を開けた。話もできた。子供の手を握らせて肩に触れた。

「また来いよ」

「うん」

 

帰り道、車を運転しながらなんだか涙が出てきた。なぜか乾杯の歌詞が口から出てきた。

長く働いたじいちゃんが引退し、市から表彰された時の食事会で小学生の僕が独唱したっけ。

カラオケが使えなくて少し間違えたけど、ありがとうって言ってくれた気がする。

 

もう、25年も前だ。

 

「あれからどれ~くらい」か・・・。

 

少しずつ心の準備をするよ、じいちゃん。