島根紀行その1

建築士会の全国大会に参加するため、島根県松江市のくにびきメッセにやって来ました。

 

ふぅ~、ここまでホントに長かった・・・(泣)

 

始発の新幹線で岡山まで2時間半。岡山からは特急やくもで更に2時間半。激混み激揺れの中国山地。諸々6時間の旅で体はすでにガタガタです。

そのうえ松江はおおらかなのか、どのお店も看板は営業中なのに、入口は全て準備中・・・。

なんとか見つけた小料理屋で遅刻覚悟でお昼にありつき、やっとのことでスタートです!

さて大会前日の今日は、私が所属する日本建築士会連合会青年委員会主催で、第4回全国建築士フォーラムを開催しました。

 

内容は、全国7ブロック(北海道、東北、関東甲信越、東海北陸、近畿、中四国、九州)から選出された、地域実践活動代表事例の発表会です。

 

全体発表とワークショップを行い、参加者が様々な角度から理解を深めた上で最終投票を行います。

 

私も運営担当として半年前から準備に関わってきましたが、今日の役目は司会者です。

会場の国際会議場が全国の建築士達で満員になっていく光景を眺めながら、きっとうまくいく予感がしました。

全体発表では、各発表者ともプレゼンに並々ならぬ力の入れよう。長い年月をかけて積み重ねてきた自分たちのまちづくりへの取り組みを、限られた時間で伝えることは大変だったと思いますが、皆さん分かりやすく、伝わりやすく、時間通りに進めて下さり大変助かりました。

 

揃いの衣装や、実物持参、中には小芝居を交えて・・・。

個性豊かな発表に、ライバルたちは興味津々で見入っていました。

 

全体発表の次はワークショップ。

各自興味を持った2事例のブースに参加してもらいました。

 

そもそもの発端や事業の流れ、運営上の問題点や苦労話、打開策など濃い話がいっぱい。

良かった点やもっと良くするための検討、時には自らの経験も交えながら、慣れてきたら皆さん喋る喋る。

コーディネーターさん達もご苦労様でした。

投票の結果、今年の日本建築士会連合会会長賞は長野県建築士会佐久支部の

 

 「まちづくりへの挑戦

~佐久穂の〈まちなみ〉再考プロジェクト~」

 

が受賞しました。建築士会と信州大学が手を組み、地域の人々を巻き込み活性化へとつながる活動で、当日は出版した本も持参して下さいました。

本当におめでとうございます。

 

夜、くにびき大橋を渡りながらパチリ。

「何もない夜景やろ」と言われたけれど、これも松江の夜。さあ、疲れた体で一杯やろう。