選挙

昨日は選挙でしたね。

皆さん投票しましたか?

 

選挙会場の近所の高校に行くと、寒い体育館で市の職員がストーブも焚かずに受付作業をしていました。

ご苦労さまです。ミスがあれば責められるし、遅ければ怒られて、人力で大変です。

 

結果は自民党の圧勝でした。

 

静岡は元々保守王国とはいえ、前々回の選挙では民主一色になったり。

元々ものづくり産業が多いので、労組の力も結構あるのかなと思ったり。

選挙速報を見ながら、候補者の経歴を眺めてあれこれ考えるのが実は好きです。

 

そんな中、3区(中遠)と6区(伊豆)で自民と民主がデッドヒート。

同世代対決、王国に挑戦のがっぷりよっつの戦いが繰り広げられていました。

自分も候補者と同じ年代。政治家なんかよくやるな~という人もいますが、

やっぱり人生かけて戦っている姿は刺激になります。

 

そういえば今になって思うと、車で運転していると信号待ちするような場所や減速する場所には必ず政治家のポスターが貼ってあった気がする。ひとたび伊豆に行こうものなら、お目当ての用事以外に何人もの情報を摺りこんで帰ってきて。

選挙参謀の目線からすれば、こういうところで脳に刻み込ませてからその道が集まるところで街頭演説を仕掛けたりするのでしょうが、同じく対立候補のポスターも堂々と張っているお蕎麦屋さんなんかみていると笑ってしまいます。

 

自分の事務所を持ち、経営者のはしくれになって、子供を育ててみて、

やっぱり意識が変わりました。

 

人には欲望があるから、潤ったって格差はなくなりません。

上から下に富の分配が起こる前に、上でしっかり貯め込みます。

復興需要で職人がつかまらないというけれど、いままで千円で下請けに作ってもらっていた部品を、景気がいいから来月から二千円で作ってよとはなりません。経済とは利益を追求するもの。

人を救うには別に倫理が必要です。


今は本当に社会の過渡期だから、新しい折り合いの付け方をつくらなければなりません。


お年寄りと出産子育て。死に向かう者と生まれてくる者を一緒に考えることはできません。

福祉福祉と連呼する人には、丁寧さと同時に人間の傲慢さも見つめて欲しい。

 

自分の権利を主張し、しがらみから逃れ、好きな時間の確保と行動に邁進する人生。好きで作って産んだ子供なのに、育てる段になったら支えてくれないとのたまう人々。そりゃ支えられないだろうな、好かれてないもん。支えることを強要される側にとったら、それこそ新しいしがらみ。

その前に君たちは周りのために自ら何をしたのか、全部が全部社会のせいというなら甘ちゃんすぎる気がする。本当に大変な人々は確かにいるけど、支えてファシズムが蔓延するのは違うと思う。

求めるなら貢献する。当たり前なことを忘れないでいたい。


自分の家を自分で守る、職場を守る、国を守る。そんなことは当たり前なのに、今だに平和ボケが甚だしい。アルジェリアの人質事件で国際諜報の舞台にまともに立てない事が赤裸々になったのに、特定秘密保護法にグダグダ言ってる政党がいる(これは別に自由)。

 

忘れてはいけないのは、どんな世界であれ最前線の現場は常に厳しい凌ぎ合いだということ。後ろから銃で撃つような真似をされたらとてもやっていけないのです。会社を代表して取引の交渉に向かう営業マンを、他の社員が裏切っていたらどうなるでしょう?普通は背任罪で捕まります。

自分たちの息のかかった奴らが逮捕される目にあいそうだから、無知な国民に対し治安維持法の再現などと煽ってる人達には共感できません。

 

小笠原のさんご。そもそも小笠原諸島って世界自然遺産ですよね。あの海も含めて、世界の人類のための大切な遺産なんですよ。中国への対応があのレベルってどうなんでしょう?逆に日本の建築業者の一団が、外壁材として高く売れるからって言って万里の長城の石を取りまくったらどうなりますか?相当なことがおきますよ。もちろん日本人はしませんけど。

 

まだまだ甘く、まだまだ緩い。それでも厳しい社会の中で、人間達は生きていく。

 

実績があっても、ダメそうな人はバンバン落ちる時代になりました。

新しく議員になった方々、本気で頑張ってください。

ひとつひとつ整理して考えてください。

 

 

は~、なんか書いちゃった。