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今日は来年行うイベントの下見を兼ねて、建築士会のメンバーと修善寺のまち歩きにやって来ました。
東駿河湾環状道路が開通したおかげでアクセスも良くなり、静岡からノンストップで1時間半で到着です。
歴史ある温泉街の町並みの中に新しいお店や施設もでき始め、のんびり散策するにはちょうど良い大きさの街です。雲ひとつ無い青空で天気も良かったので、ゆっくり見ることができました。
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街の中心といえばやはり修禅寺。
今から1200年以上前に弘法大師(空海)によって創建されたと伝えられています。
鎌倉幕府との縁(権力闘争とかいろいろあります・・・)、南北朝の戦乱、その後の北条早雲による再興を経て今に至ります。
境内は決して大きなお寺ではありませんが、重要文化財として造作の細部に手の込んだ仕事が多く見受けられます。鐘楼の組手も立派ですね。
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こちらは手水舎(ちょうずや)。実はこのお寺、いたるところに勇ましい龍や獅子、鯱がいます。
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伊豆は本州から突き出た半島の国。
平地も少なく、集落といえば山に囲まれるか海岸にへばりつくようにあるか。
京の都と鎌倉に挟まれた辺鄙な所だからこそ、身分の高い人が流されてくることも多く、政治的な闘争に翻弄されることもありました。
このお寺も厳しい時代を長く見つめてきたからでしょうか・・・、災いを避け、福を求める気持ちが切実に伝わってきます。
さて山門を下り、旅館建築を見つつ目の前を流れる桂川(修善寺川)を渡ります。
石畳が気持ちいいですね。この石畳がつながるとおりに歩いて行けば、なんとなくこの街を散策できるようになっています。
大人数ではなく、2、3人で歩くくらいがちょうどいいですね。
そして橋を渡って右に入れば・・・
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そこは竹林の小径。静かに、涼やかに。さわさわと聞こえる葉擦れの音とせせらぎの気配に包まれます。
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山に登ってみたり、お蕎麦を食べたり地酒を飲んだり満喫した一日でした。
ただ唯一残念だったのは会議をするため温泉に入れなかったこと(笑)
筥湯(右の写真)という立ち寄り温泉施設がまちの中心にあって、大人は一人350円で入浴可能。
入る?入っちゃう?と誘ったけど皆にスルーされてしまったので、そこは次回のお楽しみになりました。
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そうそう、最後に一つ。
修善寺は塔のある建物がちょこちょこ目につきます。
この記事の冒頭の写真の奥に見える明治14年につくられた登録文化財の新井旅館しかり、橋を渡れば遠目にしかり。
そして明治45年につくられた修善寺ハリストス正教会(左の写真)しかり。
さらには筥湯も物見やぐらがニョキリとしかり・・・(笑)
意識したのかされたのか、はたまた狭い路地の街、周りの様子が気になってどうしても上に出たくなったのか。
真偽の程は分かりませんが、谷川にそってニュって出ている様が微笑ましいので、よかったらそんな目で見てみるのも面白いかもしれません。