![](https://image.jimcdn.com/app/cms/image/transf/dimension=548x1024:format=jpg/path/s6ebbfaff41c88734/image/i371db28b31197d84/version/1452581414/image.jpg)
六本木なので、21_21 DESIGN SIGHTでやっているフランク・ゲーリー展「I Have an Idea」に。
前にここに来たのはいつだったかな~、のどかだな~とテクテク歩いて近づきながら、そうだこの下にあの空間があるんだったと思い出した。
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ちなみにこの展覧会はアイデアの発想に迫るプロセスの展示なので、完成品の模型とか図面とかそういうところを主眼に置いているわけではありません。
さっきのノーマン・フォスターとだいぶ違いますが、まあいろんなものを見ようということで。
上はパリのルイヴィトン財団の模型。
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ビルバオからゲーリー流の進化を遂げていますが、外皮が全て空間と一対一の関係にあるわけではないので、有効内部空間としては見た目より小さい。けど体感空間としては違った面白さがある建築です。
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ゲーリー自邸。
彼はとにかく気になったいろんな形のモノを集めて身の回りに置く人(笑)自邸では建物から塀まで、外皮に拡張していく工事を繰り返しているようで、どんどん形が変化していった感じです。
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模型で考える。
眺める。好きになったり、嫌いになったり。
また作って壊す。
その繰り返し。
子供のように執着していると思えば、それを実現するためにコンピューターを駆使し、合理的に経済的な施工ができるようBIMを開発して建設業を変えているしたたかで戦略家のゲーリー。
ほとんど外観への興味しかないように思うけど、それでもその特徴的な外観で実現不可能と思われないよう建設プロセスを再構築している点は尊敬に値する。
自ら建設業に携わっていた経験が生きているようで、感性だけでなくちゃんと数字が口から出てくるリアルな建築家だ。
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もろもろ見ていっぱいです。
ゲーリーのフィッシュダンス。完璧性の象徴としての魚。
紙くずでもどんなものでも常に造形を作る意識を持つ人でした。
右は帰ろうと階段を上って振り返ったところの写真。
遮光スクリーン越しに漏れてくるリズミカルな光とコンクリートの壁。そうだ、ここは安藤さんの建築だと再確認。
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登戸に移動し、夜は大学の新年会に。
恩師が昨年神奈川文化賞を受賞し、その祝賀会でした。
そこで先生に掛けられた言葉。
「いい仕事をしよう。諦めず、もっと自分はできるんじゃないか、あとちょっと上を目指そう。そうやって続けよう」
ありがたいです。先生はいつもいい言葉を言う、真っ直ぐな人。最近出版された本も頂き(右側)、いい時間でした。