事務所登録の更新

土曜日の朝6時前だというのに娘に起こされてしまい、二度寝するのも何なのでこのブログを書いている。

 

今日はこれから一級建築士製図試験の授業に行って一日教えてくる。今年の勝負の始まりだから頑張らねばと思う反面、長丁場だからちょっと不安だ。

 

というのも、先週土曜日に結膜炎になって以来、喉の痛みやら風邪の症状が出てしまった一週間だったから。幸い処方してもらった薬が効き、今は復活しているが改めて体調というのは大切だと感じた。個人事務所なので何をやるにしても尚更なのだ。

 

その事務所のことだが、木曜日に静岡県建築士事務所協会に行き、建築士事務所登録の更新申請を済ませてきた。五年間の登録期間の満了一ヶ月前までにやらなければならないので、直前でバタバタする前にと思って行ってきた。無事受理してもらい一安心。職員の方の気持ちの良い対応が病み上がりの身にありがたかった。

 

2011年の8月1日に新規登録してから、5年が経とうとしている。

 

申請書類を見ながら、我ながらよくやってきたと振り返った。よくやってきたというのは何か偉大な成果を残したということではなく、よく続いてきたという意味(笑)。まったくの徒手空拳、何か大きな寄る辺があるわけでもなく、あてがあるわけでもないところからのスタート。開業した時はその時点での自分の人生の歩みの成果を痛感したものだった。

 

できたものを売るわけでもなく、大した営業ができるわけでもない中、自分を認めてくれたささやかな人達から仕事の声をかけていただいた。それに応えようとどんなことも全力で取り組んだ。設計監理以外にも一級建築士としての色々な仕事を経験し、頼まれて教える側の仕事も始めた。やってみると意外と自分に向いていることも分かった。自分の幅を広げていくことを知った期間だったと思う。

 

儲かりまくって余裕が有るわけでもないのに、なんとなくボランティアで各活動もやるようにもなった。お人好しな自分の性格もあるのだが、情報化社会と言ったところでこうして手作りで社会はまわっていくんだと知ることができたし、一つの物事に対し色々な人の感じ方というものを知ることができた。

 

最初は人と知り合って仕事に結びつけばいいなという邪な考えもあったが、こと自分に関してそんなことは全く起きないので、今は自分がやりたいようにやるようにしている。それも分かった(笑)。

 

ボランティア活動は、その日の経験というよりも、取り組み方を思い返す中で心が成長するのかもしれない。子供の教育に関わりながら気づいたことは、自分は人が成長する瞬間を見るのが好きなんだということ。

前向きな意思が、前向きな空間と時間をつくりあげる。その単純なライブ感が嬉しいのかもしれない。

 

 

次の5年間をいいものにできるようにまた頑張っていこうと思う。

 

とりあえず今日は四日前に噛んでできてしまった口内炎をやり過ごすことに全力を尽くそう。

うまく喋れるといいのだが・・・。