最後の授業

今日はデザイン学校の第三課題のプレゼンでした。図面と模型の成果物に対して一次審査を行い、プレゼン方式の二次審査を行いました。

 

私自身の評価は別にありますが、これを生徒自身に行わせ投票し、自ら伝え方や完成度を考えさせることを目標にしています。

 

結果はどうか。成功でした。

 

生徒の出来についてはそれぞれあります。

良いところもあれば、もっとやれたところもある。

 

成功と言ったのは、それを全員が各自で自覚していて、自ら皆の前で素直に語った、いや語れたという点でした。これは見守ってきた私にとってはとても大きなことで、技術とともにみんな人間として成長したんだなぁと本当に嬉しかったです。

 

教える授業から、成長を待つ授業にしてみて苦しいと思うこともあったけど、生徒が自ら気づけ、学べたことは意義がありました。

実はこの学校の建築科は今年いっぱいでなくなります。なので今日が本当に最後の授業。

 

五年間いろいろなことがありましたが、自分自身も生徒を指導する中で学ばせていただきました。共に考え情熱を持って向き合えば皆良い生徒でした。良くも悪くも裏切ってくれる個性も楽しかったです。

 

自分がいい先生かどうかは分かりませんが、生徒たちの将来につながる基礎の部分で少しでも貢献できていたら、そう言えば昔あんなこと言われたなと思い返してもらえたらいいなと思っています。

 

長い長い道のり。この仲間と学び会えたことを大事にしてもらいたいと思っています。

 

お世話になりました。

ありがとう。