誰かがまちを変えていく

昨日、北山創造研究所の北山孝雄さんの講演を聞いてきました。タイトルは「街づくりのあの手この手」

まちづくり関係者にはとても有名な方で、建築家の安藤忠雄さんの双子の弟です。声も姿もそっくりですが、柔らかで親しみやすいお人柄。引き込まれてあっという間に時間が過ぎてしまいました。

 

聞いてから自分の経験に照らし合わせて考えてみると、

 

今世の中で直面している都市構造、社会構造はものすごい速度で変わっていて状況が混沌としている。

政治家やマスコミが言っていることと、実際に市民がやっていることや日常起きていることが乖離していたりミスマッチは日常茶飯事。望まれる市民生活と都市や建築空間がフィットしていないことのほうが多いのかもしれない。

 

本当は草の根的に色々やろうとしている人もいるんだけど、すぐ壁に当たるような仕組みになっていたり。特に、生涯学習センターという名の公民館の閉鎖性など最たるもので、ふたをあければ年寄りや内々の集まりしか無い。外に開こうという姿勢は全く持たずに、それで仲間募集って、一体何を考えてるんだろうと呆れたことがある。

 

まあ行政機構の社会統治ということを考えると保守的になりたい気持ちも分からないでもないが、それで街の人口が減ったとか言っているのってやはり痛い。だから若い人が相手にしなくなるのだよ。正直だから。

それを変えるための予算をつけたり、管理システムの変革に行政は心底チャレンジできないんだろうな。

 

でもそれを諦め半分仕方ないよで受け入れてはいけない、やっぱり。

昔ある設計で行政担当者の見識に呆れ、ケンカしたことを思い出しました(苦笑)。

 

せっかく自分で事務所をやっているのだから、もっと社会に対し自由にやりたい。世の中の問題を見つけ、自分なりに解決策を導き、システムを編集していく。今一度そのスタンスを再確認しよう。

 

街づくりというのなら、みんなが欲しい場は何?地元の人が欲しい場は何だろう。歩いて楽しい街がいい。変えるのは勇気がいるけど、新しいことに挑戦する覚悟を持って望みたい。

 

おもしろい無茶。固定観念を捨ててみんなにとっていい無茶を自然体でやろう。

 

そんな仲間、いつでも募集しています。