卒業設計審査会

今日は教えている専門学校での卒業設計の審査会に出席しました。

5年間教えましたが、これで行くのは本当に最後です。

 

生徒たちは浜松市のあるエリアの中から自分で場所を探しそのコミュニティーに新しい提案をしました。

卒業旅行にフィンランドに行ってきたようで、その経験を活かしての計画で、全員商業施設でした。

 

よく考えた子、足りない子、拘った子、いろいろでした。

 

審査に臨む前は今年はあまり言わないようにしようかな~、なんて思っていたけど、いざ始まれば黙っていられるわけもなくガンガンに言っている自分がいました。

 

それが何だか懐かしいような、楽しいような、変な意味でなく少し笑っている子がいたりメモ取っていたり、やっぱりライブっていいなあと思いました。

 

作品の発想や説明の仕方などもあるけれど、本当に私が確認したかったのはしっかりと図面の作法に則って書けているかどうか。寸法や文字の表現、第三者に伝わりやすい図面になっているか、利用者が使いやすいように配慮しているかという基本的なこと。勉強してきたことがきちっと身についているかどうか。

 

学生らしく伸び伸びとした空間構成に挑んで欲しいというのも願いでした。その情熱も見たかった。

 

結果はどうだろう・・・今までやってきた中で見た力量通りだったかな。やっぱり差はあった。

 

終わってから、学生たちが先生たちと話したいようでと言って会場に入ってきたけど、自分はあまり話しかけられませんでした。生徒たちのチラッという横目の視線だけを受けながら、まあ講評の後はいつもこんな感じだったなと思い返して。それも正直ですよね。ものをつくる人間同士、それなりにあります。

 

けどまあみんながんばった。学校生活もがんばったねと労いたい。

それぞれいい所はある。これからの未来が楽しみだ。

 

お疲れ様でした。