農業デザイン部、始めます

農業デザイン部、始めます。

スタートとして、本日は種まきです。

 

と、その前に、なんでこんなことをやるのかを説明します。

正直に言えば、家の事情です(笑)

 

私は藤枝市に生まれ、実家には農地として田んぼや畑、山があります。父はサラリーマンでしたが、朝や夜、休日等の時間をやりくりしながらそれを維持してきました。

 

私には姉と妹がいますが、両方共ずっと他県で生活をしており、将来的にも帰ってくることはないでしょう。最近は親も年を取ってきており、手をかけるのが難しくなっています。

 

妻は隣の岡部町(現在は藤枝市)に生まれ、同じような状況ですが、こちらはそもそも林業家でして、それをどうしていくかという課題もあります。

 

そして先日私は40歳になりました。

 

分かっちゃいるけど遠慮半分、横目で見ていた時代も終わり、そろそろ何かやらなければ…と。

もちろんいきなり大きなことができるわけではありませんが、小さなことから私達なりに、デザインの力で新しい展開に導いていければいいなと思います。ここでいうデザインとは事業の仕組みづくりの意味も含めて考えています。

 

建築とは人が生きる環境を構築していくこと。衣食住(ライフスタイル)をトータルで考え提案をしていくには、いい機会かもしれません。柔軟に楽しんでやっていきたいと思います。

 

さて本日は畝を作り、パープルキャロット、イエローキャロット、ラディッシュの種を撒いてみました。お皿の上で彩りよく提供される姿を想像しながら、とりあえずできたら試食だねと。

 

花粉に目と鼻をやられながら、作業着を着込み、長靴を履いて作業すること2時間。いい気分転換にもなりました。畝って建築でいう盛土の柔らかいバージョンだなとか思いながら(笑)

 

きっと私達と似たような状況の人たちが、現在の日本には沢山いると思いますが、日本という国の行末を広い視野で眺めてみれば、社会の各事業をリデザインするチャンスなのでしょう。

 

まずは芽が出てくれることを祈ります。