信州の旅1

先週末信州に行ってきました。

 

信州・・・。

この響きに軽い緊張感を覚える静岡人は私だけではないでしょう。温暖な静岡とは空気のしまりが全く違うこの地では山が近く、雪を被ったその山塊の迫力といったら太平洋側には比べられるものがありません。富士山とも違います。左は途中で撮った八ヶ岳ですが、ここまでくると近づいてきたなと感じます。気温も静岡より15度近く低いです。

途中、安曇野で下りて大王わさび農園に寄ってみました。安曇野には以前来たことがありますが、この場所に来るのは初めてです。なぜ来たかというと、ここでわさび田がどのように並んでいるかを見たかったからです。静岡もわさびは生産していますが、多くは山間の棚田で上から下に清水が落ちてくる形式です。面積も決して広いわけではありません。

こちらに来て驚いたのはその平面的な広さ。犀川の湿地に広がる豊かな湧水のわさび田は、地形に沿って美しく並んでいます。この自然と幾何学の調和が私の景観づくりにおけるテーマであり、そのために自然や農地の在り方から得るものは大きいと常々思っているのですが、想像以上でした。

 

私達がやれ自然だ景観だ、保存だと騒いだ所で、ただ手付かずに触らなければいいわけではありません。私が思うに、例えどんなところであろうともどこか人を感じる、人々と自然が寄り添って営みを感じられる関係が一番しっくり来るような気がします。そして多くの場合その恩恵を受けるのは人間側。だからこそ美しく保つ義務がある。関係を継続させる責任がある。そのような考えを広めていきたいと思っています。