JIA東海支部大会けんちくかフェス

9月28日(土)の午後に、名古屋市の円頓寺、四間道界隈に行ってきました。私が所属する建築家協会東海支部大会「けんちくかフェス」がこの辺りのまちなかで開催されていまして、最終日のまち歩きとレセプションに参加するためです。

 

この日は午前中は現在設計中のS様邸の打ち合わせでした。お施主様のご夫妻は建築に関わる専門家でもあり、その姿勢や生活への思いを尊重しながらひとつひとつセレクトしながら進めさせて頂いています。いつもお子様に負担をかけてしまい申し訳ない反面、毎週土曜日はいい家の実現に向けた緊張感のある楽しい時間です。

お昼すぎに打ち合わせが終わり、せっかくだからビールでも飲みながら空いている新幹線のこだまでのんびり行こうとホームで待っていたら、到着したのはラグビーW杯を掛川経由でエコパまで見に行く、アイルランドと日本の応援団で超満員のコダマエクスプレス!ええ!?

shizuoka?shizuoka?と何度も聞かれ、案内し、自分は後続のひかりで(逆に空いてました)名古屋に向かいました。ふ~、びっくりした~。

さて一転して名古屋のまちはゆったり気分。商店街を抜けて参加者の一団に合流したら、皆さん橋の上でガヤガヤと地図をのぞいています。そう、ここは名古屋市西区の堀川。名古屋駅から徒歩15分くらいの位置です。その昔名古屋城築城の折に清須から商人達が移ってきてこの運河沿いに荷上場や蔵を築いて財をなし、現在でも古い建物が残されていて、それをカフェやレストランに改装して人が集まる人気のエリアになっています。愛知トリエンナーレの会場にもなった保存地区です。

夕方は一緒にまち歩きをした法政大学特任教授陣内秀信氏の講演会でした。円頓寺商店街の中にあるボルダリングを行うスペースに改装した建物(ボルダリングKNOT)で、陣内先生も珍しいと顔がほころび、都市の水辺空間、名古屋の水都学的解説を寛いだ雰囲気で聞かせていただきました。

講演の休憩中に、隣のお店の中から、とある先輩建築家に手招きされ、入ってみるとテレビ中継で日本がアイルランドに勝ちそうだと。まあまあ、まあ座りなさいと生ビールをごちそうになり、一緒に大興奮、そして勝利!!いや~良かった!今日はいいな~。講演の後半聞いてないけど今日は自由だ。

夜のパーティーでは上機嫌でワインを飲みました。楽しみました。しかし帰りの名古屋駅でつい目の前に来たこだまに乗ってしまったのが運の尽き。掛川から緑と桜のジャージのお祭り集団が大量に乗ってきて車内は興奮状態が止まらない!!私も仲良く巻き込まれた夜でした。