とある空間

時々行きたくなるこの空間。展示室からホールへつながる、確かめたくなるこの視界。

決して大きくはないけれど、トップライトからの明かりが建築を支える柱を照らし空間を示せば、その奥でゆとりと広さを感じさせるスロープに期待がふくらみ、上階の小空間との連動性が出会いの面白さを感じさせてくれます。

ここは国立西洋美術館の展示室エントランスホールです。設計はル・コルビュジェですね。

彼の作品は学生時代模型を作ってみたりしたけれど、やっぱり中に入ってみるのが一番です。

今日は中学に入った娘が、美術部に入ったとのことで連れて来てみました。この美術館の成り立ち、時代背景、戦後のフランスから日本への美術品返還条件などを話してみたりして、少しずつ美術の窓から社会を覗いてもらいたいなと思う父でした。