H邸の断熱工事が進んでいます。
省エネ法の基準に適合する、高性能グラスウールを外壁と天井裏に施工します。
日射を受ける屋根に近いほうが断熱材も厚くなるので、外壁105ミリに対し、天井裏は155ミリのグラスウールを施工し、布団のようにフカフカです。
断熱材の内部側には気密シートを張って、室内の湿気が壁内や天井裏に入らないようにします。プラスターボードは石膏なので透湿性が高いため、特に注意が必要です。
これをやらずにグラスウールに湿気を吸わせ放題にして、外気側をシーリング等で密閉してしまうと、湿気が抜けずに壁内や天井裏でカビたりします。たまに新しい家なのに明らかに北側の外壁が汚れていたりするのを見かけますが、北側は水回りや室内干しのランドリールーム等を配置する家が多いため、起きやすい現象です。
もちろん、当事務所は内気側は気密、外気側は通気を徹底して、壁内の断熱材や材木の状態を常にドライにし、各性能が十分発揮される、耐久性の高い安心な建物となるよう努めています。
この辺りの作業は、各工種の職人がバラバラにやってはダメで、全体的な施工理由を事前に皆で共有するように徹底しています。残念ながら職人さんの中には、頼まれたことはやるけど意味は分かってない人もいるため、たまに驚くことをやってしまう例も多々あるので…。
ちなみにこの現場は、大工さんのT君が棟梁のIさんの下で頑張っており、私もよく声をかけ一緒にやっていますので、大丈夫です。頼むよ!
一級建築士事務所 八木紀彰建築設計事務所/YAGI NORIAKI ARCHITECT STUDIO