浜名湖 湖北五山 方広寺

3月も後半になり、暖かくなってきました。時々急に寒くなったりしますが、静岡の桜の開花はあと1~2週間というところでしょうか。

さて今日は、新しいカメラの試し撮りということで、浜名湖の湖北地方にある名刹、方広寺を訪れました。複雑な意匠を持つ伝統建築の軒先や屋根を上手く写せるか、練習です。

撮影テーマは、絞り優先でピントが深く合う建築写真が撮れるかどうか。一般的に建築写真の撮影では、ボケを抑えるためにF値8~11以上とすることが推奨されていますがどうでしょうか。明るさや距離感もあるため一概にはいえませんが、目で見た感じに近づけたいと思います。

ちなみに先に言っておきますが、このあと露出調整をすることをすっかり忘れて撮影しています。なので、相当古典的(絞って、近づくかどうか)に撮っています。

方広寺は、1371年に後醍醐天皇(南朝)の皇子である無文元選禅師によって開創された、臨済宗方広寺派の大本山となる禅寺です。寺領は湖北の豪族奥山氏から寄進されました。

奥山家は、先に後醍醐天皇の皇子を井伊谷に迎えて今川家と遠江で戦った井伊家に仕えていた有力親族でした。

後に徳川四天王と呼ばれた井伊直政の母は、奥山家の出身で、湖北の地において、長い歴史と影響力を持つ家でした。

本堂の隣には、開山堂という歴代天皇の尊牌を奉安している建物があり、勅使門から出入りします。皇室関係者しかくぐることはできません。宮内庁の管理地になっているようですが、やはり風格がありますね。本堂にも菊の御紋が記された勅使玄関がありました。南朝からつながるご縁です。

本当に別天地のような静けさのある壮大な伽藍です。ゆっくりと歩き、思索するにはとても良い場所でした。