2022年
5月
15日
日
京都3

岡崎公園の参道では、市民がテントを張り、音楽を流し、BBQをし?さながらフェス状態でした。いいですよね、春ですし。我慢続きでしたし。気持ち分かります。私もこのブログの日付の頃には、藤枝市から非農地証明が下りて、農転の地目変更登記が済み、次は官地の測量だ!という状況です。境界杭を打ったり、打ち直させたり、測量図の修正指示など様々に労力を割いていますが、先が見えるということは何でもいいものです。
私達も一歩進んで、京都市京セラ美術館へ。
2022年
4月
30日
土
京都2

京大吉田キャンパスを出て、京大病院を右手に眺めながら南へ歩きます。改めて京都は高い建物がないですね。京都市の財政は火の車と言われていますが、大都市でありながら高層ビルがないため固定資産税を多く取れないという事情があるようです。学生も多いですしね。町並みを眺めたい観光地という特性からすると、地下鉄もどうなんでしょう。生活の足としてはいいかもしれませんが、来る時に京都駅からのバスの激混み具合を見ていると、元を取るのは難しいのかもしれません。
2022年
3月
17日
木
土地調査
春の卒業シーズンとなってきました。静岡は3月になってからずっと暖かい日が続いています。
さて八木事務所では、年明けからとある敷地内の官地測量に向き合っています。
土地の由来や経緯調査は2年前からやっていたのですが、解決案に対して関係各位で頭を悩ませまくりで、ようやく土地家屋調査士に依頼して実測してもらうことにしました。
しかしこれがなかなか厄介な事案。まだまだ格闘しています。
これも勉強勉強!と言い聞かせ、前に進む日々です。
2021年
12月
14日
火
こども建築塾2021@焼津和田公民館

12/11(土)に、焼津和田公民館で静岡こども建築塾ワークショップ「紙コップタワーをつくろう!」を行いました。東益津と和田の合同企画としての依頼でしたが、全市から幅広く来てくれました。それにしてもこの公民館は立派でした。小学校に併設し、地域がゆとりを持って一体的に活動できるよう計画された望ましい在り方でした。
さて、レクチャーが始まる前は走り回っていた子ども達も、いざ始まれば真剣そのもの。しっかりインプットして、よーいスタート!
2021年
11月
28日
日
諏訪にて1

実は今年は本当に不幸と災難続きで、さすがにブログにもなかなか手が出ない状態でした。時々覗いて下さった方、ごめんなさい。
自分自身、今は仕方がないなと思いながらも、何とかいい方向に気分転換したいという思いがあり、ワクチンも打ったし寒くなる前に、神宿る地(と勝手に思い込み)諏訪に行ってきました。
中部横断道が先頃開通したおかげで、静岡市から諏訪までは車で2時間台で到着し、こんなに近くなったのかと本当に驚きました。
2021年
10月
18日
月
遠州・横須賀

仕事で遠州横須賀を通ったので、清水邸庭園に立ち寄りました。
横須賀は小笠山の南に位置し、山と海に挟まれた東西に広がる地域。その昔、徳川家康が武田勝頼の高天神城攻略のために横須賀城を築いた、浜側の要衝です。東名高速やJRの線路とは離れていますが、現在でも歴史的町並みの保存活用が盛んなエリアでもあります。
私も今回初めて来たのですが、ちょうど高校生達の下校時間とも重なり、地域の日常生活の雰囲気も知ることができました。
2021年
3月
13日
土
2021.3.11
東日本大震災から10年が経ちましたね。私はその年独立したので、八木紀彰建築設計事務所も10年の節目となります。安全性への誓いを胸に仕事を始めたことを思い出します。
昨日、テレビでFUKUSHIMA50という映画を息子と見ました。最近私が、「津波の映像を見ると今でも涙が出ちゃうよ」と話していたのですが、映画を見て彼も何か感じたようで、「あたり前のことってないんだね」と言っていました。
あの頃、東北から静岡に避難してきた方々とも知り合いになったし、復興に向け努力した人々も周りにいました。今年2月の宮城福島地震の対応にあたっている方々もいます。
私達にできることは、固定概念を極力なくしながら、地域と風土を温かい目で長く見続けることだと思います。決して元通りに復旧しなくても、そこには時代の要請や産業構造の変化もファクターとして入りながら、新しい形で少しずつ社会が始まっていく。復興は早いだけがいいことではありません。時をかける強さもあることを信じたいと思います。
子どもたちに自然災害のメカニズムについて科学的な教育をしっかりと施しながら、次の世代、その次の世代につなげていきましょう。私も自分のやるべきことをやっていきたいと思います。
2021年
1月
19日
火
S様邸 建具調整

本日はS様邸のアフターフォローで、建具調整の立会いに行ってきました。
年末は内覧会、お引越しとバタバタと忙しかったのですが、年が明け建物を少し使っていただいて、調整が必要な部分が出てきたところで対応させていただきました。
S様には恐縮ですが、しばしお付き合いいただいております。
今回、木製建具工事をやっていただいたのは、古庄の青島建具さんなのですが、実はここの会長さんが作った名刺入れ(久能山東照宮参道脇のヒノキを使って)を、私が使わせていただいていました。
以前ブログで書いたことありますが、職人さんに聞いてみたら会長さんの作品とのこと。縁がありましたね。
本日はありがとうございました。
2021年
1月
04日
月
謹賀新年

あけましておめでとうございます。
本年もよろしくお願いいたします。
コロナ禍の中、外出を控える年末年始となりました。こんな時だからこそと、たまった身の回り用を整理する日々です。今できる事だけに向き合うのもいいものです。
その一方で不思議で仕方ないのは、正月のTV画面に映った、混雑した初詣での境内でコロナの収束を願う人々の姿。
いやいや・・・。ちょっと考えることって、そんなに難しいものですかね~。
2020年
12月
20日
日
S様邸(長谷町の家)内覧会のご案内
S様邸が竣工を迎えようとしています。現場は最終調整段階です。
来週、下記の通り内覧会を開催させていただきます。
よろしければ是非お越しください。お待ちしています。
2020年
12月
12日
土
S様邸 気密

今回は気密のお話をします。
S様邸では、断熱材に室内の湿気が入り込まないように、内装ボードの裏に気密シートをグルっと張り込んでいます。
ダウンライトやコンセントなどの設備の裏にも気密シートを回して気密切れが起きないようにしています。壁内に湿気が入り込んでしまうと、カビや結露、木材の腐食に繋がる場合があるので、何度もしつこくチェックしながら施工してもらいました。なれていなかった職人達も、だんだん当然の事と変わっていってくれました。
2020年
9月
16日
水
S様邸上棟

本日は大安吉日、天気は晴れ。
S様邸の鉄骨建方開始、上棟です。
午前8時30分から2t車で7台の鉄骨が運ばれて来ました。今日の分は主に柱とメインフレームの大梁です。仮組みをして建物の骨格を組み立てる作業を行います。
3階建ての柱は、2階の途中で現場溶接して継ぐようになっており、柱と梁のパネルゾーンは工場溶接で組み立ててあります。その部分は前回工場検査の時にチェック済みです。
敷地に余裕がない中で、道路際上空に電線が通っているので、これに当たらないようクレーンで部材を釣り上げて慎重に設置しました。
みんなで安全管理に一生懸命務めました。
こうしてみると2階の梁が一番梁せいがあり、3階、R階に行くほど負担が軽くなる設計になっているのが分かります。この日は上棟式も無事行い、良い建方になりました。
2020年
9月
08日
火
S様邸コンクリート工事

本日はS様邸の基礎コンクリート打設。ここまで大変なこともありましたが、何とかこの日を迎えることができました。
と思ったら、過ぎ去ったはずの台風の名残りで午前中は凄い雨、雷まで鳴る始末。延期するか、どうするか、明日の天気はと全員で協議。
しかし!昼前に雨がやみ、「今だ!!」と基礎底に溜まった雨水をポンプで排水し、更にスポンジでドロを清掃し、午後から打設を開始しました(結果的には、濡れた型枠に打つことができて一番良かったのかも)。
今回の配合強度は設計強度24+補正6=30。スランプは15。強いコンクリートを打ちます。高周波をかけ、突き棒も活用し、計画数量ちょうどで完了。最後は柱天端廻りの清掃と、打設面の鏝押さえ、養生としてシートを掛けて本日の作業を終了しました。
私も一日中汗びっしょり、緊張感を持って職人さんと一緒になって作業をして疲れましたが、やりきった!現場にも連帯感が生まれました。
2020年
3月
08日
日
伝統建築の調査
年末から時間が経ってしまい、気づけば誕生日を迎えていました。
ブログを書こうとはしていたのですが、諸々はっきりしない日々が続き、手控えていたらこの季節。ここまで間が空いたのは初めてです。
年明けには横浜国立大学の同窓会から3月下旬の作品展覧会の出品依頼がありましたが、コロナウイルスの影響でイベントは中止になりました。JIA静岡の方でも、毎年4月の総会時に開催する建築家講演会を中止とするなど、影響が出ています。
一方で2月中旬に行ったみかんぐみの竹内さんによるエコハウスの講演会は開催ができ、多くの来場をいただきました。設計者仲間に久々に再開することもでき、嬉しい時間が過ごせました。
昨日は懇意にしている構造設計者に、伝統建築の現地確認をしてもらいました。私自身は価値のある材を使ったものだから大事にしたほうがいいと常々考え、住まい手にも伝えていたのですが、古いから構造的にどうなのか不安もあると思い、セカンドオピニオンとして一度見てもらいましょうと機会を設けました。結果は大丈夫だろうと。もし補強をするならここというところもありますが、全体で支持する柔構造のため安易に壁を入れるとそこに応力が集中するため、控えめな考え方のほうがいいかもしれません。
あとはその建物をどのようにしていくか。住まい手の判断になってくるかと思います。
ちなみに私は、古い建物の現在における価値を図るときに、経済合理性や構造的な数値だけで全てを決めるのではなく、地域での根付き方や周辺環境との関係、使用材料やそこでの時間や思いを時間をかけて判断すべきだと思っています。人には立ち入れないものと、人と話して整理していくものとありますからね。
大事なものは、できるなら大事にしてあげたい。そんな風に思いました。