2016年

12月

20日

紙コップタワーをつくろう!(第3回)in浜松レポート

12月18日14時半より静岡こども建築塾「紙コップタワーをつくろう!」(第3回)を浜松市鴨江アートセンターで行いました。

 

今日はそのレポートです。

 

当日は他のワークショップも行われる自由な雰囲気の館内。

13時に現地入りして搬入したり、機器の設定をしたりと慌ただしく準備。でも3回目となると慣れてきて要領よくなってきました。多少のことは何かあるという腹積もりでいればだんだん形になってきます。

机や椅子も多すぎずシンプルでしたので楽でした。

静岡市にも欲しい、ちょうどいい施設です。

参加された皆さんはどうやってこのイベントを知ったのでしょうか。

後でアンケートを見るとホームページやチラシ、アットエスという方もいましたが、何か感じてくれたのでしょう。

静岡でやった時もそうですが、子どもにこんなイベントあるよと声をかけるかどうかは全て親の感性次第なんですね。いくら子どもが興味があっても親が無関心ならそれまでですし。

その意味でも出会いに感謝をし、いつも挨拶をさせていただいています。

今回は浜松で開催ということで、浜松にちなんだ話もレクチャーに入れさせていただきました。ピラミッドの高さを浜松の一番高い建物と比べると?とか浜松城のこととか。人類がいろいろな建物を建築してきた中で自分たちの街がどのような位置づけにあるか、なんとなくでも分かってもらえればいいなと思っています。

まず始める前に会場全体にそれぞれ広がってもらいました。今までいきなり始めるとどこか固まってしまったりすることがありました。でも一旦紙コップを置くと狭いからといって移動ってなかなかできないんですよね。なのでまず身の回りに広々スペースをとれるように。イメージがあろうとなかろうと何となく置いてみましょう。

お兄ちゃんたちと参加してくれたこの女の子もあっという間にコツを掴んでいきます。

 

まだ小学生にあがってなくても、均等に間隔を開けながら積むことが出来ていました。

 

とても丁寧。

 

お母さんもにっこりでしたね。この集中していく顔が素敵です。いっぱい褒めてあげましょう。

こちらの男の子は今日はお父さんと参加です。どんなイメージを持って作品をつくっていけばいいのか最初は分からなくて1人でやるのが大変そうだったけど、自分なりにどんどん広げながらできるようになりました。

 

思うんですけど、別に建築のワークショップだからって建造物みたいなものを最初からつくる必要もないんですよね。モチーフはなんだっていいし。脳の深い所が反応して手が動いていたっていい。

男の子にはそういうところがあるようですね。

だんだん高く積み上げてきたら椅子を使ってもう一段。このチームは高い壁を何枚もつくりましたが崩れることもありました。でも彼が最初に積んだところだけは崩れませんでした。一定の間隔、適度なゆとり、均質な力の流れ。高くなればなるほどドキドキと共に置く瞬間を気をつけたい。横から行って摩擦をおこすこと無く、一ミリ上空で静止してからそっとね。

この二人の中心ピラミッドの精度はピカイチでした。さらに周囲に城壁を廻したり塔を作って工夫したり。まったく崩れることなくやり切ったその集中力は流石。

今回は、子どもたち以外に学校の先生も参加してくれました。勉強したいとのことでお電話をいただき、もちろん大歓迎です。プログラムとして建築の専門的なこともロジックとしてはあるのですが、それより何より子どもの表情が変わる瞬間、脳が想像力を働かせる瞬間を掴んでもらえたら嬉しいですね。

今回のイベント情報をリリースしてすぐに申し込んでくれた二人。いいです。ぐいぐい、なんとなく、ぐいぐい。素直にどんどん積み進むということができるのはある意味才能なんですよね。正直、頭はいいんだろうけど全く手が動かないっていう子も今までいました。見てきたものを作ろうとするのか、見たことないものをワクワク創り出すことができるのか。そこは感性の世界、ハッキリしています。

こちらは中学二年生の女の子。高いタワーを3本積み上げました。しかもそれぞれ独立しています。

紙コップは原理的に2個の上に1個が載る仕組み。それを少しずつずらし先端を絞り込んでまとめ上げました。これ、結構難しいんです。大人がやってもまあ大半失敗します。左の塔の上から3段目、ズレたけどどうする?直すか?って聞いたら、そのままにしとくって。その判断、まるです。がんばったね。

のびのびとやった結果、のびのびとした造形に。

高いものもあれば、低いものもある。ゆったりとした曲線やシャープな折り返し。リズムと緩急。いいね。

作品をみんなで見ながら、インタビューもしました。どんな所を頑張ったかな?やっている途中どんなことを考えたかな?終わった今、それを口に出して整理することってすごく大事。ほっぺの赤さから興奮を垣間見ることができますが(笑)、崩れても諦めずに何度でも挑戦した女の子でした。えらいよ。

そしてみんなでまとめの時間。造形を文字と絵で表してみよう。今回は平面図と立面図に挑戦。

 

「う~んと、う~んと、どう書けばいいんだ~!」

 

うん、それでいいんです。どうしたら伝わるのか、今度はそこを考える。

そのための取り組みだから。自分の見方を変える取り組みだから。

 

子どもたちは何とか表現しようと時間を押して最後まで頑張っていました。カッコイイぞ!

みんなで集合写真。作品とともにみんな清々しい顔してるね。どうだったかな。帰ったらお父さんやお母さんに自分の凄さをいっぱい自慢してね。なんなら代わりに先生が言ってあげるから(笑)。

楽しい一日でした。ありがとう!またやろうね!

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2016年

12月

14日

誰かがまちを変えていく

昨日、北山創造研究所の北山孝雄さんの講演を聞いてきました。タイトルは「街づくりのあの手この手」

まちづくり関係者にはとても有名な方で、建築家の安藤忠雄さんの双子の弟です。声も姿もそっくりですが、柔らかで親しみやすいお人柄。引き込まれてあっという間に時間が過ぎてしまいました。

 

聞いてから自分の経験に照らし合わせて考えてみると、

 

今世の中で直面している都市構造、社会構造はものすごい速度で変わっていて状況が混沌としている。

政治家やマスコミが言っていることと、実際に市民がやっていることや日常起きていることが乖離していたりミスマッチは日常茶飯事。望まれる市民生活と都市や建築空間がフィットしていないことのほうが多いのかもしれない。

 

本当は草の根的に色々やろうとしている人もいるんだけど、すぐ壁に当たるような仕組みになっていたり。特に、生涯学習センターという名の公民館の閉鎖性など最たるもので、ふたをあければ年寄りや内々の集まりしか無い。外に開こうという姿勢は全く持たずに、それで仲間募集って、一体何を考えてるんだろうと呆れたことがある。

 

まあ行政機構の社会統治ということを考えると保守的になりたい気持ちも分からないでもないが、それで街の人口が減ったとか言っているのってやはり痛い。だから若い人が相手にしなくなるのだよ。正直だから。

それを変えるための予算をつけたり、管理システムの変革に行政は心底チャレンジできないんだろうな。

 

でもそれを諦め半分仕方ないよで受け入れてはいけない、やっぱり。

昔ある設計で行政担当者の見識に呆れ、ケンカしたことを思い出しました(苦笑)。

 

せっかく自分で事務所をやっているのだから、もっと社会に対し自由にやりたい。世の中の問題を見つけ、自分なりに解決策を導き、システムを編集していく。今一度そのスタンスを再確認しよう。

 

街づくりというのなら、みんなが欲しい場は何?地元の人が欲しい場は何だろう。歩いて楽しい街がいい。変えるのは勇気がいるけど、新しいことに挑戦する覚悟を持って望みたい。

 

おもしろい無茶。固定観念を捨ててみんなにとっていい無茶を自然体でやろう。

 

そんな仲間、いつでも募集しています。

 

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2016年

12月

08日

事務所を移転しました

12月より事務所を移転しました。

 

前の近くですが今度は富士山が見えます。

静岡県民としてはやはり嬉しいものですね。

 

この一週間ほど引越し作業諸々で大変でしたが何とか形になり安堵しています。

 

いや~、よかった。

 

実は遡ること数ヶ月前。

当時の家主から一通の書面が届き・・・。

 

なになに?

 

建物を・・・に譲渡しました。

 

・・・としては取り壊して・・・する計画で・・・。つきましては退去願いたく・・・。

 

オイ。

 

オイオイ。

 

なんと!なんとまあ!

 

建物が知らない内に買収されてる!

 

ええ~?

 

なんだこの煎餅は!

 

瞬時に借地借家法の知識が頭の中を駆け巡る。

で、落とし所をイメージしつつ、しばらくほっとくと決める(笑)。

 

だって今忙しいし。焦るべからず。

 

 

それから2ヶ月経ち、徐に始動。

 

いくつか廻り、管理会社とも協議をしつつ、

最終的には高校の同窓会の大先輩にお世話になり落ち着きました。

 

いやはや、こんなことあるんだと得難い経験でしたね(笑)。

 

これも一つの転機。

また頑張っていきましょう。

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2016年

11月

21日

静岡こども建築塾in浜松

12/18(日)に浜松で静岡こども建築塾「紙コップタワーをつくろう!!」を下記のように開催します。

東西に長い静岡県。1、2回の会場となった静岡市が遠い子どもたちもいたと思います。待たせてごめんね。

みんなで一緒に楽しみましょう!!

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2016年

11月

18日

最後の授業

今日はデザイン学校の第三課題のプレゼンでした。図面と模型の成果物に対して一次審査を行い、プレゼン方式の二次審査を行いました。

 

私自身の評価は別にありますが、これを生徒自身に行わせ投票し、自ら伝え方や完成度を考えさせることを目標にしています。

 

結果はどうか。成功でした。

 

生徒の出来についてはそれぞれあります。

良いところもあれば、もっとやれたところもある。

 

成功と言ったのは、それを全員が各自で自覚していて、自ら皆の前で素直に語った、いや語れたという点でした。これは見守ってきた私にとってはとても大きなことで、技術とともにみんな人間として成長したんだなぁと本当に嬉しかったです。

 

教える授業から、成長を待つ授業にしてみて苦しいと思うこともあったけど、生徒が自ら気づけ、学べたことは意義がありました。

実はこの学校の建築科は今年いっぱいでなくなります。なので今日が本当に最後の授業。

 

五年間いろいろなことがありましたが、自分自身も生徒を指導する中で学ばせていただきました。共に考え情熱を持って向き合えば皆良い生徒でした。良くも悪くも裏切ってくれる個性も楽しかったです。

 

自分がいい先生かどうかは分かりませんが、生徒たちの将来につながる基礎の部分で少しでも貢献できていたら、そう言えば昔あんなこと言われたなと思い返してもらえたらいいなと思っています。

 

長い長い道のり。この仲間と学び会えたことを大事にしてもらいたいと思っています。

 

お世話になりました。

ありがとう。

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2016年

11月

09日

公共建築の日記念講演会

今日は法政大学名誉教授で構造設計者の川口衛先生の講演会に参加してきました。

構造設計の大御所の先生ということで初めてお目にかかりましたが、難しい内容を非常にシンプルに分かりやすく整理してお話いただきました。

「構造は建築のために何ができるのか」というタイトルでしたが、もちろん構造家が建築家の下ということではなく、逆に建築空間を構成する花形はやはり構造なんだと再確認する濃~い内容。もう必死にメモを取りました。

先生が設計された1964年東京オリンピックの代々木競技場の空間構成、解析手法と問題解決に向けたアイデアを学べたことはとても貴重でした。

設計スタート時は建築設計・構造設計ともデザインや計算をせずひたすら3ヶ月くらい模型だけをつくって大空間の検討をすすめていたとか。

当時最大規模の建築空間ということで構造効率を求め最終的にテンション構造に至ったとのこと。

このあくまで効率を追うということが大空間を造る上でとても重要であり、その検討過程は今から50年前といえど本当に新鮮でした。

また、建築デザインにおけるスケール感覚についてガリレオ・ガリレイの新科学対話にある「小さな構造でうまくいったことが大きな構造でもうまくいくと考えてはいけない」という言葉を引き合いに出しお話下さいました。スパンが長いからといって相似形で部材を3倍にすると、実は応力的に3倍弱くなる。つまり同じ強度を保つためには相似形ではダメで、軽くて強い材料を用い効率の良い構造システムに変える必要があるということ。失敗例の北京の鳥の巣の解説は参考になりました。

今日は本当に勉強になりました。これから自分の建築に反映させていきたいと思います。

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2016年

11月

08日

時間の管理につきまして

毎年この時期になると私の頭を悩ませるものがあります。手帳です。

この歳でまだ定まっていないとはお恥ずかしい限りですが、毎年試行錯誤しています(笑)。

 

仕事柄納期が長かったり、一定のスパンで物事を考え処理することが多いのでマンスリータイプを使っていましたが、流石に密になりすぎて書き込みがきつくなってきました。

マンスリーの良いところは月の予定をひと目で俯瞰できる点ですが、その反面各日の予定が記号のようになってしまい、どれだけ時間をとったか踏み込んだ把握がしづらい点があります。あとこれは私だけかもしれませんが、なんとなく毎日がポヤンと早く過ぎてしまうような気がして・・・。

 

そう、問題は一日の濃度なんです。

これを上げることができるような時間管理を今一度!

 

ということで手帳を再考してみました。

 

過去、ウィークリーや4分割ブロックタイプ、フリーノートタイプ等ことごとく失敗した私の経験を生かし、今回選んだのはマンスリー&バーチカルタイプ!!

上から下に向かって矢印を引けば視覚的に時間を量で把握しやすいし(アナログ式時計みたい)、文字は左から右に書くので時間方向とバッティングしない(ウィークリーはこの問題で生理的にだめでした)。

 

試しに今月の予定を移してみましたが良さそうです。最初のマンスリーにざっくりと予定タイトルを書き、後のバーチカルに内容を書く。この少し分け入っていく感覚がいいですね。それに一週間の時間を見開きの面でとらえ、この時間でできないことをあの日のこの時間にやろうという算段が視覚化された世界の中でひと目でできる。

 

手帳とアイデアノートは分けて使うのでノート欄まではいらないし。

 

しばらく試してみるとしますか。

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2016年

10月

30日

杭基礎の勉強会、立ち止まって待つ力

火曜日にJIAでメーカーを呼び杭基礎と免震基礎の勉強会があったので参加してきました。

杭基礎については今年話題にもなったのでその後の情報収集も兼ねて。

 

が、ちょっと予想外?でした。

 

横浜の杭データ偽装については、それを受けて業界的に取り組むガイドラインや規約等の新しい設定や見直しは特にないとのこと。工事のおさらいとして、支持層の考え方、地盤調査、施工情報の共有、対処法の事前周知確認等の説明はありましたが、それはそれでもちろん重要だけど、当然と言えば当然の話。 

 

「え?いいの?それだけで」

と、思ってしまった・・・。

 

例えて言うなら、ある特定の大工さんが釘をしっかり打たなかったから建物が歪んだ。ちゃんと打とうねという程度の認識らしい。そして結局はちゃんとプロセスを踏んで工程を進め、何かあれば正直に立ち止まって、適切に対処をしていくという倫理観の問題らしい。

 

「決して自己本位に身勝手な理屈を持ち出して塗り固めるのではなく」と。

 

う~ん。

 

そう考えれば工事に限らずそういう人って確かにいる。

 

立ち止まって待てない人。

 

そういう人は大抵視野狭窄に陥っているから、リスクというものの本質を見つめることも、人にどれだけ迷惑をかけることになるかを想像することも出来ないし、当然我慢をすることもできない。忠告しても耳を貸さずに感情的に居直るのが関の山だったり・・・(オイオイ)。 

 

仕事は人と人がやることだから柔軟性は必要なんだけど、ここぞという場面で立ち止まって「待てるか、待てないか」はもっと重要で、その姿勢を人は見ている。逆にそこさえしっかりしていれば大抵のことは後から何とかなるんだけど、それがダメだと簡単に信頼関係が崩れてしまうわけで・・・。

 

あたり前の話なんだけどね。

 

いずれにせよ、

自分は仕事をやる以上責任があるので、危なっかしいことはできません。

 

我は丁寧かつ慎重に進めるべし。

それが最終的に本当の顧客利益につながるはず。

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2016年

10月

24日

カスタムヘリテイジ91

念願の?ボールペンを入手しました。

ブログの新しい機能で少し雰囲気のある写真にしてみました。黒に銀のソリッドなデザインです。

 

パイロットのカスタムヘリテイジ91。回転式、芯径1.0。

 

実は昨年授業中に万年筆を使っていた際に、落としてペン先を打ってしまって以来ずっと困っていました。

やはり万年筆はしっかり机に向かって書くものだ、だけど生徒の間を回って立ったり動きながら書くことが多いし・・・。シャーペンよりはっきり見やすい線が必要で書類上の問題もある。人前なのでそろそろ少しいいものを持ちたいなぁ。なんてモヤモヤしながらズルズル日は過ぎ。

 

で、最終的な結論として至ったのが国産の良いインクが備わっている油性ボールペン。

ソフトでスムーズ、それでいて滑りすぎずとても満足な書き味です。所有感も良く、最悪落としてペン先が潰れても芯を交換すればいいだけなので長く使えそう(ここが自分には特に重要)。

 

手から何かを生み出す人にとって筆記用具は当然重要で、特に重量バランスとグリップ形状は譲れません。これがダメだとなんか気になってしまい集中できず・・・。究極的には筆記用具の存在を忘れるものが一番なんですがね。

 

図面を書いたりスケッチを書いたりと全方位にペンが動くので、一定のボール径で決まった幅の線を書くことができるボールペンはありがたい存在です。

ちょっとだけ、気分が上がるよう自分にご褒美をあげています(笑)

 

 

 

 

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2016年

10月

21日

設計条件とイマジネーション

建築計画Ⅱの授業で「私達の村」というシリーズ課題(全三回)に取り組ませています。

 

小さな公共を考えるということをテーマに、最小単位をベースに人との関わりや生活の営み、時間、風土を意識してもらいたいという願いで設定しました。

村の夕べを現す建築を計画するという、場所も規模も自由な課題から始めましたが、どうも自らのイマジネーションでストーリーを紡ぐことが苦手らしく、また村ということも詩的に捉えることがなかなか出来ない様子。仕方がないのでもう少し具体的に、村のチャペル(ここでも迷走を繰り返し登場人物の複雑な人間関係に陥る(笑))、道の駅(今日本の地域や社会状況を見据えて考えたい)と続いてきました。

 

聞くと、条件や与えられた課題に対してはどう対応するかを考えられるけど、そもそもの世界観を考えることはできない(もしくは現実感のない暴走。面白くも有り、痛々しくも有り)生徒が大多数。

 

そうかな~と自分は残念に思うけど、ここは大事なところなのでしっかり受けとめておいて欲しい。

演出家とプロデューサーの違いだ。

 

細かくディレクションすることもいいけれど、時に物事を大局的に見る目も持っていて欲しい。そしてそれがどんどん展開していって世界が膨らんでいく。

現実の世界だって、本当は最初は小さなイマジネーションから始まるのだと思う。

 

あと三回の授業。

何とか最後はいい形になってくれるといいなと思う日々です。

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2016年

10月

20日

図面ケースに救われた命(?)

二ヶ月ぶりの投稿になってしまいました。

間隔が空き過ぎると億劫になってしまうのですが今回はちょっと事情がありまして。

 

9月7日の夜に北街道の交差点で横断歩道を渡っている時に、

左斜め後ろから飛び出してきたタクシーにはねられてしまいました。

 

全くの相手の前方不注意で、こちらとしては予知することも避けることもできず、気がついたらアスファルトの上に大の字に寝ていました。救急車で運ばれるわ、道路はえらいことになるわ、バスは止まるわ、辺りはてんやわんやでした。(を、雨で濡れたアスファルトに頬をつけて眺めていた・・・)

 

後から警察に聞くと6m位飛んでいたとのこと。

 

手元から飛んでいった図面ケースだけが気になっていましたが、幸い親切な人が持ってきてくれたのか、救急病院で確認することができました。見ると裏に強く擦れた跡が大きく広がっている。タクシーと自分の間に挟まって、そのおかげで体が大事に至らず済んだようです。といっても左半身を強く打ったのでその後は病院通いの日々ですが・・・。

 

そんな中猛烈に忙しかったミッションが最近終わり体がボロボロだったので、今日地元藤枝の温泉に行ってきました。半年に一度くらい行くのですが、今回は本当に、癒されました・・・。

 

「身を捨ててこそ浮かぶ瀬もあれ」と思い生きる中で、

建築の神様に救われたかな?

 

今日からまた再始動です。

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2016年

8月

18日

横浜市マンション杭打ち問題

お盆の最中、新聞に横浜市のマンション杭打ちデータ偽装問題で横浜市が建築基準法違反を認定する方針を固めたと記事が出ていた。国交省も改めて行政処分の追加を検討する方針とも。問題発覚後に改めて検証を進めてきた結果だが、この事実を重く受け止めたいと改めて思う。見えない地中の話だからという現場の気分が、当然構造的につながる地上の建築物に表れてきたという話だ。

 

私自身今現在一級建築士製図試験を教えているが、今年の試験課題には地盤条件を考慮した設計という一文が盛り込まれている。用途である保育所、児童館・子育て支援センターに加え、熊本地震でも記憶に新しい天井落下対策、省エネ対策としてのパッシブデザインなどまさに世情を見据えた試験課題だが、莫大な予算をかけて行う国家試験として、今後の社会を担う人材育成的な側面からして前述のことは避けられないのであろう。

 

教えていて強く思うことは、現実を強く認識した者だけが勝ち抜いていくということだ。

 

作図というのはただ鉛筆できれいな図面がかかれていればいいわけではない。同じ線一本でも、どのような思想背景で、どのような意図で引かれているかで全く変わってしまう。その積み重ねが図面になるだけだ。

だから究極的にはそれを生み出す人間の勝負ということになる。

 

「設計者としての人格が全てを支配する」

生徒にはそう伝えている。

 

生み出されるものの質は、その取組方の質に比例する。鉛筆の芯や奮闘した汗で図面がちょっとくらい汚れたって構わない。情熱を持って自分に磨きをかけていってほしい。

 

このプロセスが必ず自分の人生の糧になるはずだ。

10年前の自分を思い、叱咤激励でのどを嗄らす日々である。

 

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2016年

7月

26日

ペンケース

今日、注文していたペンケースが届きました。gentenのトスカ。

 

実はずっとずっと悩んでいたペンケース。持っていた革のペンケースがちょっと小さめで(普通の人には十分です)、三角スケールがキチキチ。金尺は入らず、収納本数もそこそこ。なので二段型のものにしてみたり、フラットタイプを試してみたりといろいろ試行錯誤を繰り返してきました。

地味に長い道のりの末行き着いた結論は、やっぱりペンは分かりやすく上から取りたいし、仕事道具を我慢して減らしたくはない。定規類も絶対入れたいし、かつ上品な方がいい。

 

やっと発見しました。

 

というか何で気づかなかったんでしょう。gentenの財布はもう10年も使っているのに。

この辺りの鈍さが自分らしい・・・(笑)

 

早速入れてみてバッチリ!!

 

その中身はと言いますと・・・、

金尺(シンワ:素材の厚み確認や模型に便利)。

三角スケール(SIGA:1/100、1/200,1/300,1/400,1/500,1/600。製図に絶対必需品)。

定規(MIDORI:アルミ&ウッド定規。金尺が入らない時に代用で買った)。

2ミリホルダー(4B)&2ミリシャープ(赤)(最初のエスキスや図面修正に便利)。

0.5,0.7,0.9のシャープペンシル(芯は0.5と0.7がB、0.9は2B。筆圧の弱い自分と相談を繰り返し・・・)。

ゲルインキボールペン(ユニボールシグノキャップ式:赤青0.5、黒0.38。キャップ式のペン先でないとダメ)

サインペン(ぺんてる:黒、赤。スケッチ、採点用)。

蛍光マーカー(ダークブルー:水、ガラス表現用、イエロー:重要項目)。

色鉛筆(三菱鉛筆:みどり。植栽用)。

消しゴム(パイロット:フォームイレイザー。カスのまとまり、消え方共これがベスト)。

芯研ぎ(ファーバーカステル:2ミリ用。何より小さく、軽く大げさでなくていい)。

 

という一軍ラインナップなんですが、ここに至るまでに多くの文房具が参入しては淘汰され、非情宣告を受けては消えていきました。商売道具ですからね。妥協はできません。する理由もありません。

そしてデスクの右斜前のペンスタンド(二軍の定位置)すらGMの厳しい視線に常に晒され、なんとか支配下登録されている状況です。そう、まるでプロ野球の選手たち。厳しいんです(笑)

 

なんにせよ、最近浮き立つものが無かったので、これで気持ちを盛り上げて、

暑い夏に向かっていこうと思います。

 

ちなみに次なる目標は油性ボールペン。

長く使え、重すぎず、人様の前で使えるように・・・。

 

またご報告します。

 

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2016年

7月

17日

建築相談

このひと月プロジェクトが忙しくて諸々あり、久々の記事です。

今日は静岡県住まい博にJIAの建築相談員として参加してまいりました。

 

私は結構忙しくてほぼ相談詰めだったのですが、来た相談内容はイベントが住宅メーカーなどの出店が多いにもかかわらず、メーカーでは対応できなかったり、行政の通り一遍の答えでもクリアできないものばかり。建築行為に入る前の段階の悩みというものでした。

 

よく考えて見れば本来この部分こそが人生特有の事情というものであり、ここをしっかり見つめて対応していかないと何でそんな建物を作ったの?となってしまいます。まっさらの分譲地にさあ建てますというものばかりではないんですね。

 

でもそういう問題を抱えた方々に限って、何処に相談していいか分からなかったり、何年も悩み続けていたりします。まあ八木事務所に来る相談は元々こういうケースばかりなので、じっくりお話を聞かせていただきました。

 

相談者さん、大丈夫です。

一つ一つ進めていけば必ず何とかなりますから。

焦りだけが禁物です。

 

こうした会話をした後に、ごろ寝しながら考えてみて、行動のイメージが湧いてきたら動き時。

楽しい時間をありがとうございました。

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2016年

6月

21日

耐震診断補強相談士講習

本日は静岡県耐震診断補強相談士講習に参加してきました。5年に一度のこの講習、初登録からもうそんなに経ちました。自分の席から撮ったので周囲の人が近いですが、会場は超満員です。

建築界は過去大きな地震がある度に建物への構造的影響を解明しながら法改正が為されてきました。古い建物だからこのままでもいいやと言う気も分からないではないですが、そこに居住するというのなら、できることはやっておいた方が良いでしょう。熊本地震であった通り、朝起きたら天井が鼻先にあったなんてこともありえます。補助金も出ますので、一度検討してはいかがでしょうか。

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2016年

6月

17日

13才のハローワーク2016

昨日は13才のハローワーク社会人講師として高校生の進路相談にのってきました。

5時間もやっていたおかげで、今日は体がバリバリです。

 

社会人講師と言ってもいろいろな職業の人がいるわけで、昨日ぼんやり高校生の顔つきを眺めていたらその中でも建築士の所に来る子達ってちょっと意識的な子が多いような気がしました。

別に自慢でも何でも無くむしろその逆のような感じなのですが、世に人気な医療福祉系というわけでもないし、打算で選ぶには微妙な仕事だし、自分でやってみたいと思えないとできないですしね。

 

多分学校の先生に無理やり話聞いてこいって興味もないのに座らされたしょうもない子もいたけど(他の子の迷惑なのですぐに追っ払った)、センスとか感性とか必要ですかとか自分の気にする所と職業マッチングを秤にかけて真剣に話を聞いてきた気がします。

 

ちなみにセンスとか感性とか、それは残酷なくらいにはっきりしているので多分よっぽどなければそもそも話を聞きに来ていない。それよりも建築は色が綺麗だとかその程度のことが重要なのではなくて、どんなふうに使われてどんなコンセプトでその環境を成立させてあげるかとかそっちの方が重要。

そういうことを真剣に一つ一つ考えられる子が向いているよと教えておきました。

 

よく、こだわりの住宅、好きなことを思いっ切り詰め込んでとか言ってるものって、大抵ろくなものがありません。コンセプトもなくばらばらで薄気味悪いのが関の山。

「多少制約のある方がいいものが作れるよ」と伝えてあげればよかったと思いここに書いておきます。

 

先は長い、頑張れ若者!!

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2016年

6月

05日

紙コップタワーをつくろう!(第2回)レポート

10日以上も遅ればせながら、紙コップタワー第二回のレポートです。

おかげさまで参加者は定員いっぱい。建築レクチャーからスタートです!

ワークショップは全員で散らばって建物の輪郭づくりからスタート。

みんなそれぞれのテーマを持って進みます。5段目ぐらいができると、規模感が立ち現れてきて発想が第2段階に進みます。このチームは鬼ヶ島をイメージしていくようです。

このカット、今回の私のお気に入りです。

彼はとても集中して頑張っていて、組み方も安定していたのでどんどん高く積むことが出来ました。

友達と助け合いながら。この二人は参加二回目。伸び伸びと取り組んでいて注目を集めていました。

こどもって不思議だなって思うのは、初めてでも周りのみんなといっしょだと見よう見まねで一気にコツを掴んでいくんですね。その勢いの中のスパートは本当に凄くて、彼女は友達と膵臓のランゲルハンス島のように複雑な細胞構造に似た造形を作り上げていました。

小さな子たちはママやパパと一生懸命頑張りました。

この辺の方々の雰囲気がとても良くて、みんなとっても笑顔でした。

自分の背丈を超えたら椅子を使ってグイグイと。

反面その勢いで若干前のめりにバランスが崩れていき、この2分後彼に悲劇が訪れる・・・(笑)。

それでもみんな自分らしい取り組みができていました。子どもがどこに気づいて工夫しだすか、大人は見守りながらサポート。みなさん力の流れも意識しだしてくださり、いろいろな発見をしてくれたようです。

教育を柔らかく、知恵を使いながら楽しく。会話は尽きません。

振り返りのまとめでは、みんな机にかじりついてイメージをなんとか紙に記そうと今度は違う頭を使って頑張ります。おでこの裏側で大量の情報が裁かれているのがひと目で分かる、貴重なカット。私は大好きです。

頑張ったところの発表でもしっかりと自分の言葉で表現できました。簡単な言葉だけじゃなく、なんとか自分なりの伝え方をする所、造形や空間を言語に置き換えていく所、とっても大切な時間だと思っています。

そしてそれをちゃんとやれたみんな、とっても素敵でした。

静岡こども建築塾はきちんと学ぶ子どもたち、それを見守る意識の高い親御さんたちに支えられ、本当に協力的に取り組んでいただいています。ここに改めてお礼申し上げます。

こうして共に過ごす中で様々な発見をできることが、私達の人生を豊かにするものと信じ、これからも頑張っていきます。

 

今後ともどうぞよろしくお願いします。

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2016年

5月

29日

事務所登録の更新

土曜日の朝6時前だというのに娘に起こされてしまい、二度寝するのも何なのでこのブログを書いている。

 

今日はこれから一級建築士製図試験の授業に行って一日教えてくる。今年の勝負の始まりだから頑張らねばと思う反面、長丁場だからちょっと不安だ。

 

というのも、先週土曜日に結膜炎になって以来、喉の痛みやら風邪の症状が出てしまった一週間だったから。幸い処方してもらった薬が効き、今は復活しているが改めて体調というのは大切だと感じた。個人事務所なので何をやるにしても尚更なのだ。

 

その事務所のことだが、木曜日に静岡県建築士事務所協会に行き、建築士事務所登録の更新申請を済ませてきた。五年間の登録期間の満了一ヶ月前までにやらなければならないので、直前でバタバタする前にと思って行ってきた。無事受理してもらい一安心。職員の方の気持ちの良い対応が病み上がりの身にありがたかった。

 

2011年の8月1日に新規登録してから、5年が経とうとしている。

 

申請書類を見ながら、我ながらよくやってきたと振り返った。よくやってきたというのは何か偉大な成果を残したということではなく、よく続いてきたという意味(笑)。まったくの徒手空拳、何か大きな寄る辺があるわけでもなく、あてがあるわけでもないところからのスタート。開業した時はその時点での自分の人生の歩みの成果を痛感したものだった。

 

できたものを売るわけでもなく、大した営業ができるわけでもない中、自分を認めてくれたささやかな人達から仕事の声をかけていただいた。それに応えようとどんなことも全力で取り組んだ。設計監理以外にも一級建築士としての色々な仕事を経験し、頼まれて教える側の仕事も始めた。やってみると意外と自分に向いていることも分かった。自分の幅を広げていくことを知った期間だったと思う。

 

儲かりまくって余裕が有るわけでもないのに、なんとなくボランティアで各活動もやるようにもなった。お人好しな自分の性格もあるのだが、情報化社会と言ったところでこうして手作りで社会はまわっていくんだと知ることができたし、一つの物事に対し色々な人の感じ方というものを知ることができた。

 

最初は人と知り合って仕事に結びつけばいいなという邪な考えもあったが、こと自分に関してそんなことは全く起きないので、今は自分がやりたいようにやるようにしている。それも分かった(笑)。

 

ボランティア活動は、その日の経験というよりも、取り組み方を思い返す中で心が成長するのかもしれない。子供の教育に関わりながら気づいたことは、自分は人が成長する瞬間を見るのが好きなんだということ。

前向きな意思が、前向きな空間と時間をつくりあげる。その単純なライブ感が嬉しいのかもしれない。

 

 

次の5年間をいいものにできるようにまた頑張っていこうと思う。

 

とりあえず今日は四日前に噛んでできてしまった口内炎をやり過ごすことに全力を尽くそう。

うまく喋れるといいのだが・・・。

 

 

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2016年

5月

15日

近ごろ

人のつながりというものは結局は感性のつながりなんだと実感することが多い。

 

例えばこのホームページ右下の木と建物をモチーフにしたロゴマーク。

人と環境の関係を抽象化したもので、当然ながら普段一般の方から色々コメントを寄せられる類のものではないのですが、先日クライアントの方と一緒にお酒を飲んでいる時におもむろに褒めていただいた。半分自分のために作っている部分もあったので、この感覚を理解してもらえることが分かり嬉しかったです。

 

先日行われた息子の運動会では高校時代の友人と会った瞬間深く話し込み、仕事や生き方に対して共感することが多いことを発見できた。逆に生き方が違う同級生とは会話が難しくなるお年頃・・・。聞くとお互いの息子どうしが学年は違えど学校で仲がいいとか。自分の知らないところでつながっているんだなあ。

さらにふと振り向いてどこかで見た顔と思ったら、先日のワークショップに来てくれた親御さんだったり。

気づけば近い環境にいたんですね~、そっかそっか~とご挨拶。

 

静岡こども建築塾について言えば、会場は静岡県教育会館、案内はWEBではホームページと静岡新聞のイベントサイトに、チラシは静岡県立美術館と静岡市美術館、静岡市立図書館に置かせていただいているんですが、教育会館の事務の方は企画を見て「へーおもしろそうじゃない!」と、二つ返事で会場を貸してくれるし(シラッと断られるところもあるんです(涙))、美術館の方も同じアートということで非常に好意的。

静岡市美術館の受付の方は、これは順路を出て来た角に置きましょうとサラッと言ってくれるし、ありがたい限りです。

 

静岡市立図書館については、うちの事務所が中央と御幸町の2館で雑誌スポンサーをやっている縁もあるけど、GW中の休館日に司書の方と話したら興味を持っていただき、今日覗いたらチラシの残りが僅か2枚でした。本を借りに来た親子が何かを感じ手に取ってくれているとしたら、とても嬉しいことだと思う。

 

身近な子育ての知り合いにも案内はするんですが、付き合いがあるからといって参加するということは、うちに限ってはありません。予定やこどもの興味の問題もあるんでしょうが、結局は受け手である親の感性が全てのような気がします。反応する人は何も言わなくても反応するし、そうでない人はそれなりですし。もちろん良い悪いではありません。

 

更に言うと住んでいるところと会場までの距離もあまり関係ないようで、蓋を開けてみれば近所だから来たということはなく、遠くからでも意識を持ってきてくれる子が多いのがうちの特徴です。こういうプログラムですからハッキリしてますね。

 

もしかしたら、いや大半のイベントがそうなんでしょうが、設計事務所が事務局になっているから行ったら営業されちゃうんじゃないか、そういう関係になるのは嫌だな~と思っている人もいるかもしれない。

そこは断言しちゃいますが、する気もない。ええ。逆に不義理なくらいです(笑)

 

私は年齢や立場に関係なくモノをハッキリ言う人間なので、ドライな関係であったほうが学びの場としてやりやすいし、自分の研究としても得るものがある。だから参加意識をはっきりさせるために少額とはいえお金の存在も大切で、その関係の上で私が考える世界で思うようにやらせていただいています。

 

だいたい設計の依頼をする人は自分から動きますから。

もちろん拒みはしません(笑)

 

今まで各会や団体を通し様々な活動もしてきましたが、自分一人で動くことで自分の存在価値がはっきりし、自分がどんな人達に共感してもらえるか、支えられているかが明確になった気がします。

そこでつながった人達との環に喜びを感じ、更に探究心が湧いてくる・・・。

良い循環になっています。

 

 

 

 

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2016年

5月

04日

高山・市民の森

今日はとても良い天気でしたので、自然散策をしようと思い静岡市の高山・市民の森に行ってきました。

 

藁科川を上り、水見色の集落を過ぎ、山道をウネウネ(途中ちょっと酔いました)。

 

ニホンカモシカを見ることができたり(横切るお尻)、植物や清涼な空気に癒やされました。

 

息子はハンミョウを見つけたいとずっと言ってましたが、残念ながらそれは叶わず。

 

展望台からの眺めは静岡平野が一望で、いい気分転換になりました。

 

こうしてみると静岡って本当に山に囲まれて守りやすそうな街なんだなあと、昔のまちづくりにしばし思いを馳せていました。

 

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2016年

4月

30日

出張講座

今日は静岡こども建築塾の出張講座に行ってきました。

行き先は、気になる子や発達障害の子どもを持つ親のピアサポートグループ「虹色たまご」さん。前回イベントの時の縁で招かれて、子どもたちと一緒に紙コップタワーづくりに取り組みました。

みんなできることをやろうと準備を手伝ってくれたり、片付けも頑張ってくれたり嬉しかったです。

 

少しずつ自分で気づきながら、試行錯誤の上で作り上げた作品が、最後は友達の作品とつながっていったりと、温かい取り組みができました。

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2016年

4月

24日

紙コップタワーをつくろう!(第2回)開催決定!!

第1回開催後、多数の反響をいただき誠にありがとうございました。再度の開催を求める声にお応えして、同一プログラムの第2回を開催します。前回参加できなかった方はこの機会に是非ご参加下さい。

よりグレードアップしたものをつくりたいというお友達も、もちろんお待ちしています!!

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2016年

4月

16日

熊本大地震

今日は研修で名古屋に行っていましたが、熊本の地震がずっと気になっていました。刻々とあらわになる被害の状況、続く余震、亡くなられた方々には心から哀悼の意を表します。

 

地震の怖いところは、一度大きな揺れが来て何とか保ってくれた建物も、その後に続く余震でとうとう崩れていってしまうところ。それがあるから避難して揺れが収まったからといってすぐ戻るわけにもいかない。

焦りと我慢で精神的にもかなり辛い。台風のように通り過ぎたら終わる瞬発力のある災害との違いだ。

 

今回目につくのは土砂崩れや地面の崩落、道路の陥没など地域のインフラが破壊され寸断されてしまっている点。田舎の大変なところで車がないと救助にも行けないし、集落が孤立していってしまう。

 

きっと今夜も、そしてこれからしばらく次の被害が出続けるかもしれない。もともと九州は大きな川が少ないので、豪雨になると雨水を流しきれずに土砂崩れや水害にもなりやすい。とても心配だ。

 

なんとか収まってくれないかと、ニュースばかり気にしている。

ああ、頼む・・・。

 

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2016年

4月

11日

入園式

今日はとてもよい天気でした。駿府城お堀の桜吹雪が舞う中で、娘の入園式に行ってきました。

 

息子が卒園してから丸2年。彼もクラス替えしてこの春から3年生になりました。そして今度は娘が年少に。

 

最初から計算してみると・・・、結構長い幼稚園との関わりです(汗)

 

そのおかげで、今日は緊張することもなく、ある意味勝手知ったるというか、自然体で過ごす事ができました。こういう所がこの幼稚園の気楽ないいところなんでしょうね。

 

親として少し余裕が出たところで、楽しいことを一緒にやっていければいいなと思います。

 

静岡聖母幼稚園の皆さん、どうぞよろしくお願いします。

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2016年

4月

02日

紙コップタワーをつくろう!(第1回)レポート

本日は静岡県教育会館で、静岡こども建築塾の春休み企画「紙コップタワーをつくろう!!」

空間・造形ワークショップを行いました。

最初にけんちくのこと、当塾の目的を説明し、昔から人が「積んで」作ってきた世界中の建物を紹介。

そこを頑張っている私の写真がないのは残念ですが、なんといっても主役はこども!!

積み方のコツを教わったら、一斉にスタートです!!

フロア全体の様子を見て振り返ったら驚き!プレ企画にも来てくれた子がどんどん積んでいきます。

あっという間に身長を超えるタワーができてきたので、こちらで椅子を用意。さらに高みを目指していきます。ここからは慎重に、そ~と置くんだぞ~。

全体的にどうつくるかは実は高さではなく平面にかかっています。

 

手前の子は星形平面。

ひとつひとつの紙コップの間隔もバッチリな彼。

後の展開が楽しみです!

 

四角の子、丸、楕円、さらに城壁や二重螺旋、遠近法を駆使したものまで。

 

おそるべき子どもたち(汗)

 

来る前になんとなくイメージしてきた子、レクチャーを聞いて考えた子、何も考えず無心で取り組んだ子。いろんなやり方があっていいよね。

 

まわりの子の様子を見ながら、子どもは一瞬でグンと伸びる。

 

子どもがどう決めていくか、大人がその目を見つめます。

と、向こうのほうでガラガラガラ~!

振り返るとさっきタワーをつくっていた子の足が少し触れてしまったとのこと(涙)

大丈夫!!これからこれからにすぐ復旧だ~!!

 

でもこの衝撃で、みんな「壊れることもあるんだ、紙コップって怖くないんだ」と理解して安心したみたい。

自分の作品をじっと見つめて、やってやろうじゃないのと俄然やる気が出てきました!!

 

さあ、小学生も未就学児も思い思いに積み上げます。

 

もう積み上げちゃって下さい!!

 

なんてったって先生はこの日のために紙コップ8500個も用意したんですから!

 

足りるかな~、いや、多すぎないかな~と、自問自答を繰り返したこの一週間。

 

まったくの杞憂でした(笑)

 

前に用意しておいたマンハッタンの摩天楼のような紙コップのかたまりがあっという間に無くなっていきます。

 

小さな子も、パパやママの助けを借りながら、でもだんだん自分の力でひとつづつ積み上げていきます。その手が脳とつながっているのが分かります。

 

 

フロア中央では肩の高さまで来た子がそっと紙コップを置いています。

 

紙コップのいいところは、同じ積むにしても積み木や石より隙間ができるので、向こう側とこちら側、光の陰影によってボリュームや立体が把握しやすい点にあります。

 

そしてなにより、軽くて安全なので、初めて取り組む子が崩れても萎縮しなくていい。

何か悪い事しちゃったような気にならなくていいところが大きな魅力です。

 

伸び伸びと取り組める環境の中でこそ、創造性は現れてくるものですからね。

 

大人はその環境をデザインしてあげればいいだけです。

小学4年生のお兄ちゃん二人にインタビュー。この後どうするか作戦会議をしています。

どうする?もっとつむ?中にも置いてみようか?でもせっかくだからもうちょっと高くしよう!

土台を広くとった内部空間は、入ってみると自分達だけの特別な場所。紙コップの隙間から周りの様子を眺めながら、どこから手を付けていくか考えます。

写真奥で写っている後ろ姿の女の子。

どっしりとしたタワーができているのが分かるでしょうか。

女の子二人組で協力して作っているのですが、円柱状に一段一段しっかりと積み上がって安定した形状になっています。

 

紙コップの自立性が何で担保されているかというと、垂直反力と摩擦力です。

 

上の荷重がしっかりと下に伝わる。高い塔で下を抜こうとすると想像よりずっと固く引き締まっています。

 

また、横からの風圧やねじれに対抗しているのは、実は紙と紙の摩擦力。

 

こんなさらさらしたものでも接点にそれはあって、等間隔にバランスよく積まれた中で力が分散して流れ、全体を一体的に支えてくれるようになるのです。

次第にみんな自分達で椅子を持ってきてチャレンジするようになってきました。

 

これは足元だけダブルになっているのかな?

色々な工夫があります。

 

お母さんが見守る中で、モノとモノの間の距離を図って整合させていく。空間把握能力の基本です。

 

モノとモノをぴったりとくっつけることは容易なんです。

でもその間に適切な「間」を設けることが難しい。

それが空間設計です。

 

この空間に関する能力は、開発するのがとても難しく、時間がかかります。

 

建築を学ぼうといざ大学に入ってからやればいいというわけではなく、できることなら小さな時から色々なかたちで親しみたいもの。

 

それはどんな職業についても同じなんですね。ものを並べる、地図を読み、分かりやすく人をアテンドできる。

人の想像力を想像する。

対人関係の距離も視覚的に置き換えて理解できるようになります。

 

因みに左の子は幼稚園の年中さん。

パパの見守る中で立派なものです。

飽きずに小さな達成感を積み重ねることで、「僕はできるんだ」という意識が生まれる。

そしてまた前に手が伸びる。

 

今回小学生だけでなく、未就学児も保護者同伴で参加できるようにしている背景は、その小さな挑戦の姿を保護者の方々に見ていただきたいから。

 

私も自分の子どもの姿で学びました。

 

崩れ、泣き、ふてくされ、でもやり、できたらのめり込む。

よく考えれば実社会の大人と同じ姿がそこにはありました。

作り始めてから50分。そろそろ完成に近づいてきました。

嬉しいね。でもここからは無理をせず(笑)

ピンチのチームはパパやママも一緒に参加!今までよくぞ見守って下さいました。

お願いします!出番です!!

そして会場はラストスパートを走り抜け・・・。

はいそこまで!

終了~!!

頑張りました~!!

 

手を止めてみんなで見て回ろう。

 

他の友だちはどうやっているかな、難しい所をどうやって処理しているのかな?

自分の発想、友達の発想、どうだろう?

上からも見てみよう。思ってもいなかった見え方があるよ。

 

お互いの作品を比較すること。

 

これ、建築の世界でとても大切なことです。

二つ以上のものを比べてみる。お互いの良いところ、選択した手法の可否、視点の在り方など、「気づき」が生まれるようしっかりと向き合うこと。

 

建築は人の命を預かる仕事だからこそ、思い込みに陥らないオープンマインドな姿勢をつくりたい。

お互いの努力と才能を目にしたところで記念撮影です。

みんな達成感ですごくいい顔をしていると思いませんか?自分のイメージを立体空間にして吐き出すことで、洗われたような顔。実はすごく興奮しているんです。頭の中で、知的興奮。

私も参加者のお父さんお母さんと同じ親ですから分かります。本当に嬉しいです。

 

で、残酷ですが、壊します!

ってちょっと待った~!!まだよ~、まだまだ。

盲滅法にやってはダメ。これも学びです。自分の作品から、これを取ったら一番壊れそうだというところの紙コップを一つ抜いて下さい。さあ最後の実習行ってみよう!

 

ガラガラガラガラ~!!!

 

このペアは先程の大きなタワーの二人。一つ抜くと円筒の半分が崩壊する。そしてもう一つで残りの半分が崩壊。つまり、あれだけの量で積んだタワーを、原理的には二つ抜くだけで崩壊させることができる。

残念半分、爽快感半分?だったかもしれないけど、いい学びになったらいいな。

そしてもちろんそれをみんなでお片付け。

片付け大作戦、8500個の紙コップをたった3分で片付けました!!

最後は今日のまとめ。感想や工夫などの振り返りを、空間の後は言葉や絵でまとめてみます。

あの気持ちをどういう言葉に置き換えればいいのか、必死に探す姿がありました。

 

現在の日本では、幼稚園や保育園、小学校、中学校などにおいて空間教育がほとんど為されていないのが現状です。芸術分野において音楽や絵画、彫刻等はありますが、建築は手付かず。もちろん専門性の問題があり、一般の先生には難しいのですが、総合的な感性が養われ、かつ人間が社会生活を営む上で様々なシーンで必要となる能力の学習支援ができないかという思いで始めてみました。

正直に言えば、自分の子どもに教えるならみんなでやったほうが楽しいからというのがありますが(笑)、

やはりやって良かったと思います。

 

今回の取り組みを振り返り、次回につなげていきたいと思います。

 

最後に、参加してくれたみんな、本当に素敵だったよ!またやろうね!!

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2016年

3月

23日

「紙コップタワー」プレ企画

本日は4月2日の「紙コップタワーをつくろう!!」プレ企画ということで、静岡市葵区の中央児童クラブで実際にみんなでやってきました!

 

最初に建築家の仕事のこと、昔の世界の建築は石やレンガを積んで作り始めたことなどを写真を見せながら話をして、この取組の背景を説明しました。みんな興味津々しっかり聞いてくれました。

 

その後は紙コップで立体をつくるコツを簡単に、教えすぎずに伝え、いざトライ!!

子ども達はどんどん積んでいきます。失敗したら体感的に判断!広げたり狭めたりして即対処!

できては崩れ、積んでは震え・・・(笑)

三角ジャンボタワーがツンツンと!

もうみんなドッキドキです。

上から見るとお花みたいだね~。Kくん、盾みたいな奴(万里の長城)も覚えたね!!

できたぜー!

 

さわるなー、

 

壁から離れろ―、

 

こっち向け―、

 

イエーイ!!

 

 

次こっちのチーム、

 

みんな入って、

 

写真取るよー!

 

せーのっ

 

ガラガラガラガラー

 

なんでやねーん!!

そのころTくんは

 

ミョーン!!

 

おおーすごいぞ、

 

力が上手く流れている

 

安定してるぞ!!

 

高いところは協力して

そっと置いたね。

作り終えたらみんなで他の人の作品を見て回ります。どんな所に気を使ったかな?

どうやって乗り越えたかな?ちなみにこのチームは畳とカーペットの微妙な差に悪戦苦闘していました(笑)

みんなでそ~と集まって、記念写真。あっという間の2時間!私も喉カラカラ、汗だくです(笑)

最後に今日のワークショップのまとめです。感想や作品の絵、友達のすごかったところなど振り返りました。

保護者の皆さん、大人の皆さん、子どもは天才です。どの子にも豊かな力があります。それを上手く引き出すだけです。「何も考えずに作ったら、すごい作品ができておどろいた」と書いた子もいました。ということはそれだけ夢中になっていたということ。

 

できること。失敗して挽回すること。またできること。それを積み重ねることで見えてくるものがある。

 

単純でいいんです。

 

みんなでみんなの才能に興奮した、とってもクリエイティブな時間でした!!

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2016年

3月

17日

静岡こども建築塾

こどもの建築教育に取り組むために、静岡こども建築塾を立ち上げました。

 

建築、特に空間の学習については、小学生などの若年層においてとてもなされていると言えないのが日本の現状です。そこで私自身子を持つ一人の父として、建築家として、職能を活かして大切に伝えていきながら、共に成長していきたいと思っています。重要な事だからこそ、関心を持ってもらえるように、シンプルに楽しみながら学びを深めていきたいと思います。

 

ホームページ冒頭のNews、静岡子ども建築塾のページにもありますが、春休みの企画として紙コップを使用したワークショップを準備しています。事務所には大量の紙コップがあります(笑)

 

子どもたちの気づき、発見や探求にじっくりと向き合っていきたいと思います。

どうぞよろしくお願いします。

下記は第一弾の企画です。是非お気軽にご参加下さい。

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2016年

3月

09日

環境との対話

本日は建築家の小堀哲夫さんの講演会でした。

浜松の天竜川に面した地に㈱ROKIの本社や研究所を設計され、数々の賞を受賞された方です。

 

その場所の空気感を大事にし、目に見えない環境を建築を通してどう表現するか。

 

英国の画家ターナーの絵を参考に、絵にすることでより美しさを喚起する手法をイメージし、建築というツールを使ってその場所や環境がより豊かになることを目指し取り組んでいるとのことでした。

 

また、人間は人工的に与えられた設備環境に居るよりも、半屋外空間にいたほうが、温度上昇や明るさなどの満足許容度は上がるという論考は興味深いお話でした。

 

同じ5度温度が上がるにしても、半屋外にいた方が風の条件がなくても不快に感じないということですが、何でもお膳立てして与えずに、原始から持つ人間の強さをもっと信じて、適応力を引き出すことで人間性を取り戻すという考えは私と共通するものでした。

 

本日はありがとうございました。

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2016年

3月

04日

JIA塾(保険のこと)

今日はJIA静岡地域会の役員会に顔を出した後、そのままJIA塾の研修会で建築家責任賠償保険lについて学びました。

専門職業人賠償保険のジャンルで、専門職の人間がその職業において一生懸命やったんだけど起きてしまった事故を救済するというのがこの保険。1963年に医師、1971年に建築家、公認会計士、1975年に司法書士、1976年に弁護士、1987年に税理士の各賠償保険が開発されました。

 

建築家賠償保険(建築家の設計等の業務)では、建物に障害・損壊があるかどうかが焦点ですが、最近ではプライバシーや個人情報保護についてもカバーされています。事故は建物引き渡しから5年以内にその80%が起きていますので、その時期にしっかり点検していくことが重要です。

 

いろいろな事故事例を聞き、とても参考になりました。

特に気を付けなければいけないなと思った判例は、

 

1)色

 景観条例で指定範囲外の明るい色で塗っちゃって、市から是正勧告、塗り直し費用が発生した場合。

 建物の滅失・損傷はないので・・・、対象外!

 

2)タイル

 設計だけを行い、タイルが剥離してきた場合。

 タイルの選定をしたからといって、実際に施工したわけではないので・・・、対象外!

 建築家の設計責任はないということ。

 ※工事監理者(ちゃんと施工されているか確認する人)と一緒に訴えられたので裁判費用は出た。

 

3)地震

 対象外。

 

と、あくまで建築家の立場に立って判断されます。

いろいろ起きても論理的に考えなければいけません。

 

だいたい年間40件程度の事故があり、漏水、構造、地盤が大半を占めているとのこと。近年は設備(空調容量や水勾配)の案件も増えているそうです。それを月一回保険事故審議会を建築家や弁護士らで開いて審議し、有責、無責を決定しているとのこと。

 

で、思ったのは、

 

やっぱりここぞという部分は慎重に慎重を重ねて設計・監理しなければいけないということ!!

あったりまえですが、これにつきる。クライアントを困らせてはいけないのだから。

 

ちゃんと目の前の事実を受け止め、現場を見る。

 

これにつきますね。

 

 

 

 

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2016年

2月

15日

幼稚園の父たち

土曜の夜に幼稚園を卒園した園児のお父さん達と飲んできました。

 

うちが卒園した次の代(昨年卒園の代)の集まりらしく、夕方からやっていたようなんですが、3次会から私にもお呼びがかかりまして。外は雨降ってるし変な時間だしな~とは思ったんですが、なんか電話してきた人が珍しいくらい楽しそうに話すのでついつい・・・。

 

ここ二週間ずっと体調不良で外出できなかったストレス発散もあります(笑)

 

焼肉屋でマッコリを飲みながら、皆の話を聞いていたのですが、みんな卒園しても結構熱く話すんだな~と、意外というか驚きというか。

 

自分達はこうやったぜという思い出が、成功体験になっているのでしょうか。

当時活動をしなかった人にも熱く語る姿は、見ていて微笑ましかったです。

 

私が会長をやった時に幼稚園に雪を持ってきたのですが、聞くとそれから二年間やっておらず、雪を体験したことがない世代が四月から年長になるとか。皆さんそれが気になっているようで、このまま卒園じゃ寂しい、雪をやんなきゃ、三年に一度はやってやらないとと、口々に言っている。

 

終いには八木さんまた頼む(うちは下の子が来年年少になるので)と言ってきたので笑っておいたのですが、こういう活動ってどうなんでしょうね。

 

もちろんいいことですし、当時は子供も幼稚園も大喜び。メディアにも取り上げてもらいました。

 

ただ、自分としてはやり方のお手本は示している。

 

それを繋げるかどうかは次の代、また次の代のこと。その時々の幼稚園との関係や全体としての雰囲気もあるにしても、結局はどう取り組むか人次第なんだろうと思う。

 

本当に必要で大切なことなら、公に声がでてくるはず。そこを見つめる必要もあると思う。

 

 

ともすれば親が前に出がちな幼稚園でした。

 

しかし私はそれでは教育の質は上がらないと思っていたので、会長になった時に、能動的な保育が実現されるよう、親は半歩下がって見守り、職員が自立していくことを願い、活動指針としました。

 

予算がないから知恵を出し、前に出がちな親を教育理念に沿った枠組みの中で成功体験を植え付けることでコントロールし、かつ新しい取り組みによっていろいろな可能性を発見しながら信頼関係を深めていく。

 

全て、父母と職員が協力し、懐の深い気持ちで明るくやってくれたおかげです。

 

私自身挨拶は積極的にしましたが、園での滞在時間は皆の印象に反し歴代会長より少なかったんではないでしょうか。居過ぎない、見過ぎないようにもしていました。

 

 

今、どうでしょうか?

詳しくは知りません。

しかし、今は今の取り組みがあるはず。見つけてやっていってくれればと思います。

 

 

あと、給食をやる話が出てました。

そういうことをしないと園児も集まらないとのことで、週に一回やるとかやらないとか。

 

でもね、こういうサービスって本質的にはどうでもよくて、一番大切なのは教育だと思う。

 

人が集まるかどうかは、教育に魅力があるかないかだと思う。そこを見失ってはいけない。

歌をうたう、体を動かす、生活動作、同じことをやるにしても、どうやるかだと思う。

 

給食で高校は選ばないしね。所詮サービスはその程度のもの。

 

私は、休みの日に図書館で一生懸命勉強している幼稚園の先生の姿を見たことがあります。

すごく嬉しかったし、そういう姿に期待したい。自分で研究したことを思い切り発揮して欲しい。

 

こうあるべきと狭い価値観に陥らずに、多様な心を持って広い視野で挑戦して欲しい。

 

是非、創造的な教育を!

そういう気持ちで応援しています。

 

 

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2016年

1月

28日

修了制作審査会

デザイン学校の方は年度末を迎え、課題提出が続きました。

 

先週は私が受け持つ建築計画の最終課題の講評。

今日は修了制作の審査会でした。

 

共同制作の訓練として、また課題の提出時期が重なって負担が大きいからと担任の先生から相談されたこともあり、建築計画の最終課題はグループ制作にしたのですが、正直ダメでした。ダメダメでした。

 

グループ内でのコミュニケーションが全然足りず、そしてなんとなく自分を押さえちゃった結果、

「一人✕3=3人前」にならず、三人集まって一人前?って感じに。

やらなきゃよかったってぐらいでブログに書く気も起きませんでした(ヒドイ先生(笑))

期待していたんですが、残念です。

 

で、最後ということもあり、授業の後みんなで語り合いました。

この課題、この授業、今までやってきて、感想や思ったこと全部。

 

自分のずるさや甘さをそれぞれ分かってはいるみたい。だからグループ内でポジションを取った人もいたみたい。ただそれをどうやって克服して乗り越えていくか、そのために具体的にどう実行するか、そこを追求しようと確認しました。

 

生徒間同士では、他の授業ではわりと褒められるのに、この授業では全てを曝け出した上にそんなことまでというぐらい皆に言われ、帰り道に悔しくて震えてくる(笑)とか、バカにしていた友達の凄いところが見えてヒヤリとしたり、一晩で模型を仕上げて持ってくる周りの追い上げにドキドキしたり、口には出せないけど心の中で正直負けたって思う気持ちを知ってしまったとか、正直な言葉が聞けました。

 

それに気づけているだけ、学んだのかな。

 

授業の最初に生徒に言った言葉。

この授業にお手本はない。だから上手だねという褒め言葉はない。自分を投影することになるだろう。

 

クラス内の人間関係のヒエラルキーが、作品のクオリティという指標で変わった半年だったようです。

 

 

そして今日の修了制作審査会。

 

こちらは個人作品。例年と違い、審査員の先生方がいる教室に一人ずつ入っていってプレゼンする形式。

緊張でガチガチだったり、涙目の子もいたけどちゃんと発表ができていた。作品の質もやはり一人でやったからか世界観がはっきりしていた。

 

結果的には、最終課題でダメだった子の作品が一番良かった。だったらもっとしっかりやれといいたかったが、第一課題で見せて以来鳴りを潜めていたものが現れたのだろう。あれから一週間、頑張ったのかな。

 

指摘は先生方によって様々だけど押さえて欲しい建築的セオリーや基本はある。

私もガツンと言わせてもらった。けど直せばすぐだ。それを持ってしっかり就職活動して欲しい。

 

終わって糸が切れて泣き出しちゃう子、ひっくり返っちゃう子もいて驚いたけど、これをもって今年は終了。

 

自分の取り組みがどうだったかは、これから春休みに一人の時間を過ごす中で、それぞれが思い、感じていくはず。来年、一廻り大人になった生徒たちと会えることを楽しみにしています。

 

みんな、お疲れ様。

 

 

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2016年

1月

14日

長谷通り

昨日はリノベーションまちづくりの講演会に行ってきました。まちの役割を考えることに刺激を受けたので、さっそく自分の一番足元にある長谷通りの建物を改めて調べてみることにしました。

既存建物の有効活用を切り口に、まずは取っ掛かりとして空き家の調査です。

この通りは浅間神社の鳥居を目指してお堀の北側を東西に伸びる通りで、一応商店街になってはいるのですが、ポロポロと営業を止めて間口の狭い住宅が増え、今では 非常に静かな商店街となっています。静かというか、逆に特徴的というべきかな。

決して賑わいが有り他から人が来るというわけではなく、あくまでこの地域に根付いたものだけが増えずに残っているというある意味シビアな形態。

コーヒー豆、花、美容院、銭湯、寿司、味噌、スーパー、電気、信用金庫、診療所、接骨院などが、歩行者と車とバスが通る細い通りにパラパラと。

唯一人が集まる時といえば、夏の長谷通り大祭りのみ。逆にこの時だけは凄い。ただし対象は親子。かなり健全な雰囲気で心配もまったくないので、小さな子の親からは絶大な信頼があり、このお祭りのおかげで毎年旧友と再会できるありがたい場。

でもやっぱり新陳代謝の力が無いですね。伝統のある地区なのでポテンシャルはあると思うのですが。私としては、人が集まれる広場的な場所を作れるといいとひそかに思っていますが。

さて調べてみると、なぜか通りの南側にのみ空き家(使用状態不明)の建物が数件。通りに対し北を向くので若干暗い印象を持たれてしまうからでしょうか。凄い有様のものがこの地価の場所にあるのも異様です。後でちょっと興味を持った建物を法務局で調べてみると、やっぱり大なり小なり事情があってこうなっているようで(汗)。ちょっと考えます。

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2016年

1月

12日

合格祝賀会

昨日は一級建築士試験の合格祝賀会がありました。

 

教える側の自分としては、合格者の顔を見て直接お祝いの言葉を伝えることがとても楽しみでした。

 

本当におめでとう。よく頑張りました。

 

乾杯の音頭を頼まれていたのですが、その前の来賓の方々の挨拶では、

「ここからが始まり。さらなる自己研鑚を。厳しい業界で・・・」などの言葉のオンパレード。

 

なんだか後ろで聞いているこっちまで緊張してきてしまいました(汗)

 

それが親心と分かるのですが、私はとりあえず今日は明るくお祝いしたい!

 

合格された方のこれまでの努力への敬意、そしてこれからの未来を祝し、乾杯をしました。

 

二次会では今だから言える話でゆっくり語り合うことができ、とても良かったです。

今後実社会の中で出会っていくことも有ると思いますが、そんな時はお互いまた成長した姿を見せられるといいなと思います。

 

明るく、前向きに、頑張りましょう!

 

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2016年

1月

10日

フランク・ゲーリー展&新年会

六本木なので、21_21 DESIGN SIGHTでやっているフランク・ゲーリー展「I Have an Idea」に。

前にここに来たのはいつだったかな~、のどかだな~とテクテク歩いて近づきながら、そうだこの下にあの空間があるんだったと思い出した。

ちなみにこの展覧会はアイデアの発想に迫るプロセスの展示なので、完成品の模型とか図面とかそういうところを主眼に置いているわけではありません。

さっきのノーマン・フォスターとだいぶ違いますが、まあいろんなものを見ようということで。

上はパリのルイヴィトン財団の模型。

ビルバオからゲーリー流の進化を遂げていますが、外皮が全て空間と一対一の関係にあるわけではないので、有効内部空間としては見た目より小さい。けど体感空間としては違った面白さがある建築です。

ゲーリー自邸。

彼はとにかく気になったいろんな形のモノを集めて身の回りに置く人(笑)自邸では建物から塀まで、外皮に拡張していく工事を繰り返しているようで、どんどん形が変化していった感じです。

模型で考える。

 

眺める。好きになったり、嫌いになったり。

 

また作って壊す。

 

その繰り返し。

 

 

子供のように執着していると思えば、それを実現するためにコンピューターを駆使し、合理的に経済的な施工ができるようBIMを開発して建設業を変えているしたたかで戦略家のゲーリー。

 

ほとんど外観への興味しかないように思うけど、それでもその特徴的な外観で実現不可能と思われないよう建設プロセスを再構築している点は尊敬に値する。

 

自ら建設業に携わっていた経験が生きているようで、感性だけでなくちゃんと数字が口から出てくるリアルな建築家だ。

もろもろ見ていっぱいです。

ゲーリーのフィッシュダンス。完璧性の象徴としての魚。

 

紙くずでもどんなものでも常に造形を作る意識を持つ人でした。

 

右は帰ろうと階段を上って振り返ったところの写真。

遮光スクリーン越しに漏れてくるリズミカルな光とコンクリートの壁。そうだ、ここは安藤さんの建築だと再確認。

登戸に移動し、夜は大学の新年会に。

恩師が昨年神奈川文化賞を受賞し、その祝賀会でした。

 

そこで先生に掛けられた言葉。

 

「いい仕事をしよう。諦めず、もっと自分はできるんじゃないか、あとちょっと上を目指そう。そうやって続けよう」

 

ありがたいです。先生はいつもいい言葉を言う、真っ直ぐな人。最近出版された本も頂き(右側)、いい時間でした。

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2016年

1月

10日

フォスター+パートナーズ展

六本木ヒルズ52階東京シティービュー内スカイギャラリーに来ています。

 

海抜250メートル。目の前に遮るもののないガラス張りの空間は、外に広がる東京の静かな眺めと裏腹に、南側は凄い日差しです。汗を拭きつつ向かった先は、イギリスの建築家ノーマン・フォスターのプロジェクトを紹介する「フォスター+パートナーズ展/都市と建築のイノベーション」です。

ギャラリー内では、ヨーロッパを中心に、中近東や東アジア、北米等で積極的に活動するフォスターのエネルギッシュな軌跡の数々を、模型やパネルで展示しています。

 

すみません私、六本木ヒルズの上だろ~?と舐めてました。

個々のクオリティーが高く、想像を遥かに超える展示の充実ぶりです!

写真撮影OKなのも助かりました。撮りまくりです(笑)

 

上の写真はドイツ連邦議事堂ライヒスターク。コンペ提出案断面模型です。戦火をくぐり抜けた歴史的遺産をどう再生するか。鉄とガラスで大きく屋根をかけて包むことを提案しています。

最終的にできたのは、左奥にちょろっと見えてますが中央にガラスのドームを蘇らせたプランですが、この軽やかに自然の光で包む感覚が他の作品にも共通してあるように思いました。

各パネルを見ていて思うのですが、シンプルでとても見やすく、要点が分かりやすい。

そのプロジェクトにおいて本当に求められていることをしっかり調査し、テクノロジーの力で自然と共生する環境をデザインしている。パートナーとの協働の精度、融合性の高さが分かります。

香港上海銀行本店/建物の中のオフィスから街や空中庭園を眺めることができることを示スケッチ。

個人的には、こういったドローイングがあって非常に良かったです。大きな考え方と重要なディテール概念が同時に記されたりしていると、それだけで建築の成り立ちが分かります。

ベルリン自由大学。近代建築の再生として、大きな玉子を埋め込んだエコロジー建築。

バックミンスター・フラーとのパートナーシップをしていた影響でしょうか。宇宙船のような形状のプロジェクトがいくつか見受けられます。

そしてノーマン・フォスターといえば世界中で建設したタワーの数々。光を背に並ぶ姿は圧巻の一言。

中央の円錐形のタワー、スイス・リ本社ビル(ロンドン)はガーキンの愛称を持つロンドンを代表する建築。

ロンドンシティのブルームバーグ新欧州本社屋では、周辺の歴史的文脈に配慮し、古典的序列、比例に答えたファサードとしています。その上で魚のエラのように外気を取り込む外装としているとか。

 

 

都市のマスタープランや空港、港湾、地下鉄、高速鉄道など、様々な社会インフラをテクノロジーを背骨に美しく描き出す手腕は見事。

 

中でも特に私の胸を打ったのが、フランスのタルン峡谷にかけられたミヨー橋。

 

もう、本当に、美しい。

 

2.46km離れた二つの高原をつなぐ雄大なスケール。

力学的に裏打ちされた繊細な柱脚。見通しの良いこの斜張橋は、パリとバルセロナを直接結ぶ高速道路のネットワークを結びつけるとともに、この地域の重要な景観資産となっています。

 

写真が分かりにくいかもしれませんが、赤い屋根の集落、自然景観に調和する、美しい社会インフラが実現されています。

 

できることを駆使し、更に挑戦し、高いものを目指し続けること。

 

「建築とは価値観の表現である」ノーマン・フォスターのこの言葉がよく分かりました。

大きな刺激を受けました。

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2016年

1月

06日

新年

あけましておめでとうございます。本年もよろしくお願いします。

 

年末年始、皆さんいかがお過ごしだったでしょうか。

 

私は、年末にあるお世話になった方が亡くなり

正月三日に葬儀に参列してきました。

 

血がつながっているわけでもなく、年も45歳上。周囲には分からない二人だけの交流でしたが、自分を温かく見守ってくれた人生の先達でした。

 

あれからその人との関係をいろいろ書こうと思いましたが、どうしてもうまく書けません。

 

自分の人生が動いた時代と重なっているからかもしれませんが、一口に言えないものが多々あります。

 

ただひとつ分かることは、自分にとってひとつの時代が終わったということ。

 

年が変わるように、新たに覚悟を持って歩んで行こうと思います。

 

今の自分があるのは、そういう人達のおかげなのだから。

 

 

 

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