2017年

12月

24日

メリークリスマス

クリスマスの時期になりました。早いもので今年も残す所あと一週間。

師走の焦りに巻き込まれないようにと、車では安全運転を心掛けている八木です。

 

さて先日、平成29年度一級建築士試験設計製図試験の合格発表がありました。

10/8の製図試験で作成した設計図書を2ヶ月かけて審査し、優劣が競われました。

その結果、合格者数は3365人、合格率は37.7%でした。7/23の学科試験(合格率18.4%)を含めて換算すると、総合合格率は10.8%、合格者の平均年齢は31.5歳でした。

 

静岡県では74名の方が合格され、私が教えた生徒達も頑張った結果、その一角を占めることができました。合格された方々に心からお祝いを申し上げるとともに、彼らの努力を支えて下さった関係各位の皆様に改めてお礼申し上げます。

生徒の皆さん、厳しい指導について来て下さりありがとうございました。

 

この試験はナカナカに辛いものでして、避けては通れないとはいえ、避けずとも超えるのがまた大変で。合格者の平均年齢である30歳前後と言えば、結婚や出産など人生が動く時期とも重なっており、単に仕事上の話だけではなく、受験生にとってはまさに人生を賭けた大一番となっています。

 

合否については、ある程度の知性を持った人間同士の相対試験である以上仕方がないのですが、それでも合格者の名前を眺めていると、皆きつい中で必死にやっていた人達だということに納得し、その日々を鮮明に思い出します。

一方で落ちた人は、甘えがあった人、手を抜いていた人、素直に聞けなかった人…。分かる気がします。厳しい言い方ですがこれが現実です。ここから這い上がっていきましょう。

 

そんな大変な試験ですが、良いところもあります。

 

それは、誰かより優位に立たなければ合格できない相対試験を闘う中で、合格した人間は厳しさを手に入れることができるということです。単なる資格の話ではなく、建築の道を生きる上での姿勢とも言うべきものです。

 

私達の仕事が人々の生命や財産を預かるものである以上、大切なことです。誰かの下だったからとか、言い訳とか、そんなことは依頼者には関係ありません。人格を変え、一級建築士として厳しく、自分の責任で決めるのです。

 

生徒達もそれが分かっているのでしょう。見ていると、受かった人同士が本当の友達になれます。だからこそ、去年受かった人は共に戦った仲間の今年の結果が気になるようです。その気持ちが通じたのか、私の携帯にも嬉しい知らせが届きました。本当に良かったね。

 

年の瀬の本当のプレゼント。

合格したみんな、おめでとう!

メリークリスマス!!

 

 

2017年

11月

18日

製材所訪問

急に寒くなってまいりましたね。皆さんいかがお過ごしでしょうか。

 

この週末あいにくの雨でしたが、製材所さん企画の森林伐採ツアーに急遽お招きいただき参加して参りました。少し早くついたのでストーブを囲みご挨拶。皆さんいい笑顔の方々でホッとしました。約30名程の参加者の皆さんが集まったら、まずは工場見学からスタート。原木がゴロゴロ置かれる中、フォークリフトが一生懸命働いています。

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2017年

11月

06日

ROKI研究棟

昨日はJIA東海支部主催のROKI研究棟見学会にスタッフとして参加してきました。日本建築学会賞、JIA大賞も受賞した作品です。天竜川が浜松平野にちょうど顔を出し始める場所に位置し、眺望も最高です。この日は全国から多くの参加者が訪れ、九州や沖縄などの旧知の建築家達と再開することもできました。内部の撮影は許されませんでしたが、この地でできることをイメージし、仮設を立てて検証していく取り組みは大きな刺激を与えてくれました。

 

設計者の小堀哲夫さんが仰っていた、「建築は本来楽しいもので、もっと自由に工夫をしてつくっていい」という気持ちが良く分かりました。工業系の研究所や開発拠点ってこうあるべきとか、学校の研究所ってこんなもんだろうとか、思考放棄した建築を焼き直してつくっても何の進歩もない。他の用途の建物も、今一度自由に解釈して向き直っていきたいと思った次第でした。

 

 

 

 

2017年

9月

15日

日本建築家協会東海支部 岐阜大会

JIA日本建築家協会東海支部の岐阜大会に参加するため、岐阜市の岐阜メディアコスモスみんなの森にやって参りました。

 

実は岐阜に来るのは初めてです。新幹線では数え切れないくらい通り過ぎているのに、興味はあれどなかなか機会がなくて。

岐阜駅で降りましたが、静かだけどしっかりとした街区のまちという印象でした。平日昼間で賑やかではないけれど、皆落ち着いています。想像していたより山が近く、自分のいる位置や方位が分かりやすい街並みでした。

 

会場となった建物は伊東豊雄さんの設計ですが、どうも最近「みんなの〇〇」というネーミングが目立ちますね。

確かに公共建築は市民のものですが、安易にキャッチーにしているような気がしています。昔、三谷幸喜の「みんなの家」っていう映画があったけど、なんかコミカルな雰囲気が意匠にも出てるんだよな~と、中を歩きながら悶々。そこまでしないといけないもんかと思いつつ、二階の図書館のデスクで2時間ほど仕事をしてしまいました…(苦笑)

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2017年

8月

19日

こども建築塾in焼津

8月19日に、焼津市教育委員会社会教育課様の御依頼により、焼津市大富公民館にて静岡こども建築塾「紙コップタワーで焼津のまちをつくろう!」を開催させていただきました。

 

建築レクチャーでは、100年以上前の焼津の港や運河なども紹介し、現在の状況と重ね合わせることでまちの成り立ちをみんなで一緒に学びました。

 

制作では、独創的に広くつながっていく子ども達の作品が地域の連帯感を表しているようでした。仲良く楽しくきちんと取り組めて、とても素晴らしかったです。意識の高さを感じました。

 

参加してくれた沢山のお友達、関係者の皆様、本当にありがとうございました。

今後とも静岡こども建築塾をよろしくお願いします!

 

 

 

2017年

7月

31日

ふじのくに木使い建築カレッジ

7/27、28と伊豆長岡で開催されたふじのくに木使い建築カレッジに参加して参りました。

この企画は静岡県木材協同組合連合会と静岡県が主催し、木材の生産、製材、流通から設計、施工の現場をつなげることを目的に、2日間泊りがけでセミナーやレクチャー、ワークを行い、研鑽と交流を深めてきました。

それぞれの背景をしっかりと理解し、早い段階から情報を共有しながらプロジェクトを進めていくことが、これからの中大規模木造建築を成功させる元になると確信しました。

 

ちなみに会場は伊豆長岡おおとり荘。食事も美味しく大変お世話になりました。

今年の一級建築士製図試験の課題が小規模リゾートホテルでしたので、いいタイミングで見学にもなりました。 

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2017年

7月

22日

夕涼み会アートワーク

昨日は静岡聖母幼稚園の夕涼み会でした。

先月行ったワークショップ以来、園からずっと相談されていた紙コップを用いた「氷の世界」の展示を、アートワークとして行いました。

 

様々なスケールの造形が折重なるようにして、青い光を照らしてみると、キリッとした立体感を持つ氷の世界となりました。

足元に配した灯籠や、氷の結晶のモチーフも各所に配し、別世界となりました。

多くの方に喜んでいただけて良かったです。

 

 

 

2017年

7月

11日

静岡市立図書館雑誌スポンサー拡大(麻機、北部、長田)しました!

連日暑い日が続きますね。皆さんいかがお過ごしでしょうか。

うちの近所の静岡高校は、夏の高校野球県大会が始まり早朝から頑張っています。

 

さて、皆様に御報告があります。

当事務所は2年前から静岡市立図書館の雑誌スポンサーとして、中央図書館(VERY)、御幸町図書館(STORY)でスポンサードさせて頂いて参りましたが、この7月1日より新たに、麻機図書館(VERY)、北部図書館(VERY)、長田図書館(AERA with kids)でもスタートしました。

 

麻機図書館は麻機小学校に隣接しており、小さいながらに暖かく落ち着いた雰囲気で、地域の核として機能しています。入館してすぐの右手が雑誌コーナーとなっています。先日確認したら図書館の方がPOPも作ってくださっていました。お気持ち、ありがとうございます。

 

北部図書館は北部体育館に隣接しており、すぐ裏を流れる安倍川の堤を散歩もできる気持ちのいいロケーションです。館内の書棚は高さを抑え、来館者が和める雰囲気づくりがされています。入館してすぐ左手が雑誌コーナーとなっていまして、大きな木の机でゆったりと閲覧できるよう配慮されています。

 

長田図書館は静岡市の長田支所、長田児童館との複合施設の中にあり、長田地区の方々にとって利便性の高い図書館です。メインの雑誌コーナーが奥の方なので、入館してすぐ左斜め前の子育て用の雑誌を選択させていただきました。ご挨拶をしたらすぐに対応していただきました。

 

広告の位置は、雑誌の表紙(小)、裏表紙(大)、書架(小)となっています。もし手にとって頂けたなら、A4サイズの裏表紙も見てもらえたらと願っています。

 

館内の撮影ができないので写真がありませんが、皆さんが図書館に行かれて目にして頂けたら幸いです。私達の生活を豊かにしてくれる図書館を大切に、今後ともどうぞよろしくお願いします。

 

 

2017年

6月

22日

事業家としての目を持ち建築活動を続けたい

毎月、日本建築家協会本部からJIA MAGAZINEという冊子が送られてくる。

一般の方が目にすることはあまりないが、インタビューや論考を中心に、我々建築家が歩んできた道、これから進む道を考えさせてくれるものでもある。

 

先日届いた7月号を開いてパラパラと眺めていたら、3月に参加した熱海リフレッシュセミナーについて、後日自分が本部に送ったレポートが掲載されていた。

 

自分の文章には、「事業家としての目を持ち建築活動を続けたい」とタイトルが打ってあった。

ん?と思い読んでみたら、職能領域の拡張について、確かに文章の終盤をそう括っていた。少し前のことなので忘れていたが、今の状況のきっかけとなった当時の気持ちを思い出したので、改めて書いておこうと思う。

 

空き家問題、商店街の衰退、団地の高齢化など、現在社会を取り巻く問題については、一方向からこういうものを設計して下さいと

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2017年

6月

21日

13歳のハローワーク2017

先週の火曜日、13歳のハローワーク社会人講師として、高校生の進路相談にのってきました。

年々意志を持って相談に来る生徒が増えてきて、今年は具体的に資格や大学のことを多く聞かれました。

 

4時間で10人位の相談を受けましたが、その中で一人、印象に残った男子生徒がいました。

 

現在高校三年生で野球部に所属している生徒です。彼は以前、文理選択において、部の練習のことを考え補習の少ない文系を選択してしまったのですが、いざ自分の進路に直面してからそのことを非常に後悔しているとのことでした。当然ですが進路は自分だけのもの。仲間と連れ立ってという訳にはいきません。

 

だから、建築を意識し始めてからは数学や理系科目もしっかりと取り組むことにして、部活だけでなく勉強も頑張る日々を送っているとのことでした。受けている教科を指折り説明してくれながら、ここからなんとかやってやるといった意志がその目に表れていて、相談も熱くなりました。もし私立文系の三年生なら、2教科だけなんて子もいますしね。

 

そして大学をどこにするかの話になり、希望はあるのか聞いてみると、北陸の国立大学を目指すとのこと。理由を聞くと、高校が東部だから東京に出る友人が多いのだけど、今度は人と違う道を歩みたいとのこと。

 

うん。いいね。

 

静岡とは気候も違うし建築の見方も変わると思うけど、いい選択だと思いました。何より、自分くらいは人と違う道を進んでもいいんじゃないかという感覚は、私も高校生の時に抱いていたので共感しました。きっと仕事でも役立つでしょう。

 

彼のような生徒もいれば、高校受験で失敗して大学で進路を修正したい生徒もいる。就職にあたり建築界の話を聞きたい生徒もいれば、他の職業にも興味を持っている生徒もいる。

 

みんな、自分なりに一生懸命です。

 

こういうふうに相談し、考えられる環境は私達の頃は無かったので、私も相談を受けながらいろいろな思いで見つめてしまいます。一生懸命な生徒には一生懸命対応したくなりますし、勘違いしている生徒には社会人講師として「社会の気持ち」を教えるために厳しく接するようにしています。

もちろんあとでどっと疲れますが(笑)。

 

高校生のみなさん、頑張って良い人生を切り開いて下さい。

応援しています。

 

 

2017年

6月

14日

紙コップタワーをつくろう!@静岡聖母幼稚園さくら組レポート

静岡聖母幼稚園への特別出張講座も二日目となりました。本日はさくら組さんです。子ども達は待ちきれないのか準備をしているとドアからこっそり覗いていたりして。わかったよ(笑)

定刻になり、園長先生からご紹介頂きご挨拶。子ども達の目はランランです。今日の流れを簡単に説明させていただいた後は、早速建築レクチャーへと進みます。

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2017年

6月

14日

紙コップタワーをつくろう!@静岡聖母幼稚園すみれ組レポート

6月1日、6月12日と静岡市葵区の静岡聖母幼稚園にて「紙コップタワーをつくろう!」の特別出張講座を行ってまいりました。年長さんのすみれ組(1日)、さくら組(12日)のお友達との取り組みをレポートさせていただきます。最初はすみれ組さんのレポートです。

 

まずは建築レクチャーからスタートですが、静岡こども建築塾は、本来小学生以上向けのプログラム。年齢の低い子どもに伝わりやすくするために、事前に自分なりに準備をしてみました。この幼稚園はカトリックの園なので、親しみがわくように世界のカトリック教会の建築なども紹介しながら取り組みの背景を伝えていきます。

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2017年

6月

09日

ねむの木にて

JIA日本建築家協会東海支部の会議があり、掛川のねむの木学園に行ってまいりました。

写真はねむの木こども美術館「緑の中」。山際の緑に囲まれた土地に建っています。坂茂さんが設計したこの建物には照明がありません。トップライトから明かりをとり、自然光だけで絵を鑑賞できるつくりになっています。ワンルーム、四方ガラス張り、設備・トイレコアが挿入され、梁はハニカムの紙で出来ています。ジョイント部がスチールであったり、耐火塗料で塗られているため一見しただけでは分かりませんが、実験的な構成です。

 

その後、ねむの木学園のホールで宮城まり子さんからお話を聞き、生徒たちから歌のプレゼントをいただきました。得難い経験になりました。ありがとうございました。

 

 

 

2017年

5月

25日

新茶ができました

こんにちは農業デザイン部です。

先日摘んだ新茶ができました。スッキリとした水色に上品なコク。市場には出回らない限定製品です。緑茶で有名な朝比奈地区の中でも上流の小園の茶畑で採れた希少種。

80g/1080円です。一度沸かした低温のお湯(70℃)でじっくり(3分)抽出し、静かに最後まで注ぎ切ってお飲み下さい。8gで4杯/煎、二煎目も美味しく召し上がれます。ナッツやドライフルーツとも好相性です。興味のある方はお早めにお問い合わせ下さい。なお数量限定ですので品切れの際はご容赦下さい。

 

 

2017年

5月

21日

静岡こども建築塾@静岡聖母幼稚園予告

こんにちは静岡こども建築塾です。

静岡市葵区の静岡聖母幼稚園様より依頼があり、来月「紙コップタワーをつくろう!」の特別出張講座を行います。通常は小学生以上のプログラムなのですが、今回は幼稚園年長さんが対象。幼稚園から小学校までの途切れのない一体的な教育を目指す社会背景のもと、この年代にとってどんな切り口にしてあげたらいいか考えています。当日のライブ感を大切に、楽しみたいと思います。

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2017年

5月

14日

運動会

本日は息子の運動会でした。今年も3組なので黄組です。

応援合戦では最高のパフォーマンス。「我こそはサンシャイン黄組~!」や、ウルトラソウルにソーラン節、上級生の指揮のもと大きな声で躍動感ある姿を見せてくれました。

息子の4年3組はというと、普段ケンカや揉め事の話ばかり聞いていたけど、何の何の、いいクラスじゃないですか。周りを鼓舞して一番賑やかに盛り上げ続けていました。

息子の走るフォームも取り組みも、ずっっっと進歩していたので(笑)、お父さんはちょっと安心しました。このクラスでみんなといろんなことに取り組んで、もっともっと化けていって下さい。期待しています!

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2017年

5月

08日

お茶刈り

こんにちは農業デザイン部です。今この記事を書いている両腕はブルブルです。

それはなぜかといいますと、上の写真。何だかわかりますか?

そう、お茶です。新茶です。ここ静岡は現在新茶の季節真っ最中。URAYAMA FARMも例外ではありません。ユリノキのそばで、すくすくと育った茶葉達が「刈ってくりょ~」と言っています。

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2017年

5月

03日

URAYAMA LEMON

こんにちは農業デザイン部です。最近好天なので少し集中しています。さて本日は車に乗ること2時間。苗木を見にやって参りました。様々な樹種の苗木が広い敷地に並んでいます。老若男女おりますが、それにしても皆さんお顔が穏やかです。緑は心を癒やしますね。

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2017年

5月

01日

土をつくる

こんにちは農業デザイン部です。

本日は先日買っておいた腐葉土を畑に撒きにやってきました。野菜づくりは土作りからということで、固くなった土を耕しそこに腐葉土を撒き柔らかく耕すことしばし。

う~ん、なんか足りない気がする・・・。

そうだ!と振り返れば、そこには新茶が出始めた茶の木が。

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2017年

4月

27日

ハーブの園

こんにちは農業デザイン部です。

URAYAMA FARMはハーブの園でもあります(ささやかですが)。本日は今咲いているハーブを紹介します。まず上の写真はカモミール。気持ちをリラックスさせる効果があり、お茶にして飲むことで有名ですね。可愛らしい白い花が咲くので優しい気持ちになるハーブです。

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2017年

4月

11日

設計事務所とは

「設計事務所ってどういう立場で仕事をするんですか?」

 

そう聞かれることがあります。

 

「何となくは分かるけど、施工会社(建設会社や工務店等)に全部任せるのとどう違うの?」

 

感性の話とは別に、そこの所がイマイチ分からない。

そう思っている人は多いのではないでしょうか。

 

そこで、建築士、設計事務所、施工会社という言葉を使い、法制度と設計事務所のスタンスや業務の在り方について説明させていただきます。

 

まず建築士とは、建築士の免許を受け、その名称を用いて設計、工事監理等の業務を行う者をいいます。ここでいう「設計」とは、建築士の責任において建築工事実施のために必要な設計図書を作成することを。「監理」とは建築士の責任において工事を設計図書と照合し、それが設計図書のとおりに実施されているか否かを確認することをいいます。設計をした本人が、ちゃんと自分の目で確認するのがベストです。

 

現在日本では、建築士の免許を持つ人間が設計事務所、施工会社、行政、企業等の様々な場所で働いていますが、設計・監理を報酬を得て業として行うのであれば、建築士事務所登録を行わなければなりません。当事務所の例で言えば、代表が一級建築士の免許を持ち、管理建築士として登録されている一級建築士事務所です。

 

「じゃあ、施工会社でも建築士がいて建築士事務所登録をしてあれば設計・監理ができるんだよね。現場監督だっているし、ちゃんと見てくれてるんじゃないの?」

 

もちろん、しっかりとしたところはしっかりとやってくれます。

 

しかし現場監督が行うのは「管理」のことで、材料発注や下請けとの工程調整、安全対策といった工事をする上でのマネジメントに関することです。設計図書との照合を意味する「監理」とは、意味も字も異なります。

 

さらに会社にとって施工が収益の大きな柱となる以上、その組織に属する建築士が会社の利益や制約から離れて、自由に設計・監理を行うことは難しいのが実情です。社会で問題となる建築トラブルの多くは、業務に対し適切なスタンスがとれていないことが起因しています。

 

~依頼主にとって、建築は大切な財産です~

 

設計事務所とは、施工会社とは離れた独立した立場で、設計・監理を専業で行う存在です。

 

さらに言えば、依頼主側の立場で業務を行うパートナーとしての存在です。

 

依頼主と共につくりあげた計画を、最後までブレること無く、依頼主のために実現します。

 

設計事務所が業務を行い設計・監理と施工が分離されることにより、設計の自由度は元より、工事監理においても設計図書との照合の質、客観性が保証され、適正な品質確保につながります。

 

「緊張感のある関係の中で施工会社と協力し、最良の建築を生み出していく

 

そういう仕事をするのが八木紀彰建築設計事務所です。

 

 

 

2017年

4月

10日

熱海リフレッシュセミナー掲載記事

今月のARCHITECTが届きました。

 

これは日本建築家協会東海支部が発行している冊子で、会員や建築関係機関に毎月届けているものですが、私も時々執筆を依頼され記事が掲載されます。一般の方には届きにくいかもしれませんが、所属する建築家達の研修や交流、自己研鑽の発表媒体として活用されています。

 

今回の4月号には、先月私が参加した熱海リフレッシュセミナーの記事が掲載されました。3日間ありましたので3人で執筆し、私は3日目を担当しました。下に記事データを添付しましたので御覧いただけると幸いです。

 

毎回冊子が届いて記事を読むと、皆さんの文章の個性を感じます。私個人としてはなるべく素直に、分かりやすい文章を書くことを心掛けています。周りはみんな専門家ですしね、肩肘張らずに心のままにということで。

2017熱海リフレッシュセミナー記事.pdf
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2017年

4月

05日

信州の旅3

二日目は生憎の天気でした。標高の高い宿の周りは雪景色。ギョッとして早く下りねばと長野市に近づいてくるに従い雨に変わりました。

さて、本日のお目当ては長野市にある長野県信濃美術館と善光寺です。この街の様子を見るのは初めてなので楽しみにしていました。

信濃美術館は建築家の林昌二氏が設計されましたが現在は老朽化で建て替えが計画されています。確かに中の状況を見ると、増改築がなされ使われ方もだいぶ変化したのか、あまり空間の良さを活かせていない様子でした。

なので連結されている東山魁夷館のほうへ。こちらの設計は美術館建築のマエストロ、谷口吉生氏。曲線を使わずに直線のみで豊かな空間を創り上げる手腕には定評があります。

東山魁夷の絵は昔から好きで今回の旅行の大きな目的の一つでした。彼の作品は風景画ですが、まず対象を見てスケッチをし、それを下絵にして自らの表現に昇華させる過程、その熱量が良く分かりました。対象を見つめる眼差し、それを包み込む世界観から、素直な感受性の持ち主であることが伝わりました。

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2017年

4月

04日

藤枝で建築作品の撮影

今日はとてもいい天気だったので、改めて、以前つくった建築の写真撮影を藤枝でしてきました。蓮華寺池公園のすぐ近くにある藤枝小学校屋内運動場です。私の最初の仕事でもあります。

建物の入口には大庇がかかり、校舎から屋内運動場をつなぐ内部動線と、手前の駐車場から運動場に至る外部動線が、半円形の屋根がかかった広場のような渡り廊下で交わり、ゆったりと動線処理される構成になっています。

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2017年

4月

03日

信州の旅2

小布施にやって参りました。私が最初に勤めた設計事務所では、地域の修景計画のようなこともやっており、そこで所長が小布施の修景計画のことを話していました。以来ずっと気にかけていながら、今回の旅でやっと来ることができました。もうあれから10年です。

 

小布施は決して大きな街ではありませんが、北信地方に位置し、栗と北斎で有名です。

建築家の宮本忠長氏が長く修景計画にたずさわり、まちづくりに尽力されました。

「ソトはミンナのモノ。ウチはジブン達のモノ」という考えのもと、自発的に公益性を共有するまちづくりを目指し、建物の間に通り抜けられる小径が巡らされています。

 

地域住民の理解の賜物ですが、まずは自分達の生活が基本とし、その上で外来者(観光)との交流を図る仕組みになっています。どうぞご自由にお通り抜け下さいと看板も。

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2017年

3月

30日

信州の旅1

先週末信州に行ってきました。

 

信州・・・。

この響きに軽い緊張感を覚える静岡人は私だけではないでしょう。温暖な静岡とは空気のしまりが全く違うこの地では山が近く、雪を被ったその山塊の迫力といったら太平洋側には比べられるものがありません。富士山とも違います。左は途中で撮った八ヶ岳ですが、ここまでくると近づいてきたなと感じます。気温も静岡より15度近く低いです。

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2017年

3月

30日

ラディッシュ発芽しました

ラディッシュ(フレンチブレックファストというネーミングの種)が発芽しました!

隣の人参もち~っちゃな芽がチラホラ出ていました。人参はもともと発芽がゆっくりみたいです。

本葉が2まいずつになったら間引きする予定です。

5月には試食できるかな。

 

(農業デザイン部)

 

2017年

3月

17日

雑誌スポンサー広告

うちの事務所は大規模にテレビCMを流したり、新聞広告をうったりできるわけではありませんが、ささやかながら広告も行っています。それは静岡市立図書館の雑誌スポンサー広告。

こちらで年間を通して指定の雑誌を購入する代わりに、雑誌の表紙と裏表紙と書架に広告を掲示できるというものです。雑誌の選定については、妻からの強い指示があり、中央図書館はVERY、御幸町図書館はSTORYです。「え~、建築雑誌とかじゃなくていいの~?」と半信半疑でしたが、意外と「見たよ~」「こんなのもやってるんだね~」と声をかけられることもあり、続けています。

 

で、今日はと言うと、先日事務所が引っ越しをしたので、広告に記載してある住所を変えなければいけないということで、デザインを少しやり直しました。それを先程出してきて市の担当者とも話をしましたが、まあ大きく変わったわけではないので広告審査会にかけるまでもないかと思いますが、よければそのまま採用して、何かあれば調整ということで。

 

皆さんも図書館に足を運んだ際には、雑誌コーナーをチラッと見ていただけたら幸いです。

どうぞよろしくお願いします。

 

 

 

2017年

3月

13日

農業デザイン部、始めます

農業デザイン部、始めます。

スタートとして、本日は種まきです。

 

と、その前に、なんでこんなことをやるのかを説明します。

正直に言えば、家の事情です(笑)

 

私は藤枝市に生まれ、実家には農地として田んぼや畑、山があります。父はサラリーマンでしたが、朝や夜、休日等の時間をやりくりしながらそれを維持してきました。

 

私には姉と妹がいますが、両方共ずっと他県で生活をしており、将来的にも帰ってくることはないでしょう。最近は親も年を取ってきており、手をかけるのが難しくなっています。

 

妻は隣の岡部町(現在は藤枝市)に生まれ、同じような状況ですが、こちらはそもそも林業家でして、それをどうしていくかという課題もあります。

 

そして先日私は40歳になりました。

 

分かっちゃいるけど遠慮半分、横目で見ていた時代も終わり、そろそろ何かやらなければ…と。

もちろんいきなり大きなことができるわけではありませんが、小さなことから私達なりに、デザインの力で新しい展開に導いていければいいなと思います。ここでいうデザインとは事業の仕組みづくりの意味も含めて考えています。

 

建築とは人が生きる環境を構築していくこと。衣食住(ライフスタイル)をトータルで考え提案をしていくには、いい機会かもしれません。柔軟に楽しんでやっていきたいと思います。

 

さて本日は畝を作り、パープルキャロット、イエローキャロット、ラディッシュの種を撒いてみました。お皿の上で彩りよく提供される姿を想像しながら、とりあえずできたら試食だねと。

 

花粉に目と鼻をやられながら、作業着を着込み、長靴を履いて作業すること2時間。いい気分転換にもなりました。畝って建築でいう盛土の柔らかいバージョンだなとか思いながら(笑)

 

きっと私達と似たような状況の人たちが、現在の日本には沢山いると思いますが、日本という国の行末を広い視野で眺めてみれば、社会の各事業をリデザインするチャンスなのでしょう。

 

まずは芽が出てくれることを祈ります。

 

 

 

2017年

3月

09日

JIAリフレッシュセミナー

3月5日から3月7日にかけて、熱海で開かれたJIAのリフレッシュセミナーに参加してきました。日本各地から集まった建築家たちが研修やセッションを通して研鑽を積みました。

 

前半は「建築の拡張」をテーマに、職能の拡張として不動産、編集、コンサルタントも手がける建築家が講師としてレクチャーを行い、皆でセッションをしました。その中で印象的だったのが、沖縄の建築家の方の言葉ですが、自分が好きなことだけをして共感してくれる人が増えるのであれば、それは社会貢献になりうるということでした。お互いいろいろ話したのですが、やはり人を変えるより自分がやることで人に示して追いかけてもらったほうがいい。社会に対していいこと、役に立つことをしているからこそ、そこにお金が集まる。そういった事業の場づくりを、広い視野で取り組んでいきたいと思いました。

 

後半は「建築の深化」をテーマに、木構造のフロントランナーである構造家のセミナーを行いました。さらに建築家と構造家のコラボレーションとして、グループごとに分かれて、敷地内にカフェレストランも計画しました。お互いの力量に刺激を受けながら非常にエキサイティングな即日(2時間)設計でした。工法や構造計画の力でドラスティックに建築が変わっていくことを再認識し、今後の自分への糧となりました。いい仲間たちとも巡り会え、この機会を頂きましたことに改めてお礼申し上げます。ありがとうございました。

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2017年

3月

07日

最後の卒業式

本日はデザイン学校の卒業式でした。今年を最後に科がなくなるので本当に最後の卒業式。卒業生は8人でした。この学校から依頼されたのが5年前。増えた年も減った年もありましたが、最後まで依頼をやり通すことができよかったです。淋しくもありますが自分としては満足もしています。

 

そして最後に卒業生が寄せ書きをくれました。思えば初めてのような気もします。とても嬉しかったです。自分がどれほどの役に立っているのか、実務と違いわかりづらいのが教える仕事。読んでみると、大変だったけどちゃんと向き合っていてくれたことが分かりました。

 

ひとりひとりの発表の姿、制作中に悩む姿、早弁している姿(笑)を思い出します。

お互い切磋琢磨しながらよく笑い、よくツッコミ、よく褒めて頑張ったね。

 

みんな本当にいい人間だから、そういう人達が、人が生きる環境をつくっていってくれることに喜びを感じます。

 

謝恩会の後の二次会で話してみると、実はこのブログも読んでいてくれたとのこと。

 

ありがとう。

 

先生も悩みながら向き合ってきたのが本当のところです。

成長させてもらいました。

 

これからの君たちの未来を応援しているよ!

頑張れよ!!

 

 

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2017年

3月

03日

トップページ写真

ここ数日ずっと気にかけていたこと。それは富士山が見える状況で静岡の街を撮りたいなということ。春霞でしょうか、近ごろは空が白くなったり雲が多かったりと、なかなか富士山が綺麗に見えません。まあ、あそこは標高が高いのであたり前かもしれませんが。

 

しかし今朝は珍しくきれいに見えていたので急いで出動!

だんだん広がる雲を心配しつつも、なんとか街の風景を納めることができました。

 

手前には駿府城公園があり、左は新東名の橋脚、右は清水の方に伸びる街並み。

遠目に見えるは富士山です。ここが、今私がいる静岡の街です。

 

いろいろな生活があり、いろいろな人生があるんだろうなと思いを馳せます。

建築も同じ。どんなふうに使ってもらってどんなふうに喜んでもらえるか。

いつも人の姿を考えています。

 

今日は3月3日の私の誕生日。

40歳になりました。

 

ケーキやら御馳走やら、息子自身が食べたくて朝から気にしているようです(笑)

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2017年

2月

23日

「紙コップタワーでまちをつくろう!」レポート

2月18日、静岡県教育会館で「紙コップタワーでまちをつくろう!」のワークショップを開催しました。定員40名はおかげさまで満員御礼、若干オーバー。西部地域や東部地域からも申し込み参加をいただきました。認知の輪が広がり、遠方からでも活動に賛同して来て下さることに感謝しております。

会場となる4階は、ほぼ貸し切り状態でラウンジもあり、自由に寛げるのが魅力です。

屋上庭園もあるので気分転換もできますしね。早めに会場入りして準備を進め、いざ開催!

 

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2017年

2月

21日

本日の静岡新聞

2月21日の静岡新聞18面地域欄(静岡・志太榛原)に2月18日に行った「紙コップタワーでまちをつくろう!」の記事が掲載されました。

建築教育の普及に対する御理解が広がりましたことを、改めまして皆様に感謝申し上げます。

2017年

2月

17日

静岡こども建築塾より

2月に入り事務所の決算を終え、2月18日のワークショップの準備に駆け足の日々を過ごしていたら、あっという間に前日となりました。

だんだん遠方からの参加者も増え、活動への御理解の輪が広がっていることを実感し、ありがたく思っています。

また、いろいろな方面からのお問い合わせもいただいております。

うちはただのお楽しみイベントではなく、建築教育としてやっているので、その点だけ御理解いただきたいのですが、今後良き御縁につながればと思います。

事務局の方が静岡こども建築塾のフェイスブックを立ち上げました。よろしければ御覧下さい。facebook@shizuoka.kodomo.kenchikujyuku

 

 

2017年

1月

31日

岡山の旅5

旅の最後は倉敷にやってきました。ここから大学の先輩であるタカさんと合流です。駅の南口を出て美観地区へ。大通りは冷たい風が吹いていましたが、ここにくると少し穏やかになった気がします。徒歩10分くらいの距離でしょうか。高い建物はありません。ここを訪れるのは20年ぶりです。

お昼御飯を食べようと二人でお店を探しながら裏通りに来たつもりがこちらもたくさんの人が行き交っています。商店街から続く通りだからでしょうか。美観地区と言っても、ただ保存されているのではなく、美観を保ちながら経済活動を行っている地域ということで、若い方も多くお店の新陳代謝も活発そうです。

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2017年

1月

27日

卒業設計審査会

今日は教えている専門学校での卒業設計の審査会に出席しました。

5年間教えましたが、これで行くのは本当に最後です。

 

生徒たちは浜松市のあるエリアの中から自分で場所を探しそのコミュニティーに新しい提案をしました。

卒業旅行にフィンランドに行ってきたようで、その経験を活かしての計画で、全員商業施設でした。

 

よく考えた子、足りない子、拘った子、いろいろでした。

 

審査に臨む前は今年はあまり言わないようにしようかな~、なんて思っていたけど、いざ始まれば黙っていられるわけもなくガンガンに言っている自分がいました。

 

それが何だか懐かしいような、楽しいような、変な意味でなく少し笑っている子がいたりメモ取っていたり、やっぱりライブっていいなあと思いました。

 

作品の発想や説明の仕方などもあるけれど、本当に私が確認したかったのはしっかりと図面の作法に則って書けているかどうか。寸法や文字の表現、第三者に伝わりやすい図面になっているか、利用者が使いやすいように配慮しているかという基本的なこと。勉強してきたことがきちっと身についているかどうか。

 

学生らしく伸び伸びとした空間構成に挑んで欲しいというのも願いでした。その情熱も見たかった。

 

結果はどうだろう・・・今までやってきた中で見た力量通りだったかな。やっぱり差はあった。

 

終わってから、学生たちが先生たちと話したいようでと言って会場に入ってきたけど、自分はあまり話しかけられませんでした。生徒たちのチラッという横目の視線だけを受けながら、まあ講評の後はいつもこんな感じだったなと思い返して。それも正直ですよね。ものをつくる人間同士、それなりにあります。

 

けどまあみんながんばった。学校生活もがんばったねと労いたい。

それぞれいい所はある。これからの未来が楽しみだ。

 

お疲れ様でした。

 

2017年

1月

26日

岡山の旅4

ふう。曇ったり晴れたり、風はちょっと冷たいです。岡山大学鹿田キャンパスの次は津島キャンパスに移動してまいりました。こちらに他の学部が集まっていますが、広!!なんか真っ平らです。

目指して来たのはJテラスカフェ(Junko Fukutake Teracce)です。Junko Fukutake Hallの翌年完成しました。設計は同じくSANNA(妹島和世+西澤立衛)。フラットな鉄板の薄い屋根を細い木立のような柱が林立して支えています。

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2017年

1月

25日

岡山の旅3

実は岡山駅について最初に向かったのがこの建物。岡山大学医学部のある鹿田キャンパスに建つJunko Fukutake Hall です。そう、岡山に本社があるベネッセの福武さんが3年前に岡山大学に寄贈したホールです。設計はSANAA(妹島和世+西澤立衛)。

岡山大学のシンボルとして地域に開かれた場になるようにと、周囲の全方位からアプローチできるようになっています。敷地の隅なのであまり効果はありませんが、すべてガラス張りで中の様子が分かるようになっています。

 

合理的で寛容でボーダレスな出会いの場。
自由で愉快でコミュニケーションを誘発する場。
セレンディピティを生み出す場。

 

壁の銘板に刻まれた福武純子さん(福武總一郎氏の実妹)の願いです。

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2017年

1月

24日

岡山の旅2

朝一で訪れた岡山県庁舎。建築家・前川國男の設計です。若き日にフランスに渡りパリでル・コルビュジェに師事した前川さん。このサッシとアルミパネルで構成されたカーテンウォールの水平性と足元のピロティを見ていると、なんとなくサヴォア邸を思い出します。が、凄い迫力とオーラ。これが1957年の作品とは。

この足元のエントランス空間、とても居心地がいいです。日曜の朝なので誰もいませんが、コンクリートの列柱の力強さ、リズム。前後が開放されているのでとても明るい空間です。

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2017年

1月

23日

岡山の旅1

週末に所要で岡山に行ってきました。

岡山。兵庫の西、広島の東です。新幹線で播州の山の中を抜けて行くと忽然と平野が広がり、大きな街が出現します。中四国地方の中心的位置で交通アクセスも発達しています。晴れのくにです。

写真は岡山城を後楽園にかかる月見橋から見たところ。宇喜多直家、秀家が築いた烏城とも呼ばれています。豊臣秀吉に厚遇され毛利攻めでは重要な役割を果たしていますが、あの本能寺の変の前夜、秀吉ってこんなに西の方にいたのかと驚きました。実際に陸路で行ってみるとひとしおです。

この城の石垣を見て驚いたんですが、野面積みなんですね。大きさの異なる自然石を加工せず組み合わせながら積んでいます。

なかなかの高さ、堂々たるものです。宇喜多家、池田家と改修を重ね明治の世を迎えたようですが、街の建物に囲まれた城と違い、こうして川(旭川)を背後に備えた軍事要塞もなかなか風情があっていいですね。ただこの川の曲がり、かなり急です。秀家が強引に流れを変えたため、度々洪水が起こったとか。そのため放水路をつくって城下町を守ったり、後の人は苦労したようです。

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2017年

1月

14日

「紙コップタワーでまちをつくろう!」を開催します!

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2017年

1月

05日

謹賀新年

あけましておめでとうございます。

今年もよろしくお願いします。

 

元旦の朝、静岡の大浜海岸で息子のカブスカウトの集まりがあり、個人的には20年振りに初日の出を見てきました。

日の出は7時前くらいだったでしょうか。たくさんの人が来てました。それまでは浜辺で焚き火をしたり誰かが太鼓を叩いていたり。寒いながらにそういう時間もいいものです。

想像よりとても立派な朝日に感動しました。

今年の正月はバタバタと動かなかったので(例年はずっと動いていてゼハゼハですが)、家族だけでのんびりしたように思います。書き初めの練習をしたり、自転車の練習をしたり、年賀状を買いたり。

これでいいんですね~、本来。

いままで気を使いすぎていたような気がします。

これからは程々に横着しながらやりますかという感じです。

休みの最後に妹から子供達にスペイン土産をもらいました。バルセロナといえばガウディ。

可愛い置物に子どもより父が喜んでいます。

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